東洋医学 伝統鍼灸 清明院

お電話

03-6300-0763

10:00~21:00(完全予約制)

休診日:日曜(土曜、祝日の診療は18時迄)
〒151-0053東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿601
初診・再診の御予約、予約の変更、
その他お問い合わせはこちら

「表裏同治」とは(その6)

2012.02.05

_20201012_140004

 

 

 


**********************************************************************************************
人気ブログランキングへ
         にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
   ↑↑↑          ↑↑↑
読者の皆様、 この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

 


クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************

 


これまでのお話・・・。


「表裏同治(ひょうりどうち)」とは

「表裏同治」とは(その2)
「表裏同治」とは(その3)
「表裏同治」とは(その4)
「表裏同治」とは(その5)


 

前回登場した、「合病(ごうびょう)」、「併病(へいびょう)」という言葉・・・。

 



これは要は、最初からずーっと話してきているように、「表」も「裏」も同時に病んでいる場合のような、病が浅いところと深いところ、


2つ以上の場所にまたがって存在している状態のことを言います。

 


・・・で、

 

「合病」の場合は2つ以上の場所が”いっぺんに”やられた場合

 

のことで、

 

「併病」の場合は浅い場所の病が治らないまま、深い部分も同時に病んできた場合

 

のことを言います。

(燎原『漢方用語大辞典』より)

 


つまり「合病」の場合は同時で、「併病」の場合は時系列的に前後関係がある、という訳です。


(なんだか細かいね・・・。でも、我々にとってはこれが重要なんです。)

 



この話は、『傷寒雑病論(しょうかんざつびょうろん)』という東洋医学の聖典の一つの中に出て来ます。


(奥田謙蔵先生の『傷寒論梗概』に、綺麗にまとめて下さっています。)

 


コレ以上いくと、専門家しか分からない話になっていってしまい、このブログの趣旨と離れていってしまいますので、難しい話はこの辺にしますが、

 

要は言いたいこととしては、最近大騒ぎになっている一般的なカゼや、インフルエンザについても、東洋医学では太古の昔っから、実に様々な学説をもって対応し、

 

優れた臨床効果をあげている事実がある、そしてそれは、現代日本の我々が運用しても非常に利用価値の高いものであり、もっと多くの人に知ってもらっていい事実である、ということです。

 



その考え方の一端を紹介した訳です。

 


別に、タミフルやリレンザを否定しているワケではなく、他の選択肢もあるんだよ、ということです。

 



これについては、言い出したらまだまだありますので、あまり専門的でマニアックにならないように、折に触れて少しづつ紹介していこうと思っています。

 


・・・このシリーズ、ひとまず終了。

 




読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!

 

 

人気ブログランキングへ      にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 

清明院オフィシャルホームページ(PC)

 



清明院スタッフブログ『清明なる日々』

 

 

 

 

関連記事: 表裏同治とはカゼと東洋医学八綱弁証(診断)

ブログ記事関連タグ

この記事に関するコメント

“「表裏同治」とは(その6)” への6件のフィードバック

  1. サリー より:

    例えば合病と併病の具体的な症状というか病気はどのような病気があるのでしょうか?ド素人なもんで、失礼なご質問でしたらご容赦下さい。

  2. AYA より:

    いつものようにバナーも付いていないし、話途中ですよね…?
    続きが気になる!

  3. いんちょう より:

    AYAさん
    初めまして。コメント、ありがとうございます!
    失礼しました。こちらの不手際で、作成途中のままアップされていたようです。修正しましたので、ご確認ください。

  4. いんちょう より:

    サリーさん
    初めまして。コメント、ありがとうございます!!
    > 例えば合病と併病の具体的な症状というか病気はどのような病気があるのでしょうか?ド素人なもんで、失礼なご質問でしたらご容赦下さい。
    一口に言って、色々あります。非常に多岐にわたります。ですので、ここで誤解を招かないように例を挙げるのは難しいです。
    もし鍼灸師の方でしたら、まずは東洋学術出版社から出ている、『中国傷寒論解説』を参照されるといいと思います。
    ネットで検索しても、色々出ると思います。ただ、もしサリーさんが一般の方でしたら、専門的過ぎて難しいサイトばかりかもしれませんが・・・。(苦笑)
    答えになっておらず、申し訳ありませんが、ここでは合病、併病といっても様々なパターンがある、と理解していただければ、と思います。

  5. サリー より:

    ありがとうございます。
    一般人です。でも、最近まじめにまったく畑違いの東洋医学を勉強したいと考え始めてます。少し興味があり、質問させて頂きました。ネットで検索してみます。先生のブログは、素人にも分かりやすく噛み砕いて簡潔にまとめられてるので(たまに一般市民には難しいですが(笑))読んでいて色んな発見があり、面白いんです。これからも楽しみにしてます!

  6. いんちょう より:

    サリーさん
    > 一般人です。
    そうでしたか!西洋医学が医療の主役を独占する現代において、東洋医学に関する情報といえば、巷にはあまりにもマニアックで一般人が近寄りがたい内容のサイトだったり、あるいはキャッチーにしようとし過ぎて、結果的にでたらめな内容のサイトが氾濫する中、フラットな目線の、心ある一般人の方に、「正しい」東洋医学を断片的でもいいからご理解いただく、それこそがこのブログの狙いの一つです。
    サリーさんの反応は、その意味でまさにわが意を得た反応で、ありがたく思います。
    今後も当ブログを宜しくお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です



:上の図のアルファベットと数字を、左のボックスに御記入ください。 (迷惑コメント対策ですので、お手数おかけしますがよろしくお願い致します。)

 RSSリーダーで購読する

ブログ内検索
おすすめ記事一覧
カテゴリー
最近の投稿