東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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小児と鍼灸(その3)

2010.10.23

本日も満員御礼でございました!!(感謝)

 


そして今日は、お子ちゃま達が何人も訪れまして、久々に「清明保育園」となりました!(笑)

 


つかの間の園長気分です。

 


小児の患者さんを診ていると、色々と気付くことがあります。

 


今日初診にみえた3歳のHちゃんは、最初、不安丸出しのお顔で、お父さんに隠れるように清明院に入ってきました。

 


そして、いざ僕が近づくと、せきを切ったように泣き出しました。

 

(苦笑・・・そろーりと近づいたんだが。。。)

 


実は、初診の時は、こういう子どもは珍しくないです。

 


今まで、小児科の病院で、たくさん怖い思いや痛い思いをしてきたんだと思います。

 

だから白衣を見ただけで、イコール痛いことや怖いことをされる、と思いこんでしまうんですね。

 


その対策のために、白衣を脱いで治療にあたることも、これまではやったりしましたが、最近はそれもしません。

 


なぜならば、鍼によって、

絶対に痛がらせない

しかも「効く」ということを体で理解させる

自信があるからです。

 


小児というのは、大人に比べて、「治る力」が非常に活発です。

 


しかもたまにいる大人のように、

「科学で完全に解明されてない、まったく不可思議な、この鍼灸という治療が、最新の科学に基づく西洋医学の専門病院によって、〇〇病と診断された、この私に果たして効くのだろうか・・・。」

などという雑念もございません。(苦笑)

 



言い方は悪いけども、小児というのはまだ動物に近い部分があって、非常に素直に、迅速に反応を示すし、それを理屈抜きで理解することが出来ます。

 



ですから、体に出ている反応をよーく診ておいて、大きくバランスの崩れている部分を「ちょこっと」いじってやるだけで、たいがい、よい方向に向かいます。



しかし一方で、大人よりも内臓も骨も筋肉も脆弱であり、ひとたび病気になると、悪化していくのも早い、という特徴があります。

 


なので場合によっては、詰めて治療に通ってもらわなくてはならない場合もあります。

 


清明院でも場合によっては、朝治療して、夜もう一度来てもらったり、毎日来てもらわなければいけないケースもあります。

 


まだまだ、小児と鍼灸については色々と書きたいこともあるんですが、今日は北辰会関東支部前日勉強会のお時間となってしまいましたので、この辺で終わりにします。



「小児と鍼灸」については、今後も折に触れて書いていきたいと思います。



鍼灸というのは、小児のあらゆる病に大変、有用性の高い医療だと思います。

 

 



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この記事に関するコメント

“小児と鍼灸(その3)” への2件のフィードバック

  1. より:

    そうなのよね。
    子供って楽になったら、親が言わなくても
    自分から「鍼行く~」っていう子もいるよ^^
    鍼している途中に、気持ちよさそうに
    「ハァ~」とかいう赤子も。かわいいね。
    でも昔、金鍼あてすぎたら発熱したこともあって。
    小児は本当に難しいです。

  2. いんちょう より:

    柚さん
    コメント、ありがとうございます!
    > 自分から「鍼行く~」っていう子もいるよ^^
    いますよね~。(笑)嬉しいもんです。
    > 小児は本当に難しいです。
    色んな意味でネ。(笑)Hちゃんのそのあとの様子が書けなかったので、近日中にアップしようと思っています。

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