東洋医学 伝統鍼灸 清明院

お電話

03-6300-0763

10:00~21:00(完全予約制)

休診日:日曜(土曜、祝日の診療は18時迄)
〒151-0053東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿601
初診・再診の御予約、予約の変更、
その他お問い合わせはこちら

「衛気」って何ですか? その17

2017.02.19

20170213_175650.jpg

 

 

 

**********************************************************************************************
       にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
   ↑↑↑        ↑↑↑
この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

 

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************

 

 

 

これまでのお話

 

カテゴリ 「衛気」参照

 

 

 

◆営気の循環

 

 

「衛気」という言い方は、「営気」に対する言い方です。

 

 

人体には他にも、「神気」「真気」「元気」「原気」「宗気」「正気」「生気」「精気」「清気」など、働きや活躍する部位によって、

 

様々な「気」の呼び名があります。

 

 

東洋医学は意外と、それらがどこでどう関わっているのか、みたいな素朴な疑問が、未解決だったりします。(苦笑)

 

 

まあ、その辺をあまり詰めたところで、全体観を見失いがちになるだろうし、煩瑣哲学的になるからでしょうね。

 

 

生理病理を説明するのに概念を分類することは大事だけど、あくまでも「気一元」です。

 

 

・・・ともかく、「衛気」に循環経路があるように、「営気」にも、循環経路があります。

 

 

『霊枢 経脈篇(10)』というところには、営気が十二経絡を、順々に巡っている、と書いてあります。

 

 

鍼灸学校の学生は、この、各経絡を営気が流れる順番を、一生懸命覚えます。

 

 

ところが、『黄帝内経』全体を読んでいくと、『霊枢 経脈篇(10)』に書いてある、気の流れる順番が全てではないのです。

 

 

例えば、『霊枢 営気篇(16)』では、十二経+奇経八脈の任脈と督脈が入ります。

 

 

そして、『霊枢 脈度篇(17)』では、さらに奇経八脈の陰蹻脉と陽蹻脉が加わります。

 

 

脈度篇では、面白いことに男性では陽蹻脉、女性では陰蹻脉と言い、経絡の本数を(十二経絡+蹻脈)×左右ですべて合わせて28脈とし、天の星座、28宿と合わせています。

 

 

因みにこの28という数字は、暦のもとになっていると言ってもいい数字で、女性の月経もそう、月の満ち欠け、潮の満ち引き、

 

皮膚のターンオーバーのサイクル(これは諸説あるが)も28日周期です。

 

 

そしてこの考え方は『霊枢 五十営(15)』にも引き継がれておりまして、「天人合一思想」を基本とする東洋医学、東洋哲学では、

 

こうやって数字的に自然と人体を重ね合わせたりした痕跡が随所に見られます。

 

 

まあ、ここまでいくと荒唐無稽だとか、牽強付会だとか、思弁的過ぎるという批判もありますが、大事なことは、臨床で使えるかどうか。

 

 

 

続く

 

 

 

読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!

 

 

   にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 

 

清明院オフィシャルサイト

 

 

清明院スタッフブログ『清明なる日々』

 

 

 

 

関連記事: 衛気経絡(十二正経)経絡(奇経八脈)

ブログ記事関連タグ

この記事に関するコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です



:上の図のアルファベットと数字を、左のボックスに御記入ください。 (迷惑コメント対策ですので、お手数おかけしますがよろしくお願い致します。)

 RSSリーダーで購読する

ブログ内検索
おすすめ記事一覧
カテゴリー
最近の投稿