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花粉症考(鼻水篇②)

2013.03.26

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これまでのお話

カテゴリ 花粉症と東洋医学 参照


 

今日は、”鼻から酒が出てくる”という話です。(笑)


まあ花粉症に限らず、慢性鼻炎、アレルギー性鼻炎、蓄膿症などの、鼻の疾患で悩んでいる患者さんは意外と多いものです。


そしてこれは、命に関わるような疾患ではないものの、なかなかしつこく、常に気になる、イヤな疾患であります。


鼻がズルズルになってくると、仕事に集中できない、何をしてても気になって、楽しくない、ということになります。


これにも東洋医学的には色々な考え方、分類、治療があるのですが、ある種の鼻の疾患は、「飲酒」つまりアルコールで、てきめんに悪化するものがあります。


誰あろう、僕がそうです。(笑)


僕は疲労(寝不足)と飲酒が重なると、翌日、鼻から酒が溢れて来ます。

 

(苦笑・・・特に春先ね)


酒にも色々な種類があって、それぞれに微妙に発現する効果は違うようですが、まあ基本的には“大辛大熱(だいしんたいねつ)”といって、

 

体を温める力が強い飲み物とされています。


酒については、以前書きました。

患者さんの質問 参照



まあ、一口に「酒」と言っても、”何を”、”どのくらい”、”どういう状況で”呑んだのかによって、評価は変わってきますが、基本的にはこの大辛大熱の酒が、

 

脾の臓胃の腑(ザックリと中焦ですね)に熱を持たせ、その熱が上焦、特に肺の臓を脅かした時に、鼻の症状を悪化させます。


また、もっと浅い部分、つまり熱の”経絡”への影響の場合は、ここをシャープに狙わないといけません。


その患者さんの体質(素因)における肺と脾胃のもともとの関係性や、もともと「いかほど」「どこに(深さと位置)」熱がこもっていたか、によって診断や治療が変わってきます。



治療も、肺から熱をとるか、脾胃から熱をとるか、あるいはその両方か、それをどこで取るか、となってきますし、その判断を間違うと、全然効果が違ってきます。


いつも、

「鼻って、シビアだナー。。」

と思うところです。

 

 

伝統的に「芳香醒脾」「芳香理気」なんて言う治療法があるように、「臭香」というのは、人体にとって特別な作用を持つという認識があるようで、

 

興味深い部分の一つです。

 

 

◆参考文献

 

東洋学術出版社『食材効能大事典』

メディカルユーコン『東方栄養新書』

 




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