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これまでのお話
「四逆散」というお薬
「四逆散」というお薬 2
「四逆散」というお薬 3
「四逆散」というお薬 4
「四逆散」というお薬 5
「四逆散」というお薬 6
「四逆散」というお薬 7
「四逆散」というお薬 8
「四逆散」というお薬 9
「四逆散」というお薬 10 参照
ではそろそろまとめましょう!!
いやー、ちょっと書いていったら、楽しくなってきちゃって、長くなっちゃいました。
だけどまだ、四逆散の構成生薬一つ一つの解説もやってないし、近い処方との比較論もやってないので、書こうと思えば、四逆散というテーマで、
まだまだ全然書けますが、キリがないのでいったん終わります。
最初は1、2話でサラッと終わろうと思ったんですが、書いているうちに、つい”ZONE”に入っちゃいましたね。(笑)
・・・しかし、みんなスゴイでしょ、歴代医家の先生方。
四逆散という、たった一つの方剤でも、こんなに色んな見方、考え方、見解があるんですよ。
そしてこれは、鍼灸で考えた場合、経穴なんかでもそうなんです。
いちいち、非常に奥が深い。(苦笑)
じゃあ、みんな言う事がテンデンバラバラで、東洋医学には定説はなく、勉強、実践のしようがないかと言うと、それは違います。
一定の基本のもとに、みんな色々な個人的な意見を述べているのです。
〇
まあともかく、こういう、気合いの入った先輩たちの本を読むと、ワクワクしますし、ありがたい気持ちになったり、非常に良いフィーリングを得ることが出来ますね。
また、このブログをチョイチョイ読んで下さっており、漢方薬の記事に関してアドバイスを下さる、大阪の廣田漢方堂の廣田雲洲先生が、
ブログで、中国の文献に書いてある見解なんかも補足してくれていますので、専門家の方はぜひご覧ください。
四逆散についての考察 参照
・・・まあ、先生の考察をまとめると、四逆散というお薬は、四肢が冷える症状がメインなんですが、陽気が無くなって起こる冷えではなくて、
気が停滞して、その結果として起こった冷えなんだ、ということです。
で、その考えをもとに、実際に四逆散を患者さんに使ってみての、生薬の加減の仕方とか、臨床上の印象なんかは、漢方家の専売特許部分ですから、
餅は餅屋で、そちらにお任せするとして、鍼灸家として、参考にすべきと思うのは、簡単に言えばまずは
「冷えは陽気の虚ばかりではない。」
という、大枠としての教訓と、より細かい話としては、
「四逆散」というお薬 5 の奥田先生の見解や、
「四逆散」というお薬 7 で出てきた荒木先生の見解や、
「四逆散」というお薬 10 で出てきた内藤先生の教訓なんかが、非常に参考になりますねえ、個人的には。
この、大枠としての教訓も結構重要で、
「冷えが陽気の虚である。」
という、間違った決めつけが、現代でも、様々な不調を全て”冷え”のせいにして、あたかも、生姜紅茶などの温性の食品や飲料を積極的に摂れば、
何でも治るかのような誇大広告を打つ悪徳業者と、それに騙されて、実際にヒドイ目に会う患者さんに、繋がっている面があるのです。
温まらない足が意味するもの 参照
・・・まああと、上記の3先生のご見解を加味して四逆散証を考えますと、鍼灸で考えた場合、使用する経穴や、その経穴に対するアプローチ法に大きく関わってきます。
それ以外の、大塚先生や矢数先生や藤平先生の言うような、腹診の問題は、我々鍼灸家は常々意識しておりますのでね。
・・・で、こういうことをコツコツと踏まえていくと、何気なく右の後渓に一本鍼して、
「これは四逆散の効果を狙っています。」
と仰る、蓮風先生の実技披露の見え方が、変わってくるのです。
普段自分が何気なく打っている一本の鍼の意味、意識の置き方が、変わってくるのです。
であるからして、こういう勉強を重ねる価値があるのです。
おわり
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