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前回のお話。
では、続きいきます。
前回、『看病用心鈔』という本を紹介しました。
この本が著された時代は、鎌倉新興仏教が続々と誕生していた時代、つまり、日本史の教科書でお馴染み、
法然が浄土宗、栄西が臨済宗、親鸞が浄土真宗、道元が曹洞宗、日蓮が日蓮宗、一遍が時宗
を、それぞれ開いた時代でした。
(中学時代、覚えるの苦痛だった~~)
その時代に、浄土宗の第3祖である良忠という人物が書いたのが『看病用心鈔』です。
そこには、これから臨終を迎える人に対して、どのような環境を整えるのがよいか、どのように看病していったらよいかが、具体的に書かれております。
興味深いものをいくつか挙げてみると、
1.3人、末期では5人程度の”看病人”で看病しなさい。
2.看病人以外、特に妻子や身内は絶対に近づけないこと。
3.祈祷の禁止
4.遺書を書かせない
5.食べたいものは何かなどと聞いてはいけない
6.病人が見た夢の内容を必ず申告させる
7.ひたすら念仏を唱えさせる
8.病人を正しく導く
(心から回復を願って看病していることを理解させる、善悪の判断を正確にできるようにする、世の中や誰かを恨んだり、怒ったりしないこと)
などなど、とあります。
要するに、臨終を前にして、病人の心を乱さないように乱さないように、細心の注意を払え、ということです。
また、念仏で心が安定するかどうかは、現代人には分かりにくい感覚だと思いますが、この時代では非常に意味があったのだと思います。
庶民にとって、”簡単で単純な行”という意味で。
2.はちょっと意外ですよね。
最後の時に妻子が近くにいると、心が乱れるんでしょうかね。。。
・・・ん~、人によるような。(笑)
3.5.8.あたりは、非常に納得できます。
こういうことやりだすと、病人の心はかき乱され、かえって病状は悪化するというケースが、現実によくあると思います。
いつの時代も、「最後、どう死ぬか。」というのは、人間一人一人の大きなテーマだったはずです。
鎌倉時代は戦乱が各地で起こって、人心が不安な時代だったことでしょう。
だから多くの新興仏教を生んだ、とも考えられます。
そういう中で、病にかかり、それが不治であると分かった時、どうしたら安寧に極楽に逝けるか、そういう強い要望から生まれたのがこの本です。
参考にする価値があると思います。
◆参考文献
出帆新社『やさしい仏教医学』杉田暉道
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