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これまでのお話・・・
「腎」って何ですか?(その11)
「膀胱(ぼうこう)」って何ですか?
「膀胱」って何ですか?(その2)
前回、「膀胱の腑」の図をお見せしました。
今回もお見せします。
(笑・・・何気にこの図、好き。なんか可愛いらしいんでね・・・。)
・・・今回は、コレの働きについてです。
見ての通り、「膀胱の腑」というのはこのような袋状のカタチをしている、と考えられており、ここに、老廃物としての尿(小便)を溜め込んでいます。
図を見て分かるように、東洋医学の言う「膀胱の腑」には、尿が出ていく「出口」はあっても、「入口」が見当たりません・・・。
西洋医学的な「膀胱=bladder」では、「腎臓=kidney」から「輸尿管(ゆにょうかん)」という管で直接物理的に連結して繋がっており、
その管を通って、尿のもとが膀胱に流れ込む、とされます。
東洋医学の「膀胱の腑」では、「腎の臓」との間に深い関係は認めるものの、物理的な連結は強調していません。
(というか、どーでもいいわそんなこと、ぐらいのスタンスです。(苦笑)少なくとも明の時代までは。)
中国でも清代くらいになると、膀胱の腑に上口があって、腎の臓と管で連結していること思わせる図も出てきます。
(『古今図書集成医部全録』参照)
・・・上口がない、となると、尿は一体どこから、この袋に入ってくるんでしょうか。
これはなんと、「小腸の腑」と「大腸の腑」の間あたりから”しみこむように”入ってくる、と考えられています。
東洋医学では小腸と大腸の連結部分のことを「闌門(らんもん)」と言い、その位置はおへその少し上あたりだとしていますが、ちょうどその部分が、
膀胱の腑のてっぺんの部分にあたり、そこから不要な水分が浸み込んでくるのだ~、という、ユニークな考え方です。
「大腸の腑」「小腸の腑」については、
「小腸」って何ですか?(その5)
「大腸」って何ですか?(その6) 参照
僕は学生時代、これを初めて聞いた時、
「ンなあほな!!」
・・・というよりは、
「なんちゅーユニークな発想なんだ!!東洋医学面白ーい!」
と思いました。
(笑・・・ここで、道が分かれるネ。人生の道が。)
古代中国人なりに、「半透膜」みたいなものを意識していたんだなあ、と感心したのを覚えています。
「小腸の腑」、「大腸の腑」シリーズで述べたように、口から入って、「胃の腑」に落ちた飲食物は、栄養分や水分を取られながら下へ下へと運ばれます。
そしてこの、消化吸収の働きの支えになっている中心人物が「脾の臓」でありました。
カテゴリ 脾・胃 参照
そして、とりわけ「水の移動」を助けているのが、ついこないだ書いた「腎の臓」でありました。
「大腸の腑」「小腸の腑」という管の中を通過していく、飲食物の中の”水分”は、「腎の臓」の働きによって、必要なお水は全身を潤し、
不要なお水は「膀胱の腑」の中に浸み込むように溜まっていき、ある程度たまると、トイレへと行くのです。
・・・まあ言わば、ドリップコーヒーみたいなイメージですな。
(笑・・・この表現、やだ??)
このように、お腹の中では、色々な臓とか腑が、複雑に関わり合いながら、我々にとって日々の当たり前の、
「食べて、飲んで、出す」
という機能を維持しているのです。
つづく
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