勉強ばっかしてると体に悪い

2015.05.27

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清明院には、受験生の方も治療にみえます。

また、日本で知らない人はいないような有名大学を出た、あるいは在学中の、超高学歴の患者さんもみえます。

（なぜか多いです。）

僕は、そんな方々に声かけます。

「勉強ばっかしてると、体に悪いよ。」

と。（笑）

（親御さんが聞いたら怒られそうですが。。。）

彼らは、口を揃えて言います。

「勉強嫌いです。。。」

と。

10代の大事な大事な時期に、家に籠って、机に向かい、嫌いな「勉強」をする。

嫌いなことをやっているイライラから、様々な身体症状を出しながら。

ここでの「勉強」は、すぐ後にあるテストで高得点をとるためのものであり、世のため人のために、いい仕事をするための訓練ではないですな。

学校が終わったらただちに塾に向かい、1日中机に向かい、家に帰るのは夜中。

すぐにまた、次の日が始まる。

そういう「勉強」を、何故するのか、させるのか。

いい大学に入って、いい会社に入るため、という。

じゃあいい大学とは何か。

偏差値の高い大学と言う。

じゃあいい会社とは何か。

休みが多くて、拘束時間が短くて（楽が出来て）、お給料のいい会社、と言う。

もちろん、テスト勉強をする努力を、否定は全然しないけど、これ、なんかおかしくないか？

苦労して勉強すれば、自分の能力が上がるはず、そうやって能力を上げたのは、楽をするため？

上げた能力を活かすためではなくて？？

・・・矛盾している。

しかも、有名大学に入ったり、お給料がよくて、楽が出来る会社に入っても、そこで嫌いなことをやっていて、

しかも体が健康じゃなかったら、人生が楽しくない。

〇

あと、「〇〇になりたい。」は、場合によっては危険。

例えば、「お医者さんになりたい。」という子がいたとする。

素晴らしいことです。

じゃあなんで、お医者さんになりたいのか、と問う。

「病気で困っている人の命を助けたいから。」という。

それが目的なのであれば、別に医師でなくても、救命救急士でも、医者が手術に使う道具を作る人でも、手術室を作る人でも、

自動車の安全装置を開発する人でもいいワケだ。

目標は「〇〇になりたい。」よりも「〇〇がしたい。」の方がいい。

その方が幅が広がる。

医者になるのは手段であって、人の命が救いたいのが目的。

ヘタすると、医者になることが目的化してしまいがち。

・・・それをよく考えてないと、だんだんだんだん、徐々に徐々に、自分が何やってんのか、ワケ分かんなくなりやすい、実際になっている人が多い、ように思います。