東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「伝統」とは何か。 4

2017.03.24

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これまでのお話

 

「伝統」とは何か。

「伝統」とは何か。 2 

「伝統」とは何か。 3  参照

 

 

では続きいきます。

 

 

◆「易」の三義

 

 

「気」とともに、我々の医学のもとになっている「陰陽」という哲学。

 

 

これが一体どういうものなのか、ということについては、『黄帝内経』の中には詳述されていません。

 

 

『黄帝内経』は、陰陽についてある程度理解していることを前提に書かれているような雰囲気があります。

 

 

その「陰陽」について詳しく書かれている大古典が『易経(えききょう)』という書物です。

 

 

北辰会も以前からそうですし、近年では他の様々な流派の先生方も、この『易経』を非常に重視するようになってきました。

 

 

鍼灸師が、『易経』に関する内容を書いた本も、いくつか出て来はじめました。

 

 

いいことです。

 

 

でもこれ、なかなか難しいんです。

 

 

あんまり東洋医学の基本的なことが分かっていないうちに、興味本位で噛り付くと、普通に歯が折れます。(゚∀゚)

 

 

また、ある程度基本が分かった段階で、『易経』に関する色々な説明を受けても、

 

「うんうん、なるほど分かった。・・・で?それをどうやって臨床に使ったらいいの??」

 

と、なりやすく、そこで脱落しやすいお勉強の一つでもあります。(苦笑)

 

 

こういった、「根本哲学」なんてモノは、結局、実際には役に立たない!とか言っちゃう人がいるのも分からないではないくらい、

 

なかなか取っ付きにくい学問だと思います。

 

 

僕もこれまで、『易経』、「易学」、「医易学」については、このブログ上でもあまり触れてきませんでした。

 

(易に関してはエキスパートを何人か知っているので、理解が曖昧な状態で何か書くのが、怒られそうで怖くてね。。。)

 

 

でも「補瀉」とか「三陰三陽」の時みたいに、そのうち、気が向いたらバーッと書こうと思っていますので、少々お待ちを。(笑)

 

 

・・・前置きが長くなったけど、「易」には三義と呼ばれるものがあります。

 

 

これは、「易」という言葉が持つ、三つの意味、というほどの意味です。

 

 

長くなりそうなんで、続く。(*‘∀‘)

 

 

 

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