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「オメエさぁ、能書きはいいから、やってみろや。」


十代の頃、誰かに言われた言葉。


当時、言われて悔しかったけど、出来てないくせに能書きばっか垂れる人にかける言葉（皮肉）として、正しく、重い言葉だと思う。


・・・で、僕も今、スタッフや後輩に、たま～に言うことがある。


しょっちゅうは言えない、重い言葉だと思います。


僕だってそんなに出来てないのに。


〇


まーごちゃごちゃと、理屈をそれらしく羅列することなんて、そこそこの頭がありゃあ、誰にだって出来る。


感覚的なモンだって、そこそこのセンスがありゃあ、誰だって感じられる。


ナンボ自分で自分を過大評価しようが、誇大妄想しようが、等身大以上にはなれない。


問題は、実際に、現実に、それが体現できてるかどうか。


で、もし、いくらかは体現出来てて、それを主張（自慢）するにも、それをどこでどういう風にやるか。


自分がどこに立ってて、それは誰のおかげか。


弁えること。


それが大事。


前提。


まずここがスタート。


言うまでもなく、何をやるでも、しっかりとした基礎の上で、やる。


どういう説明やら世界観をのせるかなんてのは、その後の話だ。


臨床家というのは、「出来てナンボ」の世界。


それも鍼の臨床家は、「鍼で」だ。


厳しい厳しい、職人の世界。


手で触れるのも鍼、言葉をかけるのも鍼、治療院という場も含めて鍼、とかいう話は、前提として

「ツボが触れて、そこに鍼をキチッと刺す」

ということが出来てての、話だ。


ちょっとのことでへこたれて、弱気になって、なんやかんやと逃げ口上を述べながら、不細工なことやってみたって、患者は動かん。


精神的、技術的に、小賢しい手練手管に逃げてみたところで、病気は治せない。


そもそもの認識が甘い。


自戒の念も込めて。


・・・はー、スッキリした。（笑）


気合い入れていきます☆



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