東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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症状と精神状態

2012.11.18

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患者さんの話を聞いていると、よく出てくるのが、


「〇〇が終って、ホッとしたら症状が出ました。」

とか、

「〇〇があると思っただけで、色々な症状が出ます。」

というお話。



前者は、会社での仕事が終わると、症状が出るとか、忙しい平日が終わり、土日の休日になると症状が出る、というやつです。


後者は、大したことないことでも、本人がプレッシャーに感じただけで、様々な症状が出る、というやつです。


・・・これ、何ででしょ?


本来、”ホッとする”ということはリラックスすることなわけですから、症状が楽になりそうなもんです。


これはその、”ホッとする”前の状態が、緊張し過ぎているからなんです。



いわば、あまりに緊張し過ぎて、感覚が鈍くなっている、というパターンです。



この逆に、あまりに緊張し過ぎて、感覚が過敏になることもあります。



この場合は、何かプレッシャーがあると、感覚が過敏になり、普段は気にならないような痛みやかゆみが出てしまう、というパターンです。


東洋医学的には、前者の場合には「肝の臓」が、後者の場合には「心の臓」が病んでいる、と考えます。



”ホッとして”、その過緊張が緩むと、これまで自覚していなかった症状を自覚するのが、「肝の臓」の異常、また、大したことないようなことに対して、

 

異常に緊張してしまい、その場ですぐに何か症状が出てしまうのが「心の臓」の異常、という風に考えます。

 



まあ、知ってる人からすれば当たり前の話だけど、最近改めてコレ、非常に重要と思いました。

 



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