東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「鍼灸道」

2010.10.11

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先週の金曜日、またまた、楽しい酒を飲みました。

(土曜日は予約満タンだったので、深酒はしてませんよ(笑))

 


相手は、昔僕が勤めた職場の同僚で、僕とは違う、とある鍼の流派の先生です。

 


こういう時、お互いの鍼のやり方の細かい理論の違いについて「不毛な論争」をすることはあまり意味がないし、楽しくないと思ったので、

年上の先生であることもあって、鍼のキャリアはそんなに変わらないけど、人生の先輩ですんで、もっぱら僕が聞きに回って、

「こういう患者さんの場合はどうやってるんですか?」

とか、

「その場合、鍼を打つ瞬間にはどういう意図を持って打つんですか?」

とか、

「このツボにはどんな意味を置いてるの?」

とか、くだらん話から、もっともっと専門的な話まで、2時間ぐらいの短い時間でしたが、色々と参考になりました。

 


この業界には、あらゆる「流派」というものが存在します。

 


このことは確かに、以前
「鍼灸と保険」シリーズでも述べたように、

「業界全体が一丸となった、大きな動きが生まれにくい。」

「鍼灸医学のスタンダードが構築しにくい。つまり、鍼灸師教育上の問題が解決しにくい。」

などの問題もあるけど、逆に言えば、色々な観点、やり方があって、患者さんとしては選び放題、という、いい面もあります。

 


だから患者さんに分かってほしいのは、ある鍼灸院にかかって、もし治らなかったとしても、他の鍼灸院でなら治る可能性がある、ということです。

 


鍼には色んな考え方、やり方があり、それぞれが「結果」を出している、という現実があるんです。

 


コレは、患者さんにとってはある意味”福音”でしょう。

 


まあ、と同時に、不必要な「迷い」を生む原因でもありますがネ・・・。(苦笑)

 


・・・僕は僕のやり方に、その先生はその先生のやり方に「自信を持って」患者さんにあたっています。

 


いずれにせよ、最終ジャッジ権を持っているのは「患者さん」です。

 


一人でも多くの患者さんに選んでもらいたいと思うので、僕は僕の「最高の鍼灸」の世界をもっともっと追求していきたいと思います。

 


他の追随をまったく許さないぐらいに・・・です。

 


まー毎日毎日、飽きもせず、ひたすら「鍼灸道」邁進です!

 


雑味まったくナシ!!(笑)

 



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この記事に関するコメント

“「鍼灸道」” への6件のフィードバック

  1. クリ助 より:

    一周年おめでとうございます!
    > だから患者さんに分かってほしいのは、ある鍼灸院にかかって、もし治らなかったとしても、他の鍼灸院でなら治る可能性がある、ということです。
    私もそう思います!
    最初に受けた鍼灸が患者さんにとって「鍼灸」になりやすいのですが、鍼灸師である私が鍼灸院を100カ所回っても、「スタンダード」は見えてきません。

  2. いんちょう より:

    クリ助さん
    > 一周年おめでとうございます!
    ありがとうございます!!
    > 最初に受けた鍼灸が患者さんにとって「鍼灸」になりやすいのですが、鍼灸師である私が鍼灸院を100カ所回っても、「スタンダード」は見えてきません。
    ホントですよね。(笑)それこそが日本鍼灸・・・なんてネ♪

  3. ガーナ より:

    Aでは無理だったけどBでなら簡単に治せるということもあるんですよね?
    私の場合北辰会さんの鍼灸しかしらないからそれがスタンダードになりますが北辰会さんでもそれはあるんでしょうか?

  4. いんちょう より:

    ガーナさん
    はじめまして。コメント、ありがとうございます
    > Aでは無理だったけどBでなら簡単に治せるということもあるんですよね?
    「簡単に」とは言っていませんし、そうなるかどうかは分かりませんが、最低でも「治る可能性はある」とは思います。
    > 私の場合北辰会さんの鍼灸しかしらないからそれがスタンダードになりますが北辰会さんでもそれはあるんでしょうか?
    ありえると思います。例えやり方(方法論)は同じでも、その先生の技術力や着眼点の違いによって、うまくいくケースもあると思います。
    患者さんには、とにかくあきらめないでほしいと思っています。

  5. ガーナ より:

    返答ありがとうございます。
    「簡単に」は極端でしたが流派によって治せたり治せなかったりするケースも有り得るのですね。その場合は症状に対してその流派の見立てが根本から間違っているということになるのでしょうか?
    同じ北辰会の中でもアトピー治療に強かったり精神疾患に強かったり得意分野があるということでしょうか。
    イマイチ治りが悪く停滞しているので少し不安になっていますが治ると信じてみようと思います。

  6. いんちょう より:

    ガーナさん
    >流派によって治せたり治せなかったりするケースも有り得るのですね。その場合は症状に対してその流派の見立てが根本から間違っているということになるのでしょうか?
    診立ての問題については、もし根本から間違っていたら、当然、最初からいい変化は起こらないと思いますし、ケースバイケースです。一概には言えません。
    > 同じ北辰会の中でもアトピー治療に強かったり精神疾患に強かったり得意分野があるということでしょうか。
    それはその先生の経験によって、多少はあると思いますが、基本的に東洋医学では西洋医学の病名に基づいて治療をする訳ではありませんので、一概に疾患名のみで得手不得手を考えることは出来ません。
    > イマイチ治りが悪く停滞しているので少し不安になっていますが治ると信じてみようと思います。
    まずはそれが一番大事かと思います。自分自身の「治る力」を信じましょう。
    結局、〇〇流は〇〇病に強い、とかいう細かいことではなく、まずはその先生の「治ってほしい気持ち」と患者さんの「治りたい気持ち」が一つになるところが、治療のスタートラインかと思います。

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