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今回の夏休み中は、楽しいこともたくさんあった半面、何度か鍼灸に対する批判的な意見も聞いたので、ちょっと書いとこうかな、と思います。(笑)
まず一発目は、僕の友人の話。
この友人は旧友であり、長いこと連絡を取っていなかったのだが、今回の帰省で、久々に会った。
この春に、仕事の肉体的負荷から、坐骨神経痛を発症したとのこと。
あとで整形外科にてMRI検査の結果、腰のヘルニアだと分かったのだが、発症当時、本人はヘルニアだとは思わず、足の痺れがあることから、近所の鍼灸院を受診。
すると、なぜかそこの鍼の先生が、
「これは絶対にヘルニアじゃない、大丈夫、治る。」
と断言したので、その言葉を信じて3か月ほど、足の痺れている部分に鍼して灸して、さらにマッサージする治療に、「ほぼ毎日」治療に通った。
毎回の効果の判定や理学検査等の評価はほぼなく、治療院に行くとひたすら寝かされて鍼灸マッサージを患部にされるのみ、という感じだったそうだ。
そして、症状、全然よくならず。。。
不安がる友人に、その先生は経過中も、
「大丈夫、徐々に良くなるから。」
の一点張りで、具体的な説明はなし。
変わらない症状に、いよいよ不安に感じたので、「自主的に」総合病院を受診。
MRI検査の結果、「典型的なヘルニア」と診断。
・・・で、そのことを鍼灸院の先生に伝えると、悪びれる様子は全くなく、
「あー、よかったねえ、痺れの原因がはっきりして。じゃあ次回からはヘルニアの治療に切り替えるから。」
と、言われたそうだ。。。(絶句)
で、今度は腰回りに、同じように鍼、灸、マッサージ。
それでも全然症状が変わらないので、とうとう愛想をつかして、通院を自主的に辞めたんだそうだ。
・・・で、その友人曰く、
「鍼じゃヘルニアは治らねえよ!」
「鍼が嫌いになった。」
とのこと。
〇
・・・悲しいことだが、この友人がそう思うのも無理はない。
僕としては、なぜ最初の段階で、その先生が、彼がヘルニアじゃないことを断言したのかが、不思議でしょうがない。
超能力者なんだろうか。
そもそも、西洋医学的な診断名をどうこう言う権利(診断権)は、我々にはない。
まして、髄核の形態的異常である腰部のヘルニアの有無を確定するには、画像診断(それもレントゲンではなく、個人病院にはまずない、MRIという機械での診断)は必須。
・・・これ、訴えられてもおかしくない事例だ。
実にため息の出る話だった。
因みに、僕(清明院)のこれまで経験した症例では、首でも腰でも、ヘルニアと診断名のついている痛み、神経痛が完全治癒(症状消失)した例や、
完治ではないけど、症状がかなり緩解、軽減した例、あるいは、治療したものの症状が不変であり、紹介状を書いて専門病院を紹介し、手術に至り、
結局よくなった例など、すべて経験があるが、おおよそ、ヘルニアと聞いたら、鍼灸治療が有効である可能性が高い、という印象をもっている。
だから、どうしても手術したくない患者さんにとっては、鍼灸治療をやる価値は非常に高いと思って、積極的にお勧めしている。
(ただし、一定期間やって、効果が薄かったら、別の治療なり、西洋医学的な治療をお勧めすることにしている。)
患者さんは、ある鍼の先生のところに行って治らないと、鍼そのものの評価を、その印象で十把一絡げに断じてしまう。
で、それを方々で吹張するだろう。
仕方のない話であるが、悔しい、悲しい話だ。
その友人も、こうなる前に、僕に一言相談してほしかった。。。
もちろんその友人には、その後きっちり鍼をし、これまで感じたことのなかったような直後効果を実感してもらいましたが、果たしてどうでしょうかね。。。
鍼灸への不信は、回復したんでしょうか。
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鍼灸師って資格が必要なんじゃないの?
本当にこんな人がいるなら、
なんのための試験なのかしら。
よっぽど中身のない試験なの?
かなさん
コメント、ありがとうございます!
> よっぽど中身のない試験なの?
