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前回のお話・・・


「トポロジー（位相幾何学）」について

前回の話では、「針灸トポロジー学武会」の会長を務めた、間中喜雄先生の紹介のみで終わってしまいました・・・。（苦笑）

まあでも、鍼灸業界の人はもちろん、一般の患者さん達も、こういう立派な先生がいらした、ということは知っておいていいと思うので、いくつか参考になるサイトを紹介しておきます。

間中喜雄先生について
Wikipedia 間中喜雄

上記をお読みになると、この先生がいかにすごかったか、よくお分かりになるかと思います。

おそらく、「トポロジー」という考え方を、鍼灸医学の分野に持ち込んで、論文発表したのは、間中先生が世界初ではないかと思います。


（もし間違っていたらご指摘ください。）

僕にとっても間中先生は、今年の６月から講義にいかせていただく、東洋鍼灸専門学校の元校長先生ですし、僕が所属している（社）日本東洋医学会の発足にも関わった先生ですから、「超巨大な」大先輩でございます。

・・・まぁさておき、本題に戻りますが、まずは「トポロジー」とは何か、という話からしようと思います。

「トポロジー（位相幾何学）」なんていう言葉で辞書を引くと、恐ろしく難解な表現の言葉や数式の羅列が出てきます・・・。

正直、素人が読んでも意味不明瞭、清々しいほどの理解不能感に襲われます。（笑）

・・・ですので、無理して説明しようとするのは避け、僕なりに超簡単にまとめてみます。

そもそも、トポロジー（位相幾何学）というのは、「幾何学（きかがく）」の1分野です。

「幾何学」というのは、簡単に言うと”図形を研究する学問”のことで、その起源は古代ギリシアや古代オリエントまでさかのぼるそうです。

そして、「トポロジー（位相幾何学）」というのは、スイスのオイラー（1707－1783）や、ドイツのガウス（1777－1855）らの研究からはじまった、比較的新しい学問分野です。

現在まで、約250年ほどの歴史がありますが、特に取り沙汰されるようになったのは、20世紀に入ってからだそうです。

まだまだこれからの学問分野と言えそうですね。

これの内容を要約して一語で言いますと、


「一見まったく関連性のない2つのモノの間に、関連性を見い出すことが出来て、そのつながり具合を考える学問」


です。


（ちょっとわかりにくいかな・・・？）

・・・どういうことかというと、リンク先の動画を見ていただくと分かるように、一見まったく関連性のないコップとドーナツも、引っ張ったり伸ばしたりすると、「連続性を損なわずに」変形することが出来ます。

この2つの図形を、トポロジーの世界では区別せず、”同じもの”として取り扱います。


「そんなこと言ったら何もかも同じものじゃんか！」


という声が聞こえてきそうですが、それは違います。

続きは次回、その辺から。（笑）

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