東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「ザルみたいな手」

2015.02.22

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こないだ、とある先生と話していて出てきた、この言葉。。。


実に厳しい例えで、非常に印象に残った。


我々鍼灸師は、治療に必要な情報のほとんどを、その「手」から得る。


西洋医学の医師のように、検査数値や画像から得る訳ではない。


そして、「手」で鍼や灸を使って、気の調整を行う。


だから、治療に入る前の「手」のセッティングに注意を払うことが出来ない鍼灸師は、もうすでに”終わって”いると言っていいと思う。

(厳しいようだけど、実際にそうです。)





これまで、色々な手を見てきた。


繊細な手。


ガサツな手。


硬い手。


汗ばんだ手。


冷えた手。


優しい手。


恐い手。


ザルみたいな手。(苦笑)


我々鍼灸師は、毎日、24時間、一生、自分の「手」をせめて

”自分の中での究極”

まで高める努力をしなくてはならない。



それが出来ない、しない鍼灸師は”終わって”いる。



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