真摯に取り組んでいる鍼灸マッサージ師、養成機関の教員のためにも、ここはハッキリしておきたいと思いますが、鍼灸マッサージの国家試験そのものは、決して中身のないものではありません。
しかし、一度受かってしまえば、資格の更新制度もないわけなので、取ったらあとは自主的に勉強しない限り、医学書を開くことはありません。
で、あとは野放し状態、開業しようが、雇われだろうが、その人の自由です。
国家試験に通って、そこで勉強を止めてしまう人は、あとは日々のルーチンをこなすだけ、という風になってしまっている鍼灸師も、残念ながらいると思います。。。
この業界の、大きな問題の一つだと思います。
今後は、患者さんも今以上に目が肥えてきますので、そういう輩はどんどん淘汰されていくとは思いますが。。。
初めまして、地方の病院で鍼灸師として職務に励んでおりますが、この手の「ヘルニア」記事を見るといつも疑問に思うのですが(今回は低レベルを嘆く部分が主眼の記事なので申し訳ないです)
「ヘルニアに鍼灸が有効というのはどのような理論からお話されているのでしょうか?」と、いうことがいつも気になります。
もちろん、患者様向けのブログであるのであまりDeepな説明や学術論などは排斥されているかと思いますが、ランキング1位ブログ様ですので質問させてください。
そもそも「ヘルニア」とは何をおっしゃっていて、どこに対して治療をなされているのですか?
臨床3年目鍼灸師さん
初めまして。
>(今回は低レベルを嘆く部分が主眼の記事なので申し訳ないです)
いえいえ、僕もそう偉そうに言えたもんじゃありませんがね。。。(苦笑)
何なら実名で、白昼堂々、バンバンやり取りしましょう!
一般であれ鍼灸師であれ、そのやり取りを読んだ方も、勉強になると思いますので。
> 「ヘルニアに鍼灸が有効というのはどのような理論からお話されているのでしょうか?」と、いうことがいつも気になります。
僕も気になります。(笑)
・・・というのは、”鍼灸で〇〇(西洋医学的病名)が治る”と断定することなんて、僕は不可能だと思っています。
我々はあくまでも東洋医学の理論に則って、東洋医学的な手法で治療を進めていきます。
その結果、西洋医学的に病名診断がついているもの(検査数値や症状や患部の状態)が治ったりすることがある、というだけの話であって、西洋医学の病名が〇〇だから鍼灸で治るとか、治らないとかは、厳密には言えないのです。(・・・と思いませんか?)
> もちろん、患者様向けのブログであるのであまりDeepな説明や学術論などは排斥されているかと思いますが、ランキング1位ブログ様ですので質問させてください。
清明院の治療理論、手法は北辰会方式です。
北辰会からは多くの書籍が出ていますし、教科書もありますし、関西でも関東でも月に一回、勉強会をやっています。
もし興味がおありでしたら、見てみたらいいと思います。
> そもそも「ヘルニア」とは何をおっしゃっていて、どこに対して治療をなされているのですか?
この記事で言う”ヘルニア”は「腰椎椎間板ヘルニア」や「頸椎椎間板ヘルニア」の事であり、「臍ヘルニア」や「鼠径ヘルニア」の事ではありません。
治療はケースバイケースで、患者さん一人一人に合わせて、弁証論治いたします。
ヘルニアだから特定の配穴に鍼灸をする、ということは、清明院ではあり得ません。
こんにちは。
前回は歯痛の記事でコメントさせていただきました、お返事ありがとうございました。
今回は 息子が腰のヘルニアで、記事読ませていただきました。
先日、整形外科で腰のヘルニアと診断され、とりあえずリハビリをするようにと言われたみたいですが、次また同じような痛みが出たら手術だそうです。
記事にあったように、息子も坐骨神経痛からヘルニアの流れです。
手術は 神経の辺りをさわるので、危険もあると医師(整形外科医では無いですが)から聞き、親としては怖いなと思っています。
できたら、手術は避けられたらと思います。
鍼灸も、治療の選択の一方法なんですね。
試してみる価値はありますよね。
息子は東京中野に住んでいるので、なにかの時は清明院さんでお世話になれればと思います。
りんりんさん
お久しぶりです。
コメントありがとうございます。(^^)
息子さん、ヘルニアでお困りなのですね。
中野でしたら近いので、どうにもならないようでしたら一度診させて下さい。