東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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オカルトと東洋医学 その2

2014.03.27

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前回のお話・・・

オカルトと東洋医学


 


では続きいきます!!



◆東洋医学は魔術か?


前回、オカルトの意味、一つ一つと、東洋医学の意味を照らし合わせながら、色々考えてみました。


その中に、最後の一つ、”魔術”というものがありました。


今日はそれについて考えてみます。


まず”魔術”って、一体全体何でしょうか。


辞書(デジタル大辞泉)によると、

1、人の心を惑わす不思議な術。魔法。「―をかける」「言葉の―」

2、手品。特に、大がかりな仕掛けを用いるものにいう。

とあります。


見方によっては、1、の方の意味は、特に患者さん目線で考えれば、そう感じる人もいるかもしれませんね。(笑)


どこに行っても治らない、有名な大学病院の偉い先生にかかっても治らなかった、そういうもの(症状)が一本の鍼でグーッと動いた時、患者さんは驚嘆し、

「これは魔法だ!!」

となるわけですね。



・・・で、それを聞いた外野が、

「気が動いて陰陽バランスが調った結果、あの病気が治ったって??・・・へえ~、鍼ってオカルトだね。」

と考えるのは、現代の常識からしたら、特段、不思議はないとも言えるかもしれません。


実際、昨日の記事にも、ぷららさんからコメントがあったように、臨床やってると、魔法使いと思われてしまうことは普通にあります。(苦笑)


しかし、ここで強調したいけど、実はそこには、一定のセンスと学力があれば、誰でも出来るような、キチッとした論理、学問があるんだよ、ということです。


古代~現代の先哲たちは、それをキチッと体系的な文章にして、事細かに残してくれています。


だから、現代の我々凡人でも、それを真摯に学び、臨床で実践し、結果を出せば、医療人として成立する訳です。


我々は魔法、魔術をやっているのではなく、先人が残した、”蓋然性の極めて高い”、ありがたい知恵を、ただ使わせていただいているだけなのです。



続く。




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