東洋医学 伝統鍼灸 清明院

お電話

03-6300-0763

10:00~21:00(完全予約制)

休診日:日曜(土曜、祝日の診療は18時迄)
〒151-0053東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿601
初診・再診の御予約、予約の変更、
その他お問い合わせはこちら

「大腸」って何ですか?(その2)

2010.10.02

_20201026_212044

 

 

 

**********************************************************************************************
       にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
   ↑↑↑        ↑↑↑
この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

 

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************

 

 

前回までのお話・・・

「肺」って何ですか?(その12)

「大腸」って何ですか?

 


☆「大腸」のカタチ

大腸(類経図翼)

↑これが、東洋医学の言う、「大腸の腑」の形であります。

 


「また・・。ちょっとテキトー過ぎない?」

と思う人もおいででしょう。

 


しかし、これでよいのです。いつも述べているように、これはこれで意味があるんです。

 


さらに参考に、ここで「小腸の腑」の画像も出してみましょう。



小腸(類経図翼)

 

↑↑「小腸の腑」はこんな感じとなります。(笑)

 


ちなみにこの2つの図は、中国、明の時代の大名医、張景岳(ちょうけいがく)の代表的な著作、

『類経図翼(るいきょうずよく)』

からの引用です。

 



この時代では既に、中国医学界は、西洋医学的な写実的な解剖図とも接触していたはずです。

 


・・・にもかかわらず、こういった表現を変えなかった、というところに大きな意味がある、と思います。

(日本との対応の違いも含めて、ネ。(苦笑))

 


2つの図を見比べた感じでは、

1.両方とも管空状になっている

2.両方ともウネウネと曲がりくねっている

3.大腸の方が曲がりくねり具合がゆるい

4.大腸の方が太い

・・・ぐらいがすぐに見て取れます。

 


1.については、飲食物の通り道だからです。

 


飲食物はここをゆっくりと通過しながら、大事な大事な「気血津液(きけつしんえき)」のもとを体に取り込まれる訳です。

 


2.については、もしここがストレートになってたら、すぐに飲食物が通過してしまいますが、ウネウネしていることで、あえて飲食物を留める構造になっています。

 


「脾胃」で吸収したにもかかわらず、さらに十二分に、「気血津液のもと」を取り出す必要がある訳です。

カテゴリ「脾胃について」参照

 


3.については、口から入った飲食物は、「脾胃」「小腸」であらかた栄養分を吸収し尽くされている訳ですから、「大腸」にはそんなに長く留める必要はない訳です。

 


なので「小腸」よりも短く、太くなっています。

 


・・・ということで、コレ、とっても簡単でしょ!?

 


東洋医学における「内臓の形態」に対する認識が、このようにシンプル極まりまないものになったのは、ある意味当たり前です。

 


だっていじくれないんだから。

 


麻酔なんてないし。

 


でも逆に言えば「形態面」に対してはこの認識でも、「機能面」さえキチッと理解しておけば、大概のものには対応できた、ということです。

 


東洋医学はそういう情報の宝庫なのであります。

 

 

人体に対する侵襲性を極力低く調整できるなら、それに越したことはないですよね。

 

 


次回からは、ちょっと今回の補足をして、その「機能面」のお話。

 

 



読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!

 

 

   にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 

 

清明院オフィシャルサイト

 

 

清明院スタッフブログ『清明なる日々』

 

 

 

 

関連記事: 肺・大腸

ブログ記事関連タグ

この記事に関するコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です



:上の図のアルファベットと数字を、左のボックスに御記入ください。 (迷惑コメント対策ですので、お手数おかけしますがよろしくお願い致します。)

 RSSリーダーで購読する

ブログ内検索
おすすめ記事一覧
カテゴリー
最近の投稿