東洋医学 伝統鍼灸 清明院

お電話

03-6300-0763

10:00~21:00(完全予約制)

休診日:日曜(土曜、祝日の診療は18時迄)
〒151-0053東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿601
初診・再診の御予約、予約の変更、
その他お問い合わせはこちら

「気」の字解き 8

2014.10.11

**********************************************************************************************
人気ブログランキングへ
     にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
   ↑↑↑          ↑↑↑
この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************

 


これまでのお話

「気」の字解き 
「気」の字解き 2 
「気」の字解き 3 
「気」の字解き 4  
「気」の字解き 5 
「気」の字解き 6 
「気」の字解き 7    参照

 


では続きいきます!

 


今日は「気」「ケ」という読み方について考えてみたいと思います。

 



そもそも、漢字には色々な読み方があります。

 



それを「音読み」と言ったり「訓読み」と言ったりし、さらにその音読み訓読みの中にも、また様々な種類(呉音とか漢音とか。。。)がありますね。

 



外国の人から見たら、さぞかしややこしい言語でしょうね、日本語は。

 

 

しかも会話ではイントネーションや言い方で意味が変わってくるという。。。

 

 

それだけに奥ゆかしいですね、日本語というのは。

 



音読みと訓読みの違い、見分け方は、こちらのサイト様がたいへん参考になりますが、残念ながら簡単で完璧に見分ける方法というのはないようです。(苦笑)

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1434456034

 


まあともかく、「気」の読み方には「キ」以外に「ケ」(両方とも音読み)があります。

 



訓読みとしては「いき」という読み方もあるようですが、これは現在では”表外読み”と言って、常用漢字表にはない読み方なんだそうです。

 


日本での歴史的には、「氣」という文字が入ってきた時、最初は意訳として「イキ」と読み、次に呉音で「ケ」と読み、近代では漢音で「キ」と読むようになった、と考えられているようです。


『一語の辞典 気』佐藤喜代治 参照 )

 



「気」に対する「ケ」という読み方については、以前、蓮風先生の著名人、文化人や医師との対談集『蓮風の玉手箱』の中の岡本彰夫権宮司との対談の中にも出てきましたね。

 

『蓮風の玉手箱』はとても面白い話がたくさん出ていますので、是非ともお読みになってください。)

 



また、このことについては、以前このブログでもちょこっと触れています。

清めの塩 参照

 


「ケ」「ハレ」は、ついこないだの椎名林檎さんの歌の歌詞の中にも出てきましたね。




「気」「ケ」と読むようになったのはもともと、

 

”人間、自然(草木、山河、天候)を支配する秩序”

 

という概念として、「顕」、「怪」、「異」、「化」、「疫」などと同じ種類の語と考えられたからのようです。

 



それが「キ」に変化したのは、時間と関係する「機」との互換性や、朱子学(理気二元論)の影響によって、徐々に「気」の意味のとらえ方に、

 

それまでとは違いが出てきたからなんじゃないか、という考え方があります。

 



僕的には「ケ」の意味で考えた方が日本的な感じがして好きだったりしますが、「キ」の意味で考えた方が、理解しやすいだろうな、とは思います。

 


ここら辺の違いが、現代において、我々のやっている東洋医学の分野においても、日本と中国における「気」に対するとらえ方の微妙な違いと、

 

一つには関係しているように思います。

 



・・・「ケ」「キ」の違い、皆さんは、どちらが好みでしょうか?

 




読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!

 

人気ブログランキングへ にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 

清明院オフィシャルホームページ(PC)

 


清明院スタッフブログ『清明なる日々』

 

 

 

関連記事: 字義解釈

ブログ記事関連タグ

この記事に関するコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です



:上の図のアルファベットと数字を、左のボックスに御記入ください。 (迷惑コメント対策ですので、お手数おかけしますがよろしくお願い致します。)

 RSSリーダーで購読する

ブログ内検索
おすすめ記事一覧
カテゴリー
最近の投稿