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さて、五臓六腑シリーズ、続いて「脾(ひ)」についてです。
☆「脾の臓」を理解する上で
これもまた、西洋医学の言う「脾臓=Spleen」とは違います!
僕はこれを、クドいようでもずーっと言い続けようと思います。
そうでないと話が始まらないし、混同して理解していくと、あとで整合とれなくなるからです。
一部に、
「東洋医学の言う”脾”は西洋医学の言う”膵臓(すいぞう)”の働きに相当する。」
という解説がされることがあるようですが、この論、僕は学生のころから「まったく」納得できませんでした。
東洋医学における「脾の臓」を正確に説明するにあたって、あまりにも一面的過ぎるように思います。
これにもし、そんなことない!とおっしゃる方がいらしたら、是非とも詳細なご説明、実際の症例も踏まえた上でのご見解をお伺いしたいです。
こういう、よく分からない理論を聞くと、僕としては、日夜難しい症例に悪戦苦闘しながら勉強しておられる、西洋医学の膵臓の専門医の先生に、逆に申し訳なく思っちゃいます。
「西洋医学の膵臓=東洋医学の脾の臓」という理論が成り立つならば、当然、「あらゆる膵臓病=脾の臓の病」という理論が成り立つことになり、膵臓癌や急性、慢性の膵炎なんかは、
全て東洋医学では「脾の病」ということになり、あたかもその分類方法や治療体系があるかのように聞こえますが、そんなものはございません。
我々は、例え患者さんが膵臓癌であれ、膵炎であれ、その時点での症状、東洋医学的な所見を正確にとらえて、それを正すのみです。
(つまり、気血津液、五臓六腑のアンバランスを正し、人間が持つ自然治癒力を最大限引き出してあげる訳です。)
その結果、患者さんの自覚症状はもとより、西洋医学の画像所見(MRIなど)や血液検査所見でも、症状の改善が確認されることがある、という訳です。
じゃあその2つ(東洋医学と西洋医学)を臨床次元で完全に結び付ける、スキのない理論や方法論があるかというと、現状、そんな便利なものはないんです。
それがないんであれば、自分で作るか、これまで培われてきた”より確からしい理論”に依拠して治療を進める以外にない、ということになりますよね?
前者の場合は、不確定性が強すぎて、とても患者さんにやる気になりません。
患者さんは我々の実験台ではないのでね。
研究所にこもって、ラット相手にやるならまだしも、僕らプロの臨床家が相手にするのは、現実に現代を生きている人間(患者さん)であり、
しかもその患者さんからお金(対価)をいただいて行うのです。
鍼ともぐさを持って、真剣に患者さんの病と対峙した場合、後者を全力でやる以外にないと、僕は考えています。
東洋医学は何千年もの風雪に耐えて、今や世界中に広まりつつある、
”現代で最も確からしい、鍼灸の活かし方”
な訳ですから。
これから何回かに分けて、東洋医学の言う「脾」というものを説明していきます。
いかに西洋医学の言う「脾臓」や「膵臓」と違うか、”普通の人”なら、よくお分かりになると思います。
次回に続く
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初めて西洋医術用語を和訳した人がいけないのかしらっ?
杉田さん?前野さん?誰?
蘭具とか酢吐膜とかにしちゃえば良かったのにねっ?
あ、初めては英語じゃ無かった?
ぷらら、オウンゴール!?
ぷららさん
お久しぶりです。コメントありがとうございます
> 初めて西洋医術用語を和訳した人がいけないのかしらっ?
> 杉田さん?前野さん?誰?
厳しい見方ですが、杉田玄白、前野良沢の責任はありますが、それにサッサと感化される当時の医者達にも問題はあると思います。
また、あるいは何か政治的な「静かな力」も働いていたのかもしれませんね・・・。
> 蘭具とか酢吐膜とかにしちゃえば良かったのにねっ?
> あ、初めては英語じゃ無かった?
> ぷらら、オウンゴール!?
・・・まあ、オウンゴールかどうかは分かりませんが(笑)、せめてそういう風に翻訳して欲しかった、というのが僕の意見です。
でもまあ、かつてない情報化社会である現代は、「あれもいいし、これもいい」という”正確な認識”を持つにはいい時代だと思います。(振り回されちゃってる人の方が多いですが・・・。)
とにかく、東洋医学、今こそ誤解を晴らさねばならない、と思っています。