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『ドン・キホーテ』というお話

2011.08.18

 

 

 

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今日お話しするのは、皆さんよくご存じの「激安の殿堂」のことではありません。(笑)

 



・・・こないだ、関西に行った時、とある先生と、『ドン・キホーテ』という小説の話になりました。


 

実はこの作品、僕は大人になってから、ちゃんと読んだことがありません。

 



でも小学生の頃、家にあった、この本を子供向けにあらすじだけ簡単に書いた絵本みたいなのを読んだ記憶はあります。

 


このお話は、スペインの作家、セルバンテス(1547~1616)の作品で、17世紀のヨーロッパ文学の名作です。

 


2002年には、世界54か国の著名な文学者100人の投票による「史上最高の文学百選」で1位を獲得した作品だそうです。

 



あらすじとしては、『騎士道物語※』を読み過ぎて妄想に取りつかれた男が、自分を伝説の騎士だと勘違いし、世直しの旅に出る、というお話で、


風車を悪い巨人だと思いこんで立ち向かう、というシーンが有名ですが、なぜこんなにも有名で、評価が高いのか、というところは、あまり知られていません。


(※騎士道物語・・・当時のヨーロッパで流行していた、騎士の武勲や恋愛模様をヒロイックに描いた物語。)

 



 



この主人公である妄想に陥った男は、実は旧態依然とした当時のスペインを例えており、風車は当時のオランダを示しており、実は当時のスペイン政府を痛烈に批判したメタファー(暗喩)なんだそうです。

 

(17世紀ごろのスペインとオランダの歴史については、ネットでいくらでも出てきます。興味がある方は調べてみて下さい。)

 



また、この小説の中では、現代の小説で多用される、あらゆる手法の原型とも言える表現方法がふんだんに使われており、その意味でも評価が高いんだそうです。

 




 



物語の中では、主人公たちの行くところ、騎士道精神の狂気と夢想が、ことごとく現実社会と衝突し、はたから見たら滑稽ながらも、彼らにとっては悲痛な失敗を繰り返します。

 



しかし、行く先々で嘲笑の対象になりながらも、ドン・キホーテの(妄想による)勇気と気高い意志はいささかもくじけることがありません。

 


・・・とまあ、そんなお話です。

 


ネットなんかで調べますと、これには大きく2パターンの感想があるようです。

 


1つは、

 

バカを承知で理想主義に生きることが、はたから見たらいかに無意味で、滑稽で、無様なものかというのを痛烈に皮肉った、現実主義の大切さを強調した作品である、

 

という感想と、もう1つは、

 

数々の困難に遭いながらもくじけないで突き進むドン・キホーテの姿から、信念を持って生きることの難しさと同時に、その大切さと尊さに気付かされ、大きな勇気をもらえる、

 

という感想です。

 


信念を持って理想に生きて、現実とのギャップに苦しみながらも、それでもくじけずにやって、それなりの結果を残そうとする人生がいいか、


現実を迎合して、ある意味「冷静に賢く」生きるのがいいか、それともその狭間でうまくバランスを取りながら生きるのがいいか。

 




皆さんはどうでしょうか・・・??

 



『ドン・キホーテ』、ちゃんと読んでみようと思います。

 

 




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この記事に関するコメント

“『ドン・キホーテ』というお話” への4件のフィードバック

  1. 山の子供 より:

    ドンキホーテ、バレエが好きで、日本、ロシア両方のバレエ団の舞台を鑑賞したことがありますが、どちらも英雄として描かれていました。私は本を読んでやはり、風車に向かって行く意味が滑稽だとは思いましたが、やらなければ気がすまない人は失敗しても達成感があるのではと感じました。気性の加減かしら?とも。
    破綻した某航空会社に勤めおりましたが、守るものがある人種は冷静に渡っていく、そうでもない私のような者は、うそはつかない、思った通りに真っ直ぐに後悔なく貫き通す。そんな風な仕組みのような気がします。
    女だったせいか、いつも人の心を動かすことに成功していましたが、守るものがあったら私も冷静に渡っていたのかもしれないと思うと、なかなか難しい問題ですね。先生はどちらですか?

  2. いんちょう より:

    山の子供さん
    コメント、ありがとうございます!!
    > 先生はどちらですか?
    時と場合によります。(笑・・・基本的には理想家なんでしょうがネ。)ここら辺の判断の加減というのは、非常に重要なことと考えております。

  3. かえる より:

    『現実を冷静に受け入れつつ、信念も決してなくさない』…なんていう私の想いはわがままですかねぇ…。
    どんな人も、自分の軸になる信念というか【その人らしさ】をなくしてしまってる(あるいは気付けずにいる)と、すごくつらいんじゃないかと思うんですよね。
    とはいえ、そういう信念って、ひとつではないかもしれないし、その時々において変わるものかもしれないですね。
    …結局答えが出ません(笑)。
    でも、このご時世ですし、理想があるってことだけで幸せだし素晴らしいことですよ!

  4. いんちょう より:

    かえるさん
    コメント、ありがとうございます!
    > 『現実を冷静に受け入れつつ、信念も決してなくさない』…なんていう私の想いはわがままですかねぇ…。
    いやいや、それが普通だと思いますよ。
    > どんな人も、自分の軸になる信念というか【その人らしさ】をなくしてしまってる(あるいは気付けずにいる)と、すごくつらいんじゃないかと思う。
    > とはいえ、そういう信念って、ひとつではないかもしれないし、その時々において変わるものかもしれない。
    僕もそう思います。この問題は、各人がそれぞれの考え方で生きればよく、明確な一般解みたいなものはない問題だと思っております。
    そういうことを考えことがなく、迷って苦しんで辛い、という方にとっては、このことを考えると、一歩前進しやすいんじゃないかな、と思います。

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