東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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(一社)北辰会本部会に参加してきました。

2022.07.14

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7.10(日)は、北辰会本部会に参加してきました!!

 

 

今回は講師候補、あるいは準講師の先生方に対する指導。

 

 

講師候補、準講師の先生方というのは、未来の北辰会の顔になりうる先生方です。

 

 

その先生方の、主に実技面を確認し、指導することで、ある意味「指導法の指導」を行う、という企画です。

 

 

さすがに皆さん上手でしたが、それでもまだまだ、技術を高めようと思えば、ナンボでもあります。

 

(まあ、刺鍼というのは、あまり考えすぎてもダメなんですが。苦笑)

 

 

よく言われる知識→意識→無意識ですね。

 

 

何度か書いていますが、目指すは「練達自然」てやつでしょう。

 

「練達自然」を含む記事 参照

 

 

また、正講師の先生方が実際に手を取って指導することで、彼らが会員の先生方を指導する際の参考にもなったことでしょう。

 

 

コロナ禍で、なかなか集まってこういう企画をやることは出来なかったんですが、今回二年以上ぶりに実現出来て良かったと思います。

 

 

コロナ、再び第7波が来ており、また行動制限がかかる可能性も出てきていますが、ギリギリのタイミングで、みんなが顔合わせできたことも、良かったです。

 

 

 

 

 

 

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補瀉 49

2016.04.22

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これまでのお話・・・

 

 

補瀉 1 補瀉の定義と『黄帝内経素問』離合真邪論(27)の補法 

補瀉 2 『黄帝内経素問』調経論(62)の補法

補瀉 3 『黄帝内経霊枢』終始萹(9)の補法

補瀉 4 『黄帝内経霊枢』官能萹(7)の補法

補瀉 5 『黄帝内経霊枢』邪客萹(71)の補法

補瀉 6 『黄帝内経霊枢』小鍼解篇(3)の補法

補瀉 7 『黄帝内経霊枢』邪気蔵府病形篇(4)の補法

補瀉 8  『黄帝内経素問』刺志論(53)の補法

補瀉 9  『黄帝内経霊枢』終始萹(9)の瀉法

補瀉 10 『黄帝内経霊枢』小鍼解萹(3)の瀉法

補瀉 11 『黄帝内経素問』八正神明論(26)の瀉法

補瀉 12 『黄帝内経素問』調経論(62)の瀉法

補瀉 13 『黄帝内経素問』刺志論(53)の瀉法

補瀉 14 『黄帝内経素問』離合真邪論(27)の瀉法

補瀉 15 『黄帝内経』の補法まとめ

補瀉 16 『黄帝内経』の瀉法まとめ

補瀉 17 『難経』71難における補瀉

補瀉 18 『難経』76難における補瀉

補瀉 19 『難経』76難における補瀉の続き

補瀉 20 『難経』78難における補瀉

補瀉 21 『難経』79難における補瀉

補瀉 22 『難経』における補瀉まとめ

補瀉 23    孫思邈(そんしばく 541~682)の『備急千金要方』『千金翼方』の補瀉

補瀉 24   金代、何若愚 撰『子午流注鍼経』における補瀉

補瀉 25     金代、竇漢卿『針経指南』における補瀉

補瀉 26     明代、楊継洲(1522-1620)『鍼灸大成』における補瀉

補瀉 27     明代、楊継洲(1522-1620)『鍼灸大成』における補瀉 その2

補瀉 28   明代、楊継洲(1522-1620)『鍼灸大成』における補瀉 その3

補瀉 29     明代、李梃『医学入門(1575)』における補瀉

補瀉 30   明代、高武『鍼灸聚英(1529)』における補瀉

補瀉 31   現代中医学における補瀉

補瀉 32     日本における補瀉の受容

補瀉 33    『針道秘訣集』における補瀉

補瀉 34    『杉山真伝流』における補瀉 1

補瀉 35  『杉山真伝流』における補瀉 2

補瀉 36     永田徳本(1513?-1630?)『鍼灸極秘伝』『徳本多賀流針穴秘伝』の補瀉

補瀉 37   『杉山流三部書』における補瀉 

補瀉 38     岩田利斉『鍼灸要法』における補瀉

補瀉 39    岡本一抱『鍼灸抜萃大成』における補瀉 

補瀉 40    本郷正豊『鍼灸重宝記』における補瀉 

補瀉 41  菅沼周桂(1706-1764)『鍼灸則』における補瀉 

補瀉 42  石坂宗哲(1770-1841)『鍼灸茗話』における補瀉 

補瀉 43  坂井豊作(1815-1878)『鍼術秘要』における補瀉 

補瀉 44   澤田流における補瀉 

補瀉 45  柳谷素霊先生、経絡治療学会における補瀉 

補瀉 46 北辰会における補瀉

補瀉 47 北辰会における補瀉 2

補瀉 48 北辰会における補瀉 3          参照

 

 

では続きいきます!!

