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ここ数年、僕ごとき若造が、後輩鍼灸師や学生に、鍼灸の技術を教える機会に恵まれています。


北辰会の勉強会だったり、鍼灸学校だったり、清明院のスタッフだったり・・・。


色々な人を教えていて、様々な感性、感覚、考え方、あるいは情熱に触れ、僕自身、大いに刺激になるし、得るところが大きいです。（感謝）


今後も、自分自身のためにも、機会があったら、僕でよかったらぜひ教えさせていただきたいと思っております。


・・・しかし、たまに教えていると、ムッとする時があります。


受講生が真剣さに欠ける時です。


まあ、ムッとするというか、どっちかっていうとガッカリして、悲しくなります。


僕はもともと、フザけるのは大好きの、遊び大好き人間です。


くだらない、バカみたいなこととか、正直大好き。


10代の頃とか、毎日そんなことばっかりやっていた。


（笑・・・要は、遊びに対しても真剣なんです。）


当然、仕事に関しても、常に本気で、真剣にありたいです。


まして、鍼灸は医療なんだし。


当たり前ながら、人様の健康、命を預かっている面があるんです。


本気になれないようだったら、やってても面白くないだろうと思いますし、まあ、人様の迷惑です。


患者さんはもちろん、同僚、同業者、みんなみんなに失礼だと思います。


周りが全員、不愉快。


鍼を持つからには中途半端やらないでほしい、と強く思います。


東洋医学が面白いとか、カッコいいとか、憧れる感覚っていうのも確かに大事だけど、ふざけ半分、面白半分に鍼を打たれたらたまったもんじゃない。


命に関わる。


なにも分からなかったとしても、「真剣さ」を持てているかどうか。


真剣になれるかどうか。


鍼を通じて、すべてが患者さんに伝わるもんだと思います。



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