東洋医学 伝統鍼灸 清明院

お電話

03-6300-0763

10:00~21:00(完全予約制)

休診日:日曜(土曜、祝日の診療は18時迄)
〒151-0053東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿601
初診・再診の御予約、予約の変更、
その他お問い合わせはこちら

「肝」って何ですか?(その13)

2012.07.10

_20200920_225443

 

 

 

**********************************************************************************************
人気ブログランキングへ
     にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
   ↑↑↑          ↑↑↑
読者の皆様、 この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>


クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************

 



これまでのお話・・・

 

「胆」って何ですか?(その12)

 

「肝(かん)」って何ですか?(その1)

「肝」って何ですか?(その2)

「肝」って何ですか?(その3)

「肝」って何ですか?(その4)

「肝」って何ですか?(その5)

「肝」って何ですか?(その6)

「肝」って何ですか?(その7)

「肝」って何ですか?(その8)

「肝」って何ですか?(その9)

「肝」って何ですか?(その10)

「肝」って何ですか?(その11)

「肝」って何ですか?(その12)

 

 


続きいきます!!

 

 

◆「肝の臓」と「疲労」と「疲労感」の続きの続き


前回、労働の程度がそれほど重くなく、体を診てもそれほど疲労がたまっている風でもないのに、強い疲労感を自覚するケースがあることと、

そのメカニズムとして、肝の臓が大きく関わることが多い、というお話をしました。



で、今日は、その逆パターンのお話。



労働の程度からしても、実際に診た、体の状態からしても、体は明らかに疲労しているにも関わらず、患者さんに聞いても、まったく自覚がない、という場合があります。


そういう患者さんにもし、

「これ、相当疲れてるよ。」

と声をかけたとしても、

「え?そうですか??全然そんな風に感じないんだけど・・・。」

となるだけです。(苦笑)



・・・なぜ、こういうことが起こるのか。



これは、体に実際に起こっていることを「正確に認知する」システムの異常であることが少なくないです。

 


ですから、こういう患者さんを正しく治療していくと、「疲労感」を正しく認識するようになり、大病を未然に防ぐことが出来ます。



よく、患者さんから、

「鍼を受けるようになって、以前の自分はすごく無理をしていたと分かりました。」

なんて言われることがあります。

 


こうなると、我々としては

「しめしめ・・・。良く効いとるワイ。」

なワケです。

 


東洋医学的な、「感覚認知のシステム」を理解する上で重要な臓腑といえば、「肺の臓」「心の臓」でした。

 

「心」って何ですか?(その6)

「肺」って何ですか?(その9) 参照

 


この二臓のうち、「認知機能」において特に重要なのが「心の臓」であり、この「心の臓」の働きがしっかりとなされるために重要なのが、「肝の臓」なのであります。

 


そのことについても以前、「心肝同源(しんかんどうげん)」という言葉を使って、ご説明いたしました。

 

「心」って何ですか?(その5)  参照

 

 


また「肝の臓」は、「肺の臓」とも深く関わり、人間のあらゆる感覚というのは心、肝、肺の三臓が主に強調しあって、正常な状態が保たれている、と考えられています。


肝と肺の関わりについては 「肺」って何ですか?(その3) 参照

 


この三臓の働きが何らかの原因によって不和を起こしていたりすると、感覚の異常が起こり、痛いはずのものが痛くない、とか、大して痛くないはずのものが猛烈に痛い、

 

とか、疲れているはずなのに、それを自覚できない、とか、疲れてないはずなのに強い疲労感を感じる、とかいう、ややこしいことが起こってきます。

 



そしてこれが、臨床上は非常に多いと思うし、あらゆる大きな病の原因になっていくと思います。

 



で、それには「肝の臓」の調整が、非常に重要である、と。

 



次回、そんな超重要な「肝の臓」の、養生法のお話をちょっとして、終わろうかな、と思います。

 




読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!

 

 

人気ブログランキングへ にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 

清明院オフィシャルホームページ(PC)


清明院 スタッフブログ『清明なる日々』

 

 

 

関連記事: 肝・胆

ブログ記事関連タグ

この記事に関するコメント

“「肝」って何ですか?(その13)” への2件のフィードバック

  1. より:

    何となく分かります。
    関連しているのか?ですが、透析看護を長くやっているんですが、患者さんと、話をしていると、「仕事で無理をし過ぎた」「もともと筋肉量が多いと言われていて、クレアチニン(血液データー)が高めだった、仕事で無理をし過ぎたから、透析に」とか、糖尿病で、感覚麻痺を起こしていらっしゃる方も多いです。基質もあるでしょうが、無理が祟らなければ、病気を防げたのではないかと思われる事が多々あります。

  2. いんちょう より:

    楽さん
    > 関連しているのか?ですが、透析看護を長くやっているんですが、患者さんと、話をしていると、「仕事で無理をし過ぎた」「もともと筋肉量が多いと言われていて、クレアチニン(血液データー)が高めだった、仕事で無理をし過ぎたから、透析に」とか、糖尿病で、感覚麻痺を起こしていらっしゃる方も多いです。基質もあるでしょうが、無理が祟らなければ、病気を防げたのではないかと思われる事が多々あります。
    透析患者さん、そうですか。「肉体的、精神的に無理をしていることを自覚し、自制する。」ということは、万病の予防につながると思います。
    出来る限り伝えていきたいところですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です



:上の図のアルファベットと数字を、左のボックスに御記入ください。 (迷惑コメント対策ですので、お手数おかけしますがよろしくお願い致します。)

 RSSリーダーで購読する

ブログ内検索
おすすめ記事一覧
カテゴリー
最近の投稿