東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「三陰三陽」という考え方 8

2015.11.29

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これまでのお話

 

 

「三陰三陽」という考え方 1

「三陰三陽」という考え方 2

「三陰三陽」という考え方 3

「三陰三陽」という考え方 4

「三陰三陽」という考え方 5

「三陰三陽」という考え方 6    参照

 

 

では、続きいきまーす!!

 

 

◆その他の三陰三陽経の働き

 

 

東洋医学のバイブル、『黄帝内経』には、他にも三陰三陽についての記載があります。

 

 

『黄帝内経素問』陰陽類論(79)では、

 

・太陽経を「三陽」と呼び、「経」と称し、人体の後面、体表にあり、「父」の様に優れて尊い、とし、

 

・陽明経を「二陽」と呼び、「維」と称し、人体の前面、体内にあり、「衛」という、とし、

 

(ここでの「衛」は外側ではなく”内側を”守る、という意味だと思っています。by竹下)

 

・少陽経を「一陽」と呼び、「游部(ゆうぶ)」と称し、人体の前後内外を動く存在とし、「紀」と言って”綱紀(規律の意味)”の様に重要なものだ、

 

としています。

 

 

また、

 

・太陰経を「三陰」と呼び、六経の主であり、「母」の様に他の五経を育み養うとし、

 

・少陰経を「二陰」と呼び、肺と膀胱に通じ、「雌」のように背後で援助する、とし、

 

・厥陰経を「一陰」と呼び、「独使」と言って陰陽の間を通行する存在としています。

 

 

ここまでをまとめると、

 

太陽経→三陽、経、父     太陰経→三陰、母

陽明経→二陽、維、衛     少陰経→二陰、雌

少陽経→一陽、游部、紀    厥陰経→一陰、独使

 

となりまして、ここでは、一陰の厥陰経を「独使」と呼んで、陰陽の間を動く存在、と定義づけたところが興味深いですね。

 

 

ここまでの理解では、開闔枢理論で言えば少陰経が「枢」皮部論で言っても少陰経は「枢儒」ですから、三陰経の中で陰陽を調整するのは少陰経だと思っていましたが、

 

開闔枢理論では「闔」であり、皮部論では陰の極みで「害肩」である厥陰経が「独使」と呼ばれ、陰陽の間を動くとは、なかなか意味が深いように思いますね。

 

 

 

続く

 

 

 

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