東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「病名を知る」ということ。

2015.03.24

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清明院にはよく、「原因不明の〇〇」という症状でお見えになる方がよくいる。


どこかが痛いとか、痺れるとか、視力や聴力の異常など、色々な感覚が障害されたり、実に様々な症状があるのだが、原因が分からない。


ただ、ここで言う原因というのは”西洋医学的な”原因のことだ。


西洋医学では、血液やら細胞診やら、あらゆる検査をして、その患者さんの症状の原因を究明する。


・・・で、その検査の結果、原因が分からない、病名が付けられない、となれば、治療のしようがない。


そうなると大概、最終的には心因性の症状、ということになり、向精神薬や安定剤の類が出てくる。


・・・で、雪ダルマ式に薬が増えていく。


一向に治らないまま。



また、仮に検査の結果、病名が分かったとしても、それを根治する方法はなく、非常に強い薬で、炎症や痛みを無理やり抑えることしかできないことも、よくある。


そうすると、症状は一定程度緩解するけど、徐々に副作用で、内臓がダメージを受けたり、もともとの症状とは違う症状に悩まされたり、する。





色々と検査している最中も、患者さんとしてはその症状はある訳なので、結果が出るまで我慢してろと言われても、そういう訳にもいかない。



そういう患者さんが、ご自分で判断し、治療に見える。


西洋医学的な検査の結果が出る前に、東洋医学の考え方では、原因も分かり、治療方法も分かり、それに基づいて治療をした結果、症状が取れていってしまうことがある。



で、その患者さんがようやく自分の病名を知った時、すでに症状は無かったりする。


むしろ、病名を聞いたとたんに落ち込んだり、あるいは、今後に関して、想定できる最悪のケースを医師に告げられ、その精神的ショックから、

 

症状が悪化することもよくある。


不快な症状が取れない不安感から、自分自身の病名を知りたい、という気持ちはよく分かるが、それでさらに悪化するようでは本末転倒だ。



たとえ、西洋医学的な病名が分からなくても、東洋医学の考え方で治療して、それで症状がとれて、元気でいられるのであれば、

 

それでいんじゃないか、という気もする。


(まーこんなことを言うと、反社会的ブログの烙印を押されるのでしょうがネ。。。)



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