東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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歯槽膿漏、歯周病と鍼灸。

2019.07.08

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こないだ、患者さんから言われた。

 

「先生!こないだの歯科検診で、劇的に歯肉の状態が良くなっていると言われました!こんなん初めてです!!」

 

と。

 

 

鍼に来てから、歯みがき時の出血がない、痛みや知覚過敏がない。

 

 

・・・これ、僕らからすればけっこう当たり前の話なんですが、患者さんや歯科医からすれば、摩訶不思議、怪奇現象だろう。(笑)

 

 

食生活が変わったわけでもない、急に歯の磨き方がうまくなった訳でもない。

 

 

口内環境が変わったのだ。

 

 

要は唾液の分泌が増え(正常化し)、歯肉の血液循環も改善(正常化)し、細菌にとって、住みにくい環境になったのだ。

 

 

因みに、この患者さんは足の経穴に取穴することが多い。

 

 

口回り、頚肩回りになど、一度も打ったことがない。

 

 

それなのに、だ。

 

 

最初は、五十肩の激痛を主訴としてお見えになったが、五十肩はあっという間に改善し、その後も健康管理目的で、月に1、2回来院されている。

 

 

以前紹介したように、日本歯科東洋医学会というものがある。

 

 

ここでも、鍼灸師が、もっと活躍できるはずだ。

 

 

知り合いの歯科医の先生と協力して、なんか出そうかな。。。

 

 

 

あー、たのし。

 

 

 

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歯の詰め物が取れた

2018.04.22

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こないだ、昼飯を食っている時に、一瞬「ジャリッ」という感覚がありました。

 

 

「ん?ご飯に砂かなんか入ってたのか??」

 

と思いましたが、まあ構わず完食。(゚∀゚)

 

 

その日の夕方に、奥歯が一部欠けたようになっていることに気づきました。(苦笑)

 

 

数年前に削って詰めたセラミックが取れていました。。。(-_-;)

 

 

それに気づくと、面白いことに、何度もその歯を舐めてしまいます。

 

 

気になるんですね。

 

 

そうしているうちに、反対側の首の後ろに違和感が。。。

 

 

こういう繊細なバランス、面白いですね。

 

 

我々が鍼一本で、大きな変化を体に起こすことが出来るのもよく分かります。

 

 

・・・まあでも、仕方ないので詰めに行きます。(苦笑)

 

 

 

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歯が痛い。。。

2018.02.19

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うーん、この1ヶ月くらい、ほんのり歯が痛い。。。

 

 

5年以上前に治療した歯だ。

 

 

痛みが気になっても、鍼をするとスッと治まる。

 

歯科と東洋医学   参照

 

 

でもまた、しばらくすると痛い。

 

 

「原因」が除去できていないからです。

 

 

「原因」。。。

 

 

局所の原因。。。

 

 

・・・しゃーないなー、久々に、清明院としても非常にお世話になっている、ウルトラスーパー歯医者さんの所にでも行って来るかな。

 

 

 

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歯医者さんを紹介する

2017.04.01

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清明院では、たまに歯医者の先生を紹介する場合があります。

 

 

口腔内の問題で、虫歯関係の痛みになると、鍼での鎮痛も一定可能ではありますが、やっぱり歯科医で細かく精査してもらった方が良い場合が多いです。

 

歯科と東洋医学 参照

 

 

歯医者さんというのも、僕らと一緒ですが、実にピンキリです。

 

 

僕自身も過去に何度か歯医者にかかって、

 

「二度と行くかボケェー!ガルルー!!<`ヘ´>」

 

・・・ってなったことが何度かあります。(苦笑)

 

 

で、清明院の近所でいくつかの歯医者にかかって、一番いい先生を見つけてあります。

 

 

でも、大人気で超多忙な先生なので、ご迷惑がかかるといけないので、迂闊にこういうところに名前は載せませんが。

 

 

歯医者さん探しに行き詰って、困っている患者さんがいたら、そっと紹介することにしています。

 

 

大事ですね、そういう連携。(^^)

 

 