 

 

◆北辰会の補瀉は、何故ほとんど手技を使わないのか その3(練達自然と無為自然)

 

 

前回、北辰会がほとんど補瀉手技を使わないのは、老子の「無為自然」という考え方に基づいている面がある、というお話をしました。

 

 

しかし、鍼灸治療においての「無為自然」というのは、素人が、ただ何も考えず、ワケも分からずする、という意味ではありません。

 

 

徹底的で的確な診察診断(四診)と、徹底的な学術の鍛錬、修行を踏まえた上で、「無為」を志向しよう、ということなのです。

 

 

ですから老子ではなく荘子の言う「練達自然」を踏まえての、「無為自然」です。

 

 

修行、練習を十分にやった上での自然、これを「練達自然」と言います。

 

(因みに練達自然については、『荘子』養生主篇 第三の庖丁のお話を参照してください。)

 

 

荘子についてはこのブログでも以前紹介しました。

 

「荘子」という人物

『荘子』の渾沌のお話   参照

 

 

ここを変にカン違いして、

 

「北辰会の鍼は手技を使わないから、手指の不器用な俺に向いてるわーー(*‘∀‘)」

 

とか、浅薄かつ短絡的に考えた人は、まあドボンです。(笑)

 

 

失敗のマザーです。(笑)

 

 

結末は見えていると言ってもいい。(゜レ゜)

 

 

蓮風先生は常々、

 

「鍼をするには指の力が重要なんだ!」 

 

と仰り、弟子と指での押し合いをよくやっています。

 

 

また過去には、 ”硬物通し”と言って、堅いものを捻鍼で貫く練習を重ね、ついには鹿の頭蓋骨を刺し抜いたという逸話もあります。

 

 

このように、十二分に修行したうえでの「無為自然」なのであって、ただ適当にやるのとはワケが違います。

 

 

ですので、鍼を練習し始めたら、まずは今生体に気が集まっているのか散っているのか、そういう「鍼先の感覚」というものをしっかりと認識できるようになることがまず第一歩で、

 

次に、捻鍼や雀啄を加えるとそれがどうなるか、とか、そういう練習を重ねることが重要で、そこで身に付いたものは、決して無意味ではありません。

 

 

むしろ非常に大事なことです。

 

 

今年の関東支部の実力強化合宿「順雪会」でも、硬物通しの練習をしました。

 

 

こういうことを大事にする姿勢を忘れないことは、非常に大事です。

 

 

蓮風先生や、北辰会のそれ以外の幹部の先生方の臨床を見ていても、刺鍼後に微妙に手技を加えている場合は、実際にあります。

 

 

もちろん理想は「無為自然」であるけれども、臨床ではどんな場合であっても、そうやって気の動きを絶妙に調整(補瀉)することが出来るかどうか、

 

これが重要なのです。

 

 

ただその手技を加える際(瞬間)に、作為的にやるのではなく「体が勝手にそう動いた」、その結果として、気が正しく動いた、

 

そういう世界に至ることが重要なんだと思います。

 

 

鍼に限らず、多くの、その道のプロ、一流の仕事というのは、そういうものだと思います。

 

 

簡単ですが、北辰会の補瀉は以上です。

 

(医易学的な補瀉に関しては、長くなるんで、そのうち気が向いたら書きましょう。)

 

 

・・・まあ、臨床家は結果責任、どんな美辞麗句、理想論を述べたとしても、治せなかったらそれは単に「ヘタ」だっちゅうことです。

 

 

蓮風先生のお父様である和風先生が、よく仰っていたそうです。

 

「治せる者が医者なんだ、治せない者は医者ではない。治せないなら、医者を辞めた方が人助けだ。」

 

と。

 

(キビシー( ゚Д゚))

 

 

 

 

さて、いよいよこの補瀉に関して、私なりの、今現在における考え、結論を述べて終わりたいと思います。

 

 

 

続く

 

 

 

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一刹那

2012.08.31

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「一瞬の隙を突かれる」という言葉がある。

(さらに…)

「目的意識」の重要性

2010.04.16

まずは、この記事をご覧ください。

発見化石は新属のクジラ=進化解明に期待-群馬

僕の地元である、愛すべき田舎、群馬で、新種のクジラの化石が見つかりました!考古学ロマンって、ステキ!


・・・という記事なんですが、この記事を読んで僕的に、

「おおっ!」

と思ったのは、コレを発見した「清水さん」という人物についてです。

 


記事にもあるように、清水さんは現在41歳の役所職員の方ですが、中学生のころから化石発掘に興味を持ち、今回の化石発見も、仕事に行く前の早朝に見つけたそうです。

 


仕事に行く前の早朝、ということは、時間をかけて、重機を使って、何メートル掘り進んだ結果、ようやく見つけたんじゃなしに、かなり地表から近いところに化石があったか、

 

下手すりゃ地表に露出してるような感じだったんじゃないでしょうか。

 


コレをおそらく、清水さんじゃない人がその場でその化石を見ても、化石とは思わずに素通りしていたでしょうね。

 


ここに、同じ対象物にも、興味の度合いと経験によって、一見素人目には単なる土にしか見えないものが化石に見える、という、

「目的意識の違いによる見え方の違い」

があることに気付きます。

 


実は東洋医学の実践でも、こういうことって大いにあります。

 

 

例えばなかなか治らない患者さんがいた時に、何かに興味を持って(焦点を当てて)、その患者さんの体をじっくりと診ていると、

「ん!?ここ、おかしいぞ!」

と気付くことがあります。

 


そしてそこに鍼をしたり、そこじゃないところに鍼をしたとしてもそこの変化をよ~く観察していくと、壁がガラガラと崩れたように、非常にスムーズに治療が進みだすことがあります。

 


治療の上手い先生ほど、すぐにパッとこういうところに目が行きます。

 

 

そしてそこを上手に動かしていきます。

 


同じものを診てても、「目的意識」が違うと、違って見えるんですね。

 


臨床の場では、コレがとても大事なことなんです。

 


こういうことが自然と出来るようになることを

「練達自然(れんたつしぜん)」

なんて言います。要は、

「経験によって得られる自然」

ですね。

 


冒頭の記事を読んだ時、

「あー、僕もまだまだ精進せねばなー。」

と思いました。

 


僕は常々、どこで治療してもよくならないような患者さんに対して、他の鍼灸の先生が素通りした経穴を診て、

 

「いやいや、ココおかしいじゃん!」

と指摘出来て、なおかつ

「ホラね?」

という結果が出せるようになりたいと思っています。

 

 

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