東洋医学 伝統鍼灸 清明院

お電話

03-6300-0763

10:00~21:00(完全予約制)

休診日:日曜(土曜、祝日の診療は18時迄)
〒151-0053東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿601
初診・再診の御予約、予約の変更、
その他お問い合わせはこちら

「熱中症」について(その2)

2011.07.01

さて、前回までのお話・・・


35℃超え!!

「熱中症」について 


 

前回の終わりに、同じように暑い環境にいても、同じように水分補給をしていても、熱中症を発症する人としない人がある、と述べました。



コレは、厳然たる事実ですよね?


今日もニュースで、目黒区の小学生が6人、熱中症で病院に搬送された、とニュースでやっていました。


児童6人、熱中症の疑い 東京・目黒の不動小学校

 


・・・この病気は、早めに病院に送っちゃえば、大事に至らないケースがほとんどです。


これから、7月8月と、全国のありとあらゆる病院の救急外来が、熱中症患者だらけになることでしょう。



頭では分かっているようでも、いざ自分がなってみたり、なった人を目の前にすると、素人ではなかなか冷静な判断が出来ないものです。



・・・が、そうはいっても、出来れば病院に行かずに済ませた方がいいです。



6人の児童の親御さんも、学校から第一報を受けた時は気が気じゃなかったことでしょう。



・・・で、どうしてこの6人がなったのか、という問題です。

 



症状をみると、手のしびれ、吐き気、6人中2人は自力で歩行できない状態だった、とあります。

 


実際に詳しいことは、診ていないので何とも言えませんが、この6人の心身の状態が、運動する前から、すでにして他の子供よりも不健全であった可能性は高いです。

 

(もちろん東洋医学的に診て、です。)


・・・また、他の可能性も想定できます。


1.むしろ他の子供よりも健全であったが、子供自身が相対的に激しく運動し過ぎて発症した。


コレはよくある、非常に重要なケースだと思います。

 

 

子供にはほどほどで加減する、という考え方はなかなか出来ません。

 

(僕の幼少期なんて、まさにそうでした。)

 

 

さっきまであんなに元気だったのが突然・・・、てやつですね。適度に休憩させる、保護者の監督力が重要です。

 




2.学校側の対処法が誤っており、適切な水分補給をさせてなかったか、させ過ぎていた。

 


コレもあり得るケースでしょうね。

 

 

しかしこれはなかなか、現場の教員の先生達からしても、医療のプロではないので、児童全員を完璧にコントロールするのは難しい面があると思います。

 

 

あまり保護者側を強く断罪するのも、如何なものか、とよく思います。

 



・・・よく、テレビなどでは「水分補給、水分補給」と盛んに伝えています。

 

 

僕は昔からこれに、一抹の不安を覚えます。



平素から考えなしに真水をガブガブ飲んだら(飲ませたら)、それがかえって熱中症の原因になることだってあるんです。


こないだ、スタッフブログで樫山先生が書いておられましたが、暑くて汗をかいている時は、水分とともに塩分やミネラルも一緒に出ていっております。


こむら返り
猛暑到来  参照

 


だから水分と合わせてこれらも補給しないと、かえってミネラル不足から、けいれん等々が起こってくることがあるわけです。


汗として塩分やミネラルが体外に出てってしまうと、当然血中濃度は下がり、そこに塩分やミネラルを含まない真水を飲むと、余計に塩分、ミネラルの濃度が下がり(薄まり)、不足状態が助長される、という訳です。


・・・まあ、そのために作られたのがスポーツドリンクってやつですね。

 

 

しかし、スポーツドリンクについては以前から「糖分が過剰である!」という批判がかなりあります。

 


今のところの私の考えでは、スポーツドリンクは、運動時でしかも大量発汗時であれば、吸収スピード等々を考えた時に、摂り方を間違わなければいいのではないかと思っています。

 


それでも、


「いや、俺は現代科学なんぞには頼らん!あんな甘っとろいの呑めるか!!」


という方は、うす~い塩水(1%ぐらい)がいいと思います。

 

(また最近では「経口補水液」なんてのもありますね。)

 

 


・・・要はこうして、ミネラルと塩分を、水分と一緒に吸収することで、電解質異常を回避する訳です。

 


ここでまた、

 

ミネラルって何??塩分って何??スポーツドリンクの具体的な取り方は??

 

 

・・・という疑問がわくでしょうが、そういうことを詳しく書いて下さっている良質なサイトはいくらでもありますので、それについてはそちらを見ていただくとして、

 

ここでは早いとこ、東洋医学の話に行きましょう!!

 



長くなっちゃったので、次回に続く・・・。(苦笑)

 




読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!

 

 


人気ブログランキングへ      にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 

清明院オフィシャルホームページ(PC)

 



清明院スタッフブログ『清明なる日々』

 

 

 

 

関連記事: 熱中症と東洋医学

ブログ記事関連タグ

この記事に関するコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です



:上の図のアルファベットと数字を、左のボックスに御記入ください。 (迷惑コメント対策ですので、お手数おかけしますがよろしくお願い致します。)

 RSSリーダーで購読する

ブログ内検索
おすすめ記事一覧
カテゴリー
最近の投稿