東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「怒り方の大事」(その2)

2010.08.18

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前回のお話・・・

「怒りかたの大事」

 


昨日は中途半端なところで失礼しました。

(苦笑・・・いいとこだったのにネ。)

 


怒っても相手との関係性が崩れないためには、一体どんな怒り方、どんな関係性を構築すればよいのでしょうか。

 


☆「怒る」と「叱る」

 


この2つは、辞書で調べても意味的には大きな違いはないと思います。

 


しかし、「怒る」の場合は、その対象との関係性はあまり関係なく、「叱る」の場合はその対象が”目下のもの”という、言わば「対象や関係性の違い」があるようです。

 


例えば「上司が部下を叱る」とか、「親が子供を叱る」と言う方が、「怒る」と言うよりも何となくしっくりきますね。

(笑・・・そうでもない?)

 


・・・まあとにかく、分かりやすく言うと、


「怒る」は自分の不満や感情を相手にただぶつけること、

「叱る」は相手の行動、言動に対して、ことの善悪をしっかりと理解させること、

と解釈すればいいと思います。

 


・・・となると、治療者が患者さんに「怒る」時は、一方的に自分の不満をぶちまけるのじゃなしに、患者さんがとった行動や言動に対して、

 

それを「叱る」と表現した方が正しいかもしれません。

 

とは言っても、別に僕は患者さんのことを「目下の人間」とは思っていませんので、その意味においては「怒る」でいいのかな、と思います。

(笑・・・まあ、これはどっちでもいいネ。でもここには大きなヒントがあると思います。)


・・・要は、人が人を「怒る時」というのは、明らかに冷静さを欠いた部分があり、「叱る時」というのは、その対象に、

「あなたのした”それ”が間違ったことである、と気付いてほしい。」

という願いが込められた、「怒る時」と比べると、相対的に冷静な行動、と、考えられます。

「”愛”がある行動」とでも言えば綺麗かしら。)



その”愛”がうまく伝わらないと、せっかく「叱った」のに、相手が、自分が望まない結果になってしまうことが多々ありますねえ?

 


例えば、子供に反抗される、恋愛が破たんする、離婚する、心の病気になる、などなど・・・です。

 


ん~、コレはなかなか難しい問題です。

 


でも、なんだか大事で、壮大な話になってきました。(笑)

 

 

なのでこれは何回かに分けていきましょう。

 

 


次回は怒り方の技術論。

 



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