東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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補瀉 4

2016.02.10

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これまでのお話・・・

 

補瀉 1

補瀉 2

補瀉 3 参照

 

 

では続きいきます!!

 

 

◆『黄帝内経霊枢』官鍼篇(7)における補法”らしき”記載

 

 

ここには、様々な種類の鍼を使った、実に様々な刺し方が書かれているのですが、その中に、

 

「脈之所居、深不見者、刺之微内鍼而久留之、以致其空脈気也。脈浅者勿刺。按絶其脈、乃刺之。無令精出。独出其邪気耳。」

 

とあります。

 

 

訳しますと、

 

「脈が深くて見えないものは、微かに鍼を入れて置鍼し、気を浮上させます。肉眼で皮膚に見えている血管部分には刺してはいけません。

 

指すなら指で押さえて血管をよけてから刺すべきです。出血させず、精を漏らさないように、邪気のみを排出させるべきです。」

 

となります。

 

 

浅く打って、沈んだ正気を浮上させる、結果的にスムーズに気を動かす。

 

 

血脈がある部分には、出血させないように上手に正気を集め、邪気のみを散らす。

 

 

正気を上手に集める、結果的に邪気が散る、これが補法です。

 

 

 

続く

 

 

 

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