 

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歯を治療したら掌蹠膿疱症が治っちゃった

2014.11.29

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こないだ、知り合いの歯医者さんと話していて、面白いことを聞いた。

「歯の治療をしたら、掌蹠膿疱症が治っちゃった、という症例がある。」

という。

(ただまあ、その事実のみをもって、掌蹠膿疱症の原病巣が歯だった、というのはいきすぎだけどね、と仰っていたが。)

 

こういう話は、他にも聞いたことがある。

歯を治療したら花粉症が治った、とか、アトピーが治った、とか。


我々、「東洋医学の考え方に基づいて治療を行なう鍼灸師」は、金属である鍼によって、経穴に微妙な刺激を与えて、それに対する生体の反応を利用して、

 

「治る力」を引き出し、病気を治すのが仕事。


日々、金属製の鍼による、ごくわずかな刺激で、患者さんの体が劇的に変化するを見ていると、「歯」という、口腔粘膜に24時間、常に触れ、

しかも唾液にも触れている部分(間接的に胃腸にも刺激が伝わる)に、銀歯や金歯、その他の詰め物などの金属があるというのは、如何なものか、

と、考えさせられる。

 

何らかの影響を、全身に及ぼしているはずだ。

 

あらゆる病気の原因になっていたって、おかしくないと思う。

 

慢性病の方は、噛み合わせや、口腔内の金属の除去、やってみる価値があると思う。

 

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患者さんの声(20代女性 子宮頸がんの疑い、繰り返す流産、子宮外妊娠、肩こり、腰痛、頚痛、歯痛、つわり、めまい、発熱、だるさ、むくみ等)

2014.09.11

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「患者さんの声」をいただきましたので、紹介します。


20代女性 会社員


【症状】子宮頸がんの疑い、繰り返す流産、子宮外妊娠、肩こり、腰痛、頚痛、歯痛、つわり、めまい、発熱、だるさ、むくみ等


清明院に通い始めたきっかけは、度重なる流産や子宮外妊娠でした。

他に、子宮頸がん予備軍として診断され、病院に通うも、良くなったか進行してるか?の経過観察のみで、改善方法が無いことに、

不安と不満があったからです。

また、ずっと悩まされていた肩凝り、腰痛等もついでに一緒に治せられればなー…と言う気持ちがありました。

最初の診察は問診も含め約3時間。

問診の前に、自分自身の身体についての様々な質問事項が書かれたカルテを渡され、こたえられる範囲で回答。

その後、先生がそのカルテを見ながら詳しく問診。

身体的な事から、家族構成、初めて痛みが出た時の状況や環境、感情等。

その後、診察へと移っていく感じでした。

人によっては、何でこんなに聞かれないといけないのか?と思うかもしれませんが、私には自身の身体と感情とに向き合い、

紐解いていく時間が出来て、すごく腑に落ちました。

その最初の診察の段階で、とりあえずここに通ってみよう!と思えました。

その後、腰痛だったり、首の筋を痛めたり、肩凝り、虫歯…と色々な症状でもお世話になり、あとは子宮頸がんの症状が進行しない為に通っている感覚でした。

ところが、清明院に通い初めて約3ヶ月で妊娠反応!

先生に妊娠報告すると、そこからは妊娠で出るあらゆる不調に対応し不安を軽減させてくれました。

(先生のゆるーい対応が緊張をゆるめてくれます(笑)

つわり、めまい、貧血、発熱、だるさ、むくみ等。

しかし、そうはいっても、やっぱりまた流れてしまうのではないか?という不安がずっと拭えなかったのは確かでした。

でも、5ヶ月を過ぎた辺りからお腹の中の子の生命力、鍼治療の力、自分の前向きな気持ちを信じようという気持ちにシフトチェンジしていきました。

今までの他の症状緩和を体感してるからこその信頼感ですね。

そして、通い初めて一年未満で無事元気な赤ちゃんを授かりました♪


本当に感謝としか言いようがないです。


また落ち着いたらお世話になるつもりです。

【清明院からのコメント】

最近、忙しさにかまけて「患者さんの声」を書いていただくことを長らく怠っていましたが、やっぱり治った患者さん全員に書いてもらわなきゃな、

と思えるような内容の「声」をいただきました。(苦笑)


