東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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ツボのレベル

2013.01.25

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丁寧に問診し、丁寧に体表観察した結果、ある「証(しょう)」が得られたとする。


「証」とは、東洋医学における、”その時点での”その患者さんの病の本質、あるいは病理状態のこと。


つまり、その「証」というモノにしたがって、論理的に治療をすすめれば、間違うことがない。


それを「弁証論治」と言います。

 

 

これが「整体観」とともに、中医学の基本の柱の一つです。

 



ここまでは、ある程度のレベルの治療者なら、考え方の方向性は一致する。

 



・・・で、あとは、どうやったら一番早く、キレイに治せるか。

 



その「証」に基づく治療を、実現できるか。

 



要は、

「どのツボに」「どういう」

鍼灸をするか。

 


自分の想像力と、手で、出来うる最大限ができるか。

 



最終的には、治療効果の大小はコレで決まる。

 


日々の臨床でも、あるツボで攻めていたが、ある時点から、あまり効かなくなる場合がある。

 


・・・で、思いきって、もっとキツイ作用を持ったツボに変えてみる。

 


すると、劇的に症状が改善することがある。

 



似たような作用であっても、レベルがある、ということ。

 


ツボによって、「何がどう」違うのか、細かく、正確に、常々考えていなくてはいけない。

 



治療スピードが全然違ってくるから。

 




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