東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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なぜ「局所」をやらないのか。

2013.06.02

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以前に、このテーマで書いたような気もするけど、こないだ久々に患者さんから聞かれたので、また書いときます。(笑)


最近、学校で講義するために勉強し直しているせいか、首や肩周辺の整形外科的な症状を訴えてみえる患者さんが多いです。


・・・こういうの、実はよくあります。


自分が「今まさに」勉強している疾患の患者さんが増える、という、謎の現象ね。(笑)


・・・まあともかく、先日、とある四十肩の患者さんから、

「何で先生は、肩に直接鍼をしないんですか??」

と聞かれました。



内心で、”あー、なつかしい質問だなー”と思いながら、

「痛みのあるところというのは、ないところに比べて、血行が悪くなっているところなんです。そこをあまり刺激してしまうと、

余計に痛みがきつくなる場合があります。また、東洋医学は、痛みが出ているその部分だけを問題にするのではなく、

全身の血流や機能のバランスを整えるのが目的です。そのため、痛みが出ている局所に鍼をすることは、

ほとんどありませんし、必要もありません。局所を触らずに治せるなら、その方が全然きれいだし、体にとって、

非常にやさしいんです。」

と、お答えしました。


まあ要は、症状が出ている局所を触らないのは、

◆東洋医学というモノが、常に「内臓も含めた全身のアンバランス」を意識するものであり、症状の根本原因の除去を考えるモノであるからして、

局所の異常に対するアプローチは二の次になり易い。

ということと、

◆症状が出ている局所に不要な刺激を与えることで、症状が悪化するリスクの回避

と、

◆治療者自身の美学

による、ということです。


僕はもし上記が、患者さんの要望と「違った」場合、つまり、患者さん自身が局所に鍼を打ってほしかった場合に、

どうするのか、という、「患者さんの満足感」の問題については、僕個人としては「今は」やらないことにしています。


これは、エラソーに言う訳ではないけど、真面目に言って、「局所をやらないでも治せる」という自信があるからです。


それ(僕の考え方)がどうしても納得できないならば、他に行ってもらうしかない、という覚悟のもと、やっています。


・・・でも、スタッフには、もし往診の患者さんから「局所をやってほしい」という要望があった場合は、過剰刺激にならないように、

丁寧に、十二分に注意しながらやるように、と教えています。


僕も清明院を開業する前までは、マッサージも、局所の鍼治療も、さんざんやっていました。

 

 

局所の超強揉み希望のマッサージの患者さんや、一本一本の鍼が電撃様に響かないと「楽にならない」といって納得しない患者さんなども、

 

キチッと対応してきました。

 

 

かつての職場では、そういう患者さんから、ずいぶん指名も頂きました。



「出来ない」ということと、「出来るけどやらない」ということは、大きく意味が違うのです。



色々弁えた上で、自信と美学を持つべきだ、と思います。

 



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