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これまでのお話・・・
脳卒中と鍼灸 その1
脳卒中と鍼灸 その2
脳卒中と鍼灸 その3
脳卒中と鍼灸 その4
脳卒中と鍼灸 その5
脳卒中と鍼灸 その6
では、続きいきます!
◆半身不随の続き
東洋医学においては、
「右がやられると左に症状が出る」
という臨床事実は、2500年前の『黄帝内経霊枢』の中の経筋篇(13)の中で、
”維筋相交(いきんそうこう)”
という言葉を使って、既に認識されています。
「維筋相交」というのは、「経筋」というものには左右交差しているものがあり、左を病んだ影響が右に出るのはそのためだ、という考え方です。
ちなみに経筋については 「肝」って何ですか?(その5) 参照。
『黄帝内経霊枢』経筋篇(13)の中では、交差するのは胆の腑に関する経筋や、奇経八脈の中の「蹻脈」などに限定されていますが、
実際はもっともっと色々な経絡経筋が、いわゆる”交差現象”を示し、上下左右前後を複雑に連携、連絡していると考えられます。
ちなみに「奇経八脈」についてはこちら。
・・・まあこのように、半身不随についても、東洋医学ではこうやって、脳神経ではなく、あくまでも臓腑経絡理論で説明します。
で、問題なのは、その経絡経筋に起こった気血の不通が、起こった段階で早期に改善できずに、慢性化してしまうと、なかなか「再び通じさせる」ことが困難である、
ということであり、ここは西洋医学と共通しています。
これはなぜかと考えてみると、人間というのは生きてる限り、バランスを取ろうとする力が働いていますので、片側の経絡経筋に重大な気血の不通が起こったら、
”不通が起こっているなりに”全身のバランスを取ろうとします。
最低でも生命は守ろうとします。
ですので、様々な悪条件が重なり、脳卒中(東洋医学では”中風”)が起こってしまっても、人間はすぐさまそれを回復させ、全力で持ちなおそうとします。
半身不随というのは、それを体が一生懸命やった結果、最終的に、左右のどちらかの半身が麻痺した状態でも、生命だけは保つところまでは持ち直せたけど、
そこで落ち着いてしまった、という姿なのです。
だから中風が起こっても、すぐさま「治る力」がしっかりと働き、麻痺が残らない人もいます。
あるいは、半身麻痺どころか、完全寝たきり状態や、言葉も喋れなかったり、知能まで障害されてしまう場合もあります。
もちろん、亡くなってしまう人もいます。
その結果というのは、その患者さんが中風を起こした時に持っていた、「治る力」がどこまで働くか、に依存します。
ですので、この病は、急性期にここ(治る力)を最大限高めるような処置をして、後遺症を最小限にとどめることが大事なのです。
詳細は専門的になり過ぎるので述べませんが、東洋医学でも、さまざまな処置法があります。
実際に後遺症として症状が固定的になってしまったら、そう簡単に元通りになるものではありませんが、あきらめる必要はなく、リハビリテーションの手助けとしても、鍼灸は大変有効です。
清明院の往診事業部の患者さんには、そういう患者さんも多くおられます。
・・・いずれにせよ、東洋医学でも西洋医学でも、脳卒中(中風)が起こった時には、
1.まずは早期の正しい処置が極めて重要
で、
2.仮に後遺症が残ってしまっても、まだまだやりようはある
ということではないか、と思います。
脳卒中に関しては言い出せばまだまだあるんですが、一先ず終わり。
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