東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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急性症との戦い

2013.01.26

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最近、急性症の患者さんが多い。


カゼに限らず、今朝からおかしいとか、昨日から急におかしいとか。。。


症状としては、胃痛、眩暈、腹痛、下痢、関節痛、頭痛などなど、実に様々です。


こないだ書いたように、24節気で「大寒」過ぎたら次は「立春」


「易(えき)」の世界では、「風」とか、「雷」に例えられる、よく言えば動的で活発、悪く言えば極めて不安定な「春」という季節のお出ましです。


(震雷木、巽風木の卦)


・・・で、すでにその影響か、非常に動きの速い病にかかっている患者さんを診ることが少なくありません。


こういう場合、どれだけタクティカルに治療を進められるか、術者のウデが問われます。


鍼をした、その場で楽になった、ハイじゃあ3日後に来てネ、では、急性症を治療しているとは言えません。


全然不十分です。


治療直後から、時系列的に何が起こっていくか、ということを詳細に予測し、実際に観察し、結果を分析することが、多くの重要な知見を与えてくれます。


清明院では、急性症の場合、2時間後、あるいは翌日、どういう状況になったか、必ず電話してもらって確認します。


・・・で、その変化を見極めた上で、次の手を打って行きます。


病と対峙して、常に先手先手が打てるように、細心の注意を払います。


スリリングな日々。(笑)




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