お電話
03-6300-0763
10:00~21:00(完全予約制)
2016.03.06
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
これまでのお話・・・
補瀉 1 補瀉の定義と『黄帝内経素問』離合真邪論(27)の補法
補瀉 2 『黄帝内経素問』調経論(62)の補法
補瀉 3 『黄帝内経霊枢』終始萹(9)の補法
補瀉 4 『黄帝内経霊枢』官能萹(7)の補法
補瀉 5 『黄帝内経霊枢』邪客萹(71)の補法
補瀉 6 『黄帝内経霊枢』小鍼解篇(3)の補法
補瀉 7 『黄帝内経霊枢』邪気蔵府病形篇(4)の補法
補瀉 8 『黄帝内経素問』刺志論(53)の補法
補瀉 9 『黄帝内経霊枢』終始萹(9)の瀉法
補瀉 10 『黄帝内経霊枢』小鍼解萹(3)の瀉法
補瀉 11 『黄帝内経素問』八正神明論(26)の瀉法
補瀉 12 『黄帝内経素問』調経論(62)の瀉法
補瀉 13 『黄帝内経素問』刺志論(53)の瀉法
補瀉 14 『黄帝内経素問』離合真邪論(27)の瀉法
補瀉 15 『黄帝内経』の補法まとめ
補瀉 16 『黄帝内経』の瀉法まとめ
補瀉 17 『難経』71難における補瀉
補瀉 18 『難経』76難における補瀉
補瀉 19 『難経』76難における補瀉の続き
補瀉 20 『難経』78難における補瀉
補瀉 21 『難経』79難における補瀉
補瀉 22 『難経』における補瀉まとめ
補瀉 23 孫思邈(そんしばく 541~682)の『備急千金要方』『千金翼方』の補瀉 参照
では続きいきます!!
◆金代、何若愚 撰『子午流注鍼経』における補瀉
この本については、実は以前チョコッと紹介したことがあります。
鍼灸時間治療学 参照
ここに面白いことが書いてあります。
「時間によって、ツボが開いたり閉じたりします。だから補瀉する時は、ツボが開いてる時にしなさい。」
と。
これ確かに面白いのですが、ちょっと現場では使いにくい理論かな、と思っています。
この理論について、僕はそこまで真剣に検証したこともないのですが、真剣に検証したことがあるという先輩が、イマイチだった、と言っていましたし。。。
これだと、使いたいツボが開いてる時間にしか、治療の予約をとれませんしね。。。(笑)
また、面白い記載としては、
「鍼する時は、鍼を口に鍼を含んで温めてから打ちなさい。」
とあります。
まあ、今では衛生面の観点からしてもあり得ないことですが、確かに、冷たい鍼を刺すよりも、人肌に温めた鍼を打った方が、
気はよく動くように思いますね。
また、
「気の動きをよく理解して、キチッと間違いなくツボをとって鍼すれば、補瀉は宜しきにしたがう。」
と、僕の大好きな記載があります。
これは非常に重要です。
ここまで、何度も書いていますが、補瀉するには様々な技術もあるのですが、要は正気と邪気を噛み分けて、キッチリ取穴して、
綺麗に刺鍼すれば、生体側は常に治ろうとしているわけですから、特に何もせんでも、結果的に補瀉は正確になされるのです。
ここは、北辰会の考え方も同じです。
この補瀉シリーズの、最終的な結論にも連なる部分だと思います。
また、妊婦さんに対する堕胎の鍼として、
「合谷を補法して、三陰交を瀉法する。」
という配穴パターンを記載しています。
(現代では鍼灸院が堕胎の相談を受けることはまずありませんがね。)
また、
「男は左を瀉法、右を補法し、女は左を補法、右を瀉法する。」
とも述べ、陽である左、陰である右、という風に、補瀉を分ける方法を提示していますが、これはちょっと言い過ぎじゃないかな、と思います。
ただ、左右の問題は、以前にも触れている通り、重要な問題です。
「左肝右肺」に関して 参照
また面白いことに、「深浅の補瀉」のことを「迎随の補瀉」と言ったりもしています。
やはり”迎隨”という言葉の意味が広いということを教えてくれています。
このように、『子午流注鍼経』は、これまでと違う、様々な視点や考え方を提示してくれたと思います。
形式論理的な補瀉法を述べつつも、
「正邪を噛み分け、キチッと取穴できれば、結果的に正確な補瀉がなされる。」
という記載があるところに、僕なんかはシビレますね。
続く
読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!
2012.07.08
2016.05.09
2016.04.12
2016.04.28
2015.06.04
2012.12.23
2014.02.17
2014.04.26
2024.11.07
2024年10月の活動記録2024.11.01
2024年 11月の診療日時2024.10.10
清明院15周年!!!2024.10.09
2024年9月の活動記録2024.10.01
2024年 10月の診療日時2024.09.19
2024年8月の活動記録2024.09.01
2024年 9月の診療日時2024.08.03
2024年7月の活動記録2024.08.01
2024年 8月の診療日時2024.07.10
患者さんの声(70代女性 目の痛み、不安感)2024.07.05
2024年6月の活動記録2024.07.01
2024年 7月の診療日時2024.06.05
2024年5月の活動記録2024.06.01
2024年 6月の診療日時2024.05.10
2024年4月の活動記録2024.05.01
2024年 5月の診療日時2024.04.13
(一社)北辰会、組織再編。2024.04.02
2024年3月の活動記録2024.04.01
2024年 4月の診療日時2024.03.14
2024年2月の活動記録2024.03.01
2024年 3月の診療日時2024.02.15
2.17(土)ドクターズプライムアカデミアで喋ります!2024.02.04
3.10(日)(公社)群馬県鍼灸師会で講演します!2024.02.03
3.3(日)「浅川ゼミ会」にて講演します!2024.02.02
2024年1月の活動記録2024.02.01
2.25(日)順天堂東医研、第5回特別公開シンポジウム「日本とインドの伝統医学」に登壇します!!2024.02.01
2024年 2月の診療日時2024.01.11
2023年、9月~年末の活動一覧2024.01.05
診療再開!!2024.01.01
2024年 1月の診療日時2023.12.30
2023年、鍼療納め!!2023.12.21
(一社)北辰会、冬季研修会のお知らせ2023.12.01
2023年 12月の診療日時2023.11.26
患者さんの声(60代女性 背部、頚部の痒み、首肩凝り、高血圧、夜間尿)2023.11.25
患者さんの声(70代女性 耳鳴、頭鳴、頭重感、腰下肢痛、倦怠感)2023.11.22
12.3(日)市民公開講座、申し込み締め切り迫る!!2023.11.21
今週からの講演スケジュール2023.11.16
日本東方医学会学術大会、申し込み締め切り迫る!!2023.11.01
2023年 11月の診療日時2023.10.10
清明院14周年!!2023.10.04
12.3(日)市民公開講座やります!!2023.10.01
2023年 10月の診療日時2023.09.23
第41回、日本東方医学会学術大会のお知らせ2023.09.22
第55回、順天堂東医研に参加してきました!2023.09.21
第27回、日本病院総合診療医学会で発表してきました!!2023.09.20
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.09.01
2023年 9月の診療日時2023.08.18
第54回、順天堂東医研で喋ってきました!2023.08.17
順天堂東医研の学生さんと、「森のくすり塾」へ。2023.08.16
診療再開!!