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昨日は、とある勉強会に参加してきました。
参加者のほとんどが医師を中心とした勉強会だったのですが、やっぱり、彼らから見るとどうしても東洋医学はサブ的な位置づけであり、
基本的にはまだ「研究対象」って感じで、慢性疾患や整形外科疾患にそこそこ強いのが東洋医学だから、
困った時には使ってみよう、みたいな論調が相変わらず目立ちました。
(・・・まあ、医学部における東洋医学教育はほぼ皆無、東洋医学外来を持っている病院もごく一部、当然ちゃあ当然なんですがネ。)
我々、東洋医学を専門にやっているものから見ると、近年話題の、
「代替、補完医療としての東洋医学」
だとか、
「西洋と東洋を合わせた、第3の統合医療」
という響き自体に、疑問を持ちます。
コレって、何となく「音(オト)的に」響きがいいだけで、”代替、補完”というと、要は”脇役”ということで、これまで変わらんじゃん、
と思うし、”統合”と言われても、統合するのが医師(西洋医学)ならば、別に同じ事じゃないの??と思ってしまいます。
ホントは抜本的制度改革による両医学の独立、両立、平等化、で、患者さんの選択の自由でいいと思うんですが、なかなかその動きにいきませんね・・・。(苦笑)
日本て、アンフェアが好きなのか嫌いなのかよく分からん・・・。
行政には、根本治療も応急処置も出来ないのか。
薬が売れて、経済が回れば、それでいいのか。
まあ、それ以外のトピックスでも、漢方薬の副作用の原因物質を化学的に追究してみたりとか、文献学的に古典に出てくる単語の意味を深く調べてみたりと、
確かに膨大な学問と労力は必要とするだろうけど、臨床的にどうだこうだ、という話が少なかったのが印象的でした。
かつて問題になった小柴胡湯の副作用問題や、甘草含有製剤による偽アルドステロン症の問題なんていうのも、
結局は病名漢方、症状漢方からいつまでたっても脱却しないから起こる問題で、原因物質を突き止めることよりも、
考え方を改めるところから始めるべきのように思えてなりません。
また、ドクターから見て、近年鍼灸業界に対する関心が高まってはきているが、みんなやり方がバラバラで、医師としても、
どうやって勉強したらいいか、誰の話を聞いたらいいのか分からない、という話を聞き、
「あー、それは確かにそうだろうなー。(苦笑)」
と思ってしまいました。
まさにそれが、日本の鍼灸学校、鍼灸教育そのものの問題点でもあろうかと思います。
・・・しかし、総じて、徐々にではありますが、ドクターの間で「鍼灸や漢方」というものが広まりつつある、という雰囲気は感じました。
今後、まだまだいい方向に動いていくことと思いますので、今後の動きに期待したいな、という感じです。
そして終了後は、新宿で行われた、東洋鍼灸専門学校の謝恩会に出席してきました。
僕は去年、初めて学校教員として講義させていただいたので、こういう場に呼ばれたのは初めてでしたが、卒業生の方や、
普段なかなかお会いできない色々な先生方から貴重な話を聞くことが出来、大変有意義な時間でした。
この業界の歴史や現状についても、まだまだ全然モノを知らないナー・・・、と痛感しました。
僕の世界、見識は、まだ全然狭い。
もっともっと見聞を広め、精進せねば・・・。
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診療再開!!
とても興味のあるブログです。
楽しく拝見させて頂きました
数点質問があります。
>みんなやり方がバラバラ、
>まさにそれが、日本の鍼灸学校、鍼灸教育そのものの問題点
●質問1
同じ「東洋医学」なのに、そんなにやり方が違うものなのでしょうか?
(違うとは良く聞きますが・・・)
鍼灸学校がそれぞれの『流派』に属している、という事でしょうか?
鍼灸学生は最初に出会った『流派』に染まっていくことになるのでしょうか?
『流派』を超えた交流はあるのでしょうか?
●質問2
西洋医学では、医師が診察・処置・(薬の)処方を全てやっておりますが、
東洋医学(鍼灸)では、診断・処置までしかしないと思います。
薬(漢方)が欲しい場合には、漢方師に再度「診断」をしてもらって、処方になると思います。
これでは、患者は2度手間になるし、処置と処方の連携がうまくいかないのではないか、と感じてしまいます。
鍼灸師・漢方師が連携するような体制はあるのでしょうか?
それとも「一流」の鍼灸師は漢方師も兼ねるのでしょうか?
50年の人生で何度か鍼をうけましたが、
鍼灸師はとても当り外れが大きいと思います。
ブログを拝見して「一流の鍼灸師」さん
(または一流を目指している鍼灸師)
だと感じ、質問をさせて頂きました。
不定期で拝見してますので、
お手隙の時に御回答下さい。
通りすがりさん
コメント、ありがとうございます。
以下、私の分かる範囲で回答させていただきます。
> 同じ「東洋医学」なのに、そんなにやり方が違うものなのでしょうか?
はい、違うんです。(苦笑)やってる側からすると、それが面白いところでもありますが。
> 鍼灸学校がそれぞれの『流派』に属している、という事でしょうか?
そんなことはないです。もちろん学校によってそれぞれ特色はありますが、どの学校も、特定の流派のやり方のみを教えているワケではありません。
> 鍼灸学生は最初に出会った『流派』に染まっていくことになるのでしょうか?
そういう人もいるかもしれませんが、基本的には各人が判断して、色々な先生の話を聞きながら、最も自分が納得のいく流派を最終的に選んでいく、という感じだと思います。
> 『流派』を超えた交流はあるのでしょうか?
現在は、団体間での交流は、盛んにはないです。かつてはあった時期もあったようですが、結局話がまとまらなかった、というのが実情のようです。
> 鍼灸師・漢方師が連携するような体制はあるのでしょうか?
個人レベルではあると思います。清明院でも、場合によっては、とある信頼できる漢方薬局さんを紹介させていただくことがあります。
> それとも「一流」の鍼灸師は漢方師も兼ねるのでしょうか?
個人的には、土台になっている理論は同じといえども、鍼灸は鍼灸のプロに、漢方は漢方のプロにかかるのが一番いいと思います。両方を自在に使い分けられる先生は日本では非常に少ないと思います。
以上です。今後も当ブログを宜しくお願い致します。
いろいろ流派があるんですねw
ツボが違ったりするのかな。
先生も所属してる流派があるんですよね。
免許皆伝したら自分で流派を作ったりして
まいさん
コメント、ありがとうございます。
> ツボが違ったりするのかな。
実は、多少そういうこともあります。
> 先生も所属してる流派があるんですよね。
> 免許皆伝したら自分で流派を作ったりして
いえいえそんな!とんでもございません!!(>_<)