東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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カゼのパターン

2010.12.02

最近多いですねえ、カゼひきさん。


清明院にも、

「咳が止まらないんですけど・・・。」

とか、

「熱っぽいんですけど・・・。」

とか、

「ノドがイガイガするんですけど・・・。」

とか、

「ゾクゾク寒気がするんですけど・・・。」

などなど、一口にカゼといっても、あらゆる症状を訴える患者さんがお見えになっております。


・・・まあ、ここ最近、急に寒くなったし、乾燥もしてるし、無理もないとは思いますが、何でこのように、カゼというのは、

ひく人によって色んな症状に分かれるんでしょうか。


・・・これは、その人が元々持っている「弱い部分」や、その人の置かれている環境が、大いに関係するからです。



これにより、同じように気候が寒くなったとしても、人によって様々に症状が分かれるのです。


東洋医学では、カゼをひく前の、もともとのその患者さんの体質素因
、つまり、もともと五臓六腑のどこに問題があったのかを、

問診で得た情報から、あらかじめ明らかにしておきます。


その上で、今回の風邪の症状がなぜ起こったか、今現在の問題の中心はどこかを、論理的に考え、治療をする訳です。


東洋医学的なカゼのパターンは、ひき始めのものも、こじれたものも、非常に多くのパターンがあります。



巷ではよく、

”カゼのひき始めには葛根湯”

だとか、

”くしゃみ3回、小青竜湯”

などという、デフォルメした宣伝文句を目にすることがありますが、本来の東洋医学では、そういう短絡的な結び付け方は致しません。



一人一人に合わせた治療、東洋医学的な的確な診立てを考えていかないと、カゼ一つでもなかなかよくならないんです。

 

 


・・・いずれにしても、しっかりと養生して、カゼをひかないような生活、送りましょう!!

 




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