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これまでのお話
「尺膚診(しゃくふしん)」について
「尺膚診」について 2
「尺膚診」について 3
「尺膚診」について 4
「尺膚診」について 5
「尺膚診」について 6
「尺膚診」について 7
「尺膚診」について 8
「尺膚診」について 9 参照
では続きいきます!
◆『黄帝内経素問』脉要精微論(17)における尺膚診の記載
さて、黄帝内経の中には、まだ尺膚診に関する記載があります。
本日紹介しますのは、素問の17篇目、脉要精微論(みゃくようせいびろん)でございます。
この篇名の由来なんですが、ここでは、黄帝と岐伯が、診察の方法について問答しています。
その中で、特に脈診と望診の重要性を強調しているので、”脉要精微論”という名前がついているそうです。
(分かったような分かんないような説明ですネ。。。(苦笑))
そして、僕が知る、黄帝内経の中の尺膚診の記載は、これが最後ですね。
他にもあるよ!という方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。
一緒に、勉強しましょう。(笑)
〇
まあともかく、ここに、
尺内兩傍.則季脇也.
尺外以候腎.
尺裏以候腹.
と、出てきます。
簡単に訳せば、
尺の内側で、脇の部分の状態が分かるよー
尺の外側で、腎の状態が分かるよー
尺の深い部分で、腹の状態が分かるよー
という意味なんですが、ちょっとややこしいのは、この部分の”尺”の意味なんです。
これの解説として、
手首の脈の、脈診の部位について述べているのでアール!
という説と、
いやいや、尺膚診(前腕)について述べているのでアール!
という説があり、北辰会では後者の説の方を参考にしています。
(まあ、後者の説の方が有力なようなんですがネ。)
この説は、多紀元簡(1754?-1810)という人物の『素問識』という本の中に、いくつかの根拠とともに出てきます。
しかし、黄帝内経に注釈を入れた、有名な王冰(7世紀)という人の注なんかでは、
この尺は”尺沢(しゃくたく 肘にある経穴)”という意味でアール!
と書かれてあったり、明代の有名な医家である張景岳なんかは、
この尺は手首の脈のことでアール!
と言ってみたり、諸説紛々なわけです。
そこで重要になるのが、我々は臨床家な訳ですから、実際に現場で使ってみて、確かに妥当性が高い方を採用すりゃあいい、という、蓮風先生の言う”臨床古典学”的スタンスなのです。
ある古典を金科玉条視したり、教条主義に陥るのではなく、あくまでも臨床と合うものを採用する。実際に病める患者さんを前にして、真実使えるモノを採用する。
これでいいのです。
大体からして、『黄帝内経』というのは、まず第一に医学書なんであって、文学や考古学の研究材料じゃないのです。
(もちろん、そういう側面もあるけどネ。)
そういう考え方でこの部分を読み、実践で使ってみた結果、この記載の意味としては、前腕の各部位を、人体の各部位と対応させて、
診察、治療に組み込んでいく考え方を採用した、というワケなのです。
続く
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