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「柔よく剛を制す」という言葉

2012.07.16

 

 

 

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こないだ、北辰会本部臨床コースの日に、別室で、とある座談会に参加させていただきました。


 

この「座談会」というのは、北辰会の会員が、一つのテーマについて語り合った内容を、北辰会の機関誌『ほくと』に連載する、というシリーズであります。

 



自分の言葉が録音され、テープ起こしされ、北辰会の機関誌に載る、というのは初めてのことだったので、緊張しましたが、いざ始まってしまえばいつもの調子で、色々と勝手気ままなことを喋っていましたネ。(笑)

 



・・・で、『ほくと』編集部の先生方から、それのテープ起こしが上がってきたので、自分の発言部分のみ、校正させていただきました。

 



今回のテーマは「フェザータッチ」についてでした。

 


この「フェザータッチ」というのは、北辰会方式の中では”基本”として非常に重要なものであります。

 


患者さんへの触診は、すべてこの「フェザータッチ」で行うことが望ましい、という、”触り方の基本”です。

 


原稿を読んでいて、話しの中に東洋医学の診察は「力じゃない、力は要らない」という話が出てくるんですが、これは、武道や武術の世界でもよく言われることです。

 


柔道や柔術なんかで、「柔よく剛を制す」という言葉をよく聞きます。

 



で、ちょっと気になったので、この言葉について調べてみると、これはもともとは中国の兵法書である『三略(さんりゃく)』の中に出てくる言葉なんだそうで、

しかもその『三略』の淵源は『老子』にある、ということが分かりました。

 



てっきり、柔道の創始者である、嘉納治五郎先生(1860-1938)が最初に言ったのかと思っていました。(苦笑)

 



老子さんといえば、以前このブログで紹介した、東洋医学と切っても切れない、あのお方です・・・。

「老子」という人物
「道家思想(どうかしそう)」って何ですか?
「道教」って何ですか?(その16)        参照

 


『老子道徳経』の78章に、

「天下に水より柔弱なるは莫(な)し。而(しか)して堅強を攻むる者、之に能(よ)く勝(まさ)る莫し。・・・」

と出てきます。また、8章の有名な一節に、

「上善は水のごとし・・・」

という一文が出てきます。

 


この2章が、老子さんの”水(みず)”観なんです。

 


つまり、水はしなやかに、万物を助け育みつつも、みんなが嫌う下へ下へと降る、最も貴いもの(上善)。

 


これは”道(タオ)”に似ている、と言ってもいいと思います。

 



また、最も脆弱でありながら、最も堅強なものを穿つのも水、という訳です。

 



日常の何気ないタッチの中に、老子の叡智が・・・!

 



・・・この話、面白いので、ちょっと続きます。(笑)

 



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この記事に関するコメント

“「柔よく剛を制す」という言葉” への2件のフィードバック

  1. アパチャイ より:

    竹下さん>
    このテーマは武道すべてに共通するものですよね。考えてみると、武道ってボクシングやレスリング以外は殆どが東洋発祥なんですよね。
    自分のやっていたキックも、元はタイのムエタイがベースですし、空手も沖縄発祥ですし、拳法や柔術もそうです。
    そう考えると、武道と東洋医学は、説明はできないですけど何かの縁があるのかもしれないですね。
    事実、試合で肝臓や腎臓を蹴られたとき、その経絡沿いに衝撃が走ったのを覚えております。

  2. いんちょう より:

    アパチャイさん
    > このテーマは武道すべてに共通するものですよね。考えてみると、武道ってボクシングやレスリング以外は殆どが東洋発祥なんですよね。
    そういえばそうですねえ・・・。
    > そう考えると、武道と東洋医学は、説明はできないですけど何かの縁があるのかもしれないですね。
    東洋医学と言うより、バックボーンとしての東洋「思想」だったり、東洋「哲学」でしょうね。もちろん体に起こる影響を考えた場合に、東洋「医学」も関わるでしょうけども。興味深い部分ですよね。私の知り合いの先生にも、武道や武術を習っておられる先生もたくさんいます。やはり通づるところはあるようですよ。

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