東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「見えない世界」の取り扱い

2010.09.13

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昨日、12日の日曜日に、とある先輩達と何人かで飲みに行きました・・・。

(昼間っからそば屋で♪・・・シブいっしょ?)

 


・・・そこで、興味深い話題になりました。

 


「いわゆる霊とかオーラとか、”普通、目に見えない世界”を竹下は信じるか?」

という話題です。

(僕はこんな話題も、意外と嫌いじゃないです。(笑)・・・といってオカルトマニアでもないけど。)

 


僕が普段当たり前のように行っているのは、「気」と「陰陽」という、中国古代からの自然哲学に立脚した、

「東洋医学に基づいた鍼灸治療」

であります。

 


中国古代の自然哲学においては、この世の万物は「気」なるもので出来ている、と考え、

①目に見え、触れることのできるもの=「気」が凝集した姿

②目に見えず、触れられないけど、感じ取れるもの=「気」が凝集してない状態

と、考えます。

(一応、ざっくり言うとネ。詳しくは 「気」ってなんですか? 参照)

 


・・・ということは、①と②を比較すると、②の方が相対的に”動的”な存在ですね?

(動きに関して、物理的な制約を受けないからです。)

 


とすれば、①は相対的に”静的”な存在、と位置付けることが出来ます。

(あくまで相対的に!ですよ。静的なのであって、あくまでも”気”ですから、静止している訳ではありません。)

 


・・・ということは、①と②の関係は、「存在のありよう」というくくりで、「陰陽」に分けて考えることができます。

(これも詳しくは 「陰陽(いんよう)」って何ですか? 参照)

 


したがって、「気」と「陰陽」という哲学もし肯定するんであれば、別に、

”普通は、目に見えない、霊的な世界”

というのも、特に否定することもないよなあ、というのが、僕の考えです。

 


しかしそこで、ここが問題じゃないかなあ、と個人的に思うのは、この、

”普通は、目に見えない世界”

というものを、「異常に」強調し、狂信、盲信し、一般的な、誰でも分かる、理解出来るような3次元世界での現象まで、否定にかかる人間がいることと、逆に、

「その人的に」信じられない、納得いかないからといって、見えない世界のことを「異常に」否定したがる人間がいることではないでしょうか。

 


ここには当然、「争い」が生まれます。

 


それも、”不毛な”です。

 


なぜなら、単なる”価値観”の押し付け合いになっているからです。

 

最後は感情だけです。こんなもんは。

 

僕から見たらどっちも「異常」です。(笑)

 


・・・最近でこそあまりやらなくなったけど、一時期、上岡龍太郎さんがテレビで、インチキ霊能力者やインチキ気功師を集めて、言葉(ディベート)と、

 

実際に実験をやらせての結果から、ケチョンケチョンにやっつけている特番が、よく組まれてました。

(今でも、youtubeなんかで観れるよ。ちなみに僕はこないだ全部見た(笑))

 


あれによって、視聴者にはますます、

「見えない世界(+それを主張する人たち)=胡散臭いもの」

という印象が強く残ったと思います。

 

(年末のTVタックルの特番なんかもそうだね。)

 


あの時に面白おかしく扱われ、やり玉に挙がっていた、明らかなインチキ商法の方々に関しては論外ですが、たとえ、

”見えない世界信じてる組”

の主張に、何らかの真実性(明らかに変化が出ている等)があっても、それを現代科学の手法で説明できないならば「即」全てウソ、インチキ、

 

と決めつけてかかるのはいかがなもんかなぁ、と思います。

 


・・・ちょっとそれって傲慢なんじゃない?と思います。

 


それこそ、

「全ての事象が現代科学でなら証明できるはず!」

という、現代人の勝手な思いこみ(ある種、信仰?)からくる、

”価値観の押しつけ”

の面があり、自分が争いごとの多数派に入っていることで得られる安心感を優先し、判断に冷静さを欠いてやしないか?という気がしますが・・。(苦笑)

 


・・・まあ、僕が東洋医学を何故信じるかというと、

「自分なりに一生懸命勉強して、鍼を一生懸命やってみたら、東洋医学的に考えてやった方がよく効いた♪ 患者さんも喜んだ♪」

というリアルな体験からであります。

(笑・・・簡単、単純でしょ?)

 


眼前で起こった事実の積み重ね(経験)が、現代科学で証明されようがされまいが、事実は事実。経験は経験。

 


患者さんには、自分がいいと思っているそれを、最大限提供するのみであります。

 

決して傲慢や強要にならずに、

「冷静に」、

「ご提案も交えながら」、

・・・です!


 

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