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これまでのお話・・・
肩こりと東洋医学
肩こりと東洋医学 2
肩こりと東洋医学 3
では、続きいきます!!
前回、江戸期には「肩こり」を指す言葉として、もともと中国にあった、肩こりとは違う病態を示す「痃癖(けんぺき)」という病名が、
なぜか「肩こり」を指す言葉として日本で使われ、庶民にまで浸透していた、という言説を紹介しました。
この痃癖の「痃」の字は、「カタカイ」とも読むそうで、後になって、これに「肩害」という文字が当てられたことが、「痃癖」が肩凝りのことを指す、
という認識を促進したんだそうです。
また、この頃からはついに「痃癖」が「肩癖」という漢字表記に変化し、ますます
”肩こりisケンペキ!”
という言葉、認識が、医者の間にも庶民の間にも浸透していったようです。
(このように、もともと言い間違いとか誤訳だったものが、やがて通用されるようになる例というのは、チョイチョイあるようですね。)
また、日本人が肩凝りを強く意識するようになったことの一つに、「滞る」という病因に対する注目や、当時の社会情勢や日本人の勤勉さの他に、
「按摩の流行」
というものも関与しているようです。
「凝り」というのは、そこを直に揉まれることによって認識され、また、揉まれることによって楽になる、という面があります。
僕もこう見えて、20代前半の、まだ鍼なんてやらせてもらえなかった頃は、死ぬほどマッサージをやりました。(笑)
来る日も来る日もマッサージをやって、どんな強揉みを希望する人も、ちょっと触るだけで敏感な反応が出る人にも、幅広く対応できるようになりました。
ですのでこのことは実体験としてよく知っています。
患者さんが訴えていなくても、こちらがプロの手で触れば、そこが凝っていることが分かり、それを揉むことで、揉む前よりも明らかに楽になる、軽くなる、この感覚です。
これは現在の私の治療において、経穴の所見を観察する際にも非常に役に立っています。
ところで、江戸時代は、患者さんのお腹や背中を丹念に触って病気を診察する技術が発達しました。
(因みに、触診をここまで重要視するのは日本ならではだそうです。)
江戸中期ごろからは、盲人が按摩や鍼をやることも珍しくはありませんでした。
北野武さんの映画『座頭市』でも、座頭市が按摩をするシーンがありましたね。
あのように、お金持ちはもちろん、庶民にまで、「滞り」という病因に対する予防策、治療策として、按摩が浸透し、このことがなおさら、
「肩こり」というものを日本人に強く意識させる結果となっていった、と考えられるようです。
続く
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