東洋医学 伝統鍼灸 清明院

お電話

03-6300-0763

10:00~21:00(完全予約制)

休診日:日曜(土曜、祝日の診療は18時迄)
〒151-0053東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿601
初診・再診の御予約、予約の変更、
その他お問い合わせはこちら

精神の中枢は「脳」か「心の臓」か 2

2014.12.25

_20201026_210248

 

 

 

**********************************************************************************************
       にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
   ↑↑↑          ↑↑↑
この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>


クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************

 



前回のお話


精神の中枢は「脳」か「心の臓」か 参照

 


では、続きいきます。


 

現代の日本人の常識では、精神、意識の中枢は脳です。

 


これが日本で初めて紹介されたのは、江戸時代に杉田玄白(1733-1817)という人が書いた『解体新書』という本が最初だそうです。

参考サイト

 


今からわずか200年ぐらい前の話です。

 


その後、この記載(精神、意識の中枢は脳である)が非常に重要である、ということを、大槻玄沢(1757-1827)という人が『重訂解体新書』という本の中でさらにしつこく説明しています。

 


しかし、当時九州の僻地におり、医者であった三浦梅園先生は、この考え方に非常に衝撃を受け、困惑しつつも、このように理解しました。

 


それは、

「脳は精神、意識の中枢として、全身各所に指令を与えるが、それは全身各所に”気”が巡っていないと出来ない。その気を巡らせているものの中心が心の臓であるから、

 

両方あって初めて精神、意識が働けるのである。」

と。

『贅語』より)

参考論文

参考論文②

 

 

ちなみに三浦梅園については、以前簡単に紹介しています。

「三浦梅園(みうらばいえん)」という人物 参照


 

こういう、三浦先生のような、それまでの「東洋医学的な」人体に対する認識と、新しく入ってきた西洋医学の認識とを、賢く折衷しようとする考え方は、

 

この後の西洋医学のますますの台頭や、富国強兵政策の中で、徐々に消滅していき、明治中期あたりには、すっかり西洋医学一辺倒の世の中になりました。

 



これは大変、もったいないことだと思っています。

 




続く

 




読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!

 

   にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 

清明院オフィシャルホームページ(PC)

 


清明院スタッフブログ『清明なる日々』

 

 

 

 

関連記事: 心・小腸「脳」と「心の臓」

ブログ記事関連タグ

この記事に関するコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です



:上の図のアルファベットと数字を、左のボックスに御記入ください。 (迷惑コメント対策ですので、お手数おかけしますがよろしくお願い致します。)

 RSSリーダーで購読する

ブログ内検索
おすすめ記事一覧
カテゴリー
最近の投稿