東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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小半夏加茯苓湯と船酔い

2015.02.26

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先日の和歌山、加太港への遠征タイ釣り・・・。


大爆釣!! 参照

 


実はこの日の前日に関西入りし、迂闊にも、新風先生と遅くまでお酒を飲んでしまいました。。。

(しかも、何故か僕だけがけっこう呑んでいたような気がします。しかも最初からずっと日本酒で。)

 



翌朝は、早朝に起きて港まで行ったわけですが、港に着いた時点で、すでに若干気持ち悪かったです。。。

 

(船酔いする前に二日酔い!!)

 



この時点で内心、

「あーこれ、ヤバいなー・・・。」

と思いながらの釣り開始、となりましたが、幸い海が荒れなかったので、眠いこともあって、しばらくは大丈夫でしたが、だんだんタイが釣れ出して、

 

目が覚めてくると、時間的にも、体内の陽気が盛んに動き出してきて、悪心が強まるのです。

(苦笑・・・この経験、分かる人には分かるでしょう。)

 


そしてついに嘔吐。。。

(まったく荒れてない海で。)

 



これは船酔いではなく、二日酔いです。(笑)

 



それだけに、一回吐いたら、やたらスッキリしました。

(本格的な船酔いの場合は、一回吐いてもそれほどスッキリせず、また吐きたくなります。
そして吐いているうちに、徐々に立っているのもしんどくなってきます。(笑))



すると、隣に座っていた油谷真空先生

「これ飲んでみたら?」

と、胸ポケットから

「小半夏加茯苓湯(しょうはんげかぶくりょうとう)」

を取り出しました。

 


これは、このブログでも何度か紹介している、東洋医学の超有名な古典である、『金匱要略』という書物に記載されている漢方薬であり、

現代ではよく”悪阻(つわり)”に応用される薬です。

『金匱要略(きんきようりゃく)』という書物 
「張仲景(ちょうちゅうけい)」という人物
    参照

 


これは半夏(はんげ)生姜(しょうきょう)という生薬からなる

「小半夏湯(しょうはんげとう)」

という薬に、茯苓(ぶくりょう)という生薬を加えたものでして、小半夏湯というのは、ちょっと難しくなりますが、

『金匱要略』
の中の痰飲欬嗽病脉証治という章の中の”支飲”に関する項に出てくる薬でして、いわゆる

「嘔家(おうか)・・・もともと嘔吐しやすい人」

に対する薬なのであります。



小半夏加茯苓湯と船酔い 2   に続く。

 




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