お電話
03-6300-0763
10:00~21:00(完全予約制)
2010.09.29
東洋医学では、人間の内臓の主なものを「五臓六腑(ごぞうろっぷ)」と呼び、西洋医学とは”部分的には”オーバーラップしながらも、
「まったく」
と言っていいほど異なる内臓観を持っています。
「五臓六腑(ごぞうろっぷ)」って何ですか? 参照
このことは、そもそも東洋医学と西洋医学では、「生命観」そのものが根本的に違う、ということをも示唆しています。
・・・まあ、それはさておき、これまで述べてきたように、この「五臓六腑」というものは、それぞれが独特の働きを持ち、しかも、そのそれぞれが密接に関わり合いながら、
人間の「正常な生命活動、恒常性」を維持している訳ですが、この「五臓六腑」を「五臓」と「六腑」に分けた場合、”特に”関わりの深い「臓と腑」というものが存在します。
それを東洋医学では、
「表裏(ひょうり)関係にある臓腑」
と呼んでいます。
そして、その組み合わせはというと・・・
肝(かん)・・・・・・・・・胆(たん)
心(しん)・・・・・・・・・小腸(しょうちょう)
心包(しんぽう)・・・三焦(さんしょう)※
脾(ひ)・・・・・・・・・・・胃(い)
肺(はい)・・・・・・・・・大腸(だいちょう)
腎(じん)・・・・・・・・・膀胱(ぼうこう)
となります。
東洋医学では、上記のように「臓と腑」を分類し、主にその”働きの上から”セットで考えます。
”働きの上で”関わりが深い、ということは、当然、病になった場合にも、セットで病みやすい組み合わせ、とも考えられます。
・・・ここで、賢い読者の皆様はすぐに気になるのが、
「あれ?五臓六腑、五臓六腑って言ってたのに、六臓六腑になっちゃってんじゃん!!」
というところでしょう。
これについては、今は詳しい解説はしませんが、臓と腑の関係性を説明する時には「五臓」に、「心包(しんぽう)」という臓を1種類加えて、
それが、「三焦(さんしょう)の腑」と表裏関係にある臓、とされています。
コレにはなかなか深い意味があるのですが、いずれ「心包」と「三焦」を解説する時に、私なりの意見を述べてみましょう。
・・・このように、東洋医学では、人間の生命、その根幹となる「五臓六腑」を考えていく時に、
”働きの上から”、
”形の上から”、
”実際に人体に起こる諸現象との整合性を意識して”、
”歴史的な様々な解釈も踏まえた上で”、
あらゆる角度から分析し尽くした上で、医学理論を構築している、と言えます。
その完成度はメチャメチャ高い、ほぼ完成していると「僕は」思います。
読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!
2012.07.08
2016.05.09
2016.04.12
2016.04.28
2015.06.04
2012.12.23
2014.02.17
2014.04.26
2024.11.07
2024年10月の活動記録2024.11.01
2024年 11月の診療日時2024.10.10
清明院15周年!!!2024.10.09
2024年9月の活動記録2024.10.01
2024年 10月の診療日時2024.09.19
2024年8月の活動記録2024.09.01
2024年 9月の診療日時2024.08.03
2024年7月の活動記録2024.08.01
2024年 8月の診療日時2024.07.10
患者さんの声(70代女性 目の痛み、不安感)2024.07.05
2024年6月の活動記録2024.07.01
2024年 7月の診療日時2024.06.05
2024年5月の活動記録2024.06.01
2024年 6月の診療日時2024.05.10
2024年4月の活動記録2024.05.01
2024年 5月の診療日時2024.04.13
(一社)北辰会、組織再編。2024.04.02
2024年3月の活動記録2024.04.01
2024年 4月の診療日時2024.03.14
2024年2月の活動記録2024.03.01
2024年 3月の診療日時2024.02.15
2.17(土)ドクターズプライムアカデミアで喋ります!2024.02.04
3.10(日)(公社)群馬県鍼灸師会で講演します!2024.02.03
3.3(日)「浅川ゼミ会」にて講演します!2024.02.02
2024年1月の活動記録2024.02.01
2.25(日)順天堂東医研、第5回特別公開シンポジウム「日本とインドの伝統医学」に登壇します!!2024.02.01
2024年 2月の診療日時2024.01.11
2023年、9月~年末の活動一覧2024.01.05
診療再開!!2024.01.01
2024年 1月の診療日時2023.12.30
2023年、鍼療納め!!2023.12.21
(一社)北辰会、冬季研修会のお知らせ2023.12.01
2023年 12月の診療日時2023.11.26
患者さんの声(60代女性 背部、頚部の痒み、首肩凝り、高血圧、夜間尿)2023.11.25
患者さんの声(70代女性 耳鳴、頭鳴、頭重感、腰下肢痛、倦怠感)2023.11.22
12.3(日)市民公開講座、申し込み締め切り迫る!!2023.11.21
今週からの講演スケジュール2023.11.16
日本東方医学会学術大会、申し込み締め切り迫る!!2023.11.01
2023年 11月の診療日時2023.10.10
清明院14周年!!2023.10.04
12.3(日)市民公開講座やります!!2023.10.01
2023年 10月の診療日時2023.09.23
第41回、日本東方医学会学術大会のお知らせ2023.09.22
第55回、順天堂東医研に参加してきました!2023.09.21
第27回、日本病院総合診療医学会で発表してきました!!2023.09.20
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.09.01
2023年 9月の診療日時2023.08.18
第54回、順天堂東医研で喋ってきました!2023.08.17
順天堂東医研の学生さんと、「森のくすり塾」へ。2023.08.16
診療再開!!