東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「望診」について喋ってきました!!

2013.07.17

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今日も、東洋鍼灸専門学校で「望診」、特に顔面の望診について、喋ってきました!!


なぜ「望診」に関する講義をやったかというと、学生さんからリクエストがあったからです。(笑)


明るい民主主義です☆





東洋医学の診察法と言えば、

「望診(ぼうしん)」
「聞診(ぶんしん)」
「問診(もんしん)」
「切診(せっしん)」

の4つです。


この4つのことを「四診(ししん)」といい、東洋医学の診察、診断には欠かせないものです。


この中でも、「望診」は四診の筆頭とされ、これは医者の視覚を用いた診察法なんですが、

”望んで知るを神となす”(『難経 61難』より)

という言葉があるように、大変難しいけれども、名人ほど、これをたくみに使いこなす、という診察法です。


また、”望む”という字を当てているように、西洋医学の言う”視診”とは、オーバーラップする部分はあるけど、基本的な概念からして違うものであり、

 

東洋医学「固有の」診察法です。


この「望診」には、全身をまるっと診る望診から、体の各所、色々な部位(主に舌が有名)を診る望診まで、実に色々な種類があるのですが、

今日は「顔面」に特化して喋ってきました!


これは、北辰会でも大変重視するのですが、なかなか難しい。。。(苦笑)


ただ単に顔面の「色」を診るだけではなく、その”発色の度合い”から、言わば”色なき色”を診る、というのが、この診断法の重大な部分であり、

 

不可欠な要素です。


あくまでも東洋医学の診察法というのは、脈であれ舌であれ腹であれ、生命体が発する「気」の状態を観察するのが目的ですから、単純に「色」を診てるだけではダメなのです。


これがうまくなると、特に重症の患者さんの予後の判定に、大きな力を発揮します。


まあ今日は、そのエッセンスだけでも、と思い、紹介しておきました。


学生さんにとっては、あまりない経験だったと思います。


東洋医学ではこのように、あらゆる観察法を縦横無尽に使いこなして、日々やっております。



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