この方の「声」も、同じような症状、悩みを抱える患者さん達の、大いなる助けになるんじゃないでしょうか。

この方は、関西の大先輩の紹介で来院されました。


それもあって、患者さん自身が仰っておられるように、初診の段階から当院の治療スタイルを信頼していただけていたようで、

たいへん治療を進めやすかったです。


初診の診察後、

「肝鬱気滞(かんうつきたい)、肝血虚(かんけっきょ)」

と証を立てて治療を開始したところ、1診目から劇的な良性の変化が現れ、その後も順調に治療を進めることが出来ました。

現在、不妊症の患者さんは非常に多いですが、意外とこの方のように、妊娠はするけど育たない、流産を繰り返してしまうとか、

妊娠したはいいものの子宮外妊娠だったとかいう、いわゆる「不育症」の方も少なくありません。

鍼灸では当然、不妊症にも不育症にも、東洋医学の見地から対応できます。

また、妊娠中や、妊娠前の時期に伴う、様々なトラブルにも、この方のように、ことごとく鍼灸で対応していきます。

病院のように、薬を使った方法だと、初産の妊婦さんは特に、胎児への影響を考えて、たとえ症状が抑えられたとしても、

非常に不安になりますので、使いたくない、というのが本音でしょう。

事実、婦人科から薬をもらったものの、怖くて飲めていない、という患者さんは非常に多いです。

しかもその不安感が、諸症状をさらに重く、取れにくくしたりします。

しかしそうであれば、それらの症状を初めから鍼灸治療で難なく改善できれば、この方が仰っているように、妊娠時の不安解消に繋がり、

ポジティブな考え方を持つことに繋がります。

そうすると、結果的に生命力が鼓舞され、流産しにくく、正常妊娠しやすくなります。

まさに東洋医学の「心身一如」を体現された症例だと思います。

 

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「歯痛」と鍼灸(その5)

2012.10.22

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前回までのお話・・・

「歯痛」と鍼灸(その1)
「歯痛」と鍼灸(その2)
「歯痛」と鍼灸(その3)
「歯痛」と鍼灸(その4)


ちょっと空いたけど、続きいきます!!(笑)

 

 

◆「歯」と「歯ぐき」


口の中の病気は虫歯以外にも色々ありますが、歯と関わりの深いものに、「歯ぐき」の病気があります。


前回までのお話で、歯そのものには「胃の腑」「大腸の腑」「腎の臓」が関わるということを書きました。

では歯ぐきはどうなんでしょうか。

歯ぐきのことを、東洋医学では「歯齦(しぎん)」とか「牙齦(がぎん)」とかいいます。

歯ぐきの異常というと、歯肉炎とか、歯槽膿漏とかが思い浮かぶと思いますが、東洋医学でも当然そういう病気について考えております。

 


まあこれも、結論から言うと「胃の腑」「大腸の腑」「腎の臓」の異常が中心になるのですが、この中でもとりわけ「胃の腑」との関連が深い、と考えているようです。

「胃の腑」が大きく関わるということは、働きの上でワンセットになっている「脾の臓」も大きく関わる、ということです。

カテゴリ「脾・胃」 参照

多くのケースで、「脾の臓」「胃の腑」が弱ると、歯ぐきが弱って、炎症を起こしたり、出血したり、痩せたりしてしまいます。

◆「歯」と「歯ぐき」の関係


また、よくこのブログに出てくる、『黄帝内経(こうていだいけい)』という、東洋医学のバイブルと、肩を並べるぐらい重要な古典で、

『難経(なんぎょう)』という書物があります。


ここに、

「腎の臓」がしっかりしてないと、骨が枯れちゃいます。

「腎の臓」がしっかりしてないと、骨髄を温めることができません。

骨髄が温かでないと、肉が骨にしっかりとくっつきません。

骨と肉とがしっかりと密着してないと、肉に張りがなくなって、だんだん萎縮します。

肉が張りを失って萎縮すると、その結果、歯から歯ぐきの肉がずれおちて、歯を営養することができなくなり、歯は枯れてきて、つやをなくします。


・・・と、書いてあります。


『難経』24難を抜粋意訳 by竹下)

 

ここに書かれているように、「歯」「歯ぐき」は、「骨髄(この場合は歯髄と考えてもいい)」の栄養状態を介して、「腎の臓」と深い関わりを持っております。

 


「骨(歯)」「肉(歯ぐき)」がキチッと密着するためには、「骨」の内部にある「骨髄」の状態が影響するなんて、なかなか興味深いことを言うなあ、と、個人的には思っています。

 

 

 

続く

 

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「歯痛」と鍼灸(その4)

2012.10.12

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前回までのお話・・・

「歯痛」と鍼灸(その1)
「歯痛」と鍼灸(その2)
「歯痛」と鍼灸(その3)

 

では、続きいきます!!

 

前回、歯にも経絡が巡っているため、その経絡と関わりの深い臓腑が病むと、歯そのものの気の巡りが悪くなって、虫歯などの異常が起こりやすい、というお話をしました。

歯に巡る経絡は「胃の腑」「大腸の腑」に関わりの深い経絡なので、胃の腑の消化吸収機能や、大腸の腑の排せつ機能に異常のある方は、

歯に異常が起こりやすい面がある、と、東洋医学では考えます。


ただ、東洋医学の言う「胃」「大腸」は、西洋医学の言うそれとは意味や位置づけが違いますので、病院で、大腸にポリープがあるって言われたから歯が悪いんじゃないかとか、

胃潰瘍があるから歯が悪いんじゃないかとか、あるいはその逆の発想とか、そういう風に短絡的には考えませんので、あしからず。

・・・前置きが長くなったけど、今日はそもそも「歯」って、東洋医学ではどういう風に考えるの?というお話の続き。

 

◆「歯」は「骨」!?

かつて書きましたが、東洋医学の言葉で、「歯は骨餘(こつよ)」という言葉があります。

「腎」って何ですか?(その11) 参照


これは、「歯は骨の余りですよ~ん。」という意味です。

 

『黄帝内経霊枢 五味論(63)』「・・・齒者.骨之所終也.・・・」

 

 


まあ歯が生えてくる、そもそもの土台は顎の骨ですしネ。

 

「骨」あっての「歯」なのです。

 

だから、骨が弱くなると、土台がもろくなるから、結局は気の巡りが悪くなって、歯も弱くなりますよ~ん、というお話です。

 

この場合は、経絡の不通と違って、基本的には歯が全体的にもろくなります。

 


老人や、産後の女性の歯がもろくなったりするのは、このメカニズムであることが多いです。

 


ちなみに歯と骨は、構造も似ていて、硬くて白い表面の内部には、骨には「骨髄(こつずい)」、歯には「歯髄(しずい)」という、大切な組織が入っております。

 

西洋医学とは意味づけは違うけど、東洋医学でもこの「髄」というものを重要視します。

 

この、歯や骨の中にあり、歯や骨が丈夫さを保つ上でも重要な、この「髄」というものは、腎の臓が大きく関係する「精」というものが元になって、凝集し、エキス化したものと考えていいでしょう。

 

・・・なので、東洋医学では、骨がしっかりと丈夫であるには、「腎の臓」の機能が大事ですよ~ん、と考えるのです。

 

つまり、東洋医学では、虫歯を予防し、いい歯を長持ちさせるには、「腎の臓」「胃の腑」「大腸の腑」の機能をしっかりと守っていくことが重要だ、ということなんです。

 

 

続く

 

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「歯痛」と鍼灸(その3)

2012.10.11

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前回までのお話・・・

「歯痛」と鍼灸(その1)
「歯痛」と鍼灸(その2)


では、続きいきます!!

 

◆歯と経絡の関係


前回までで、鍼灸は虫歯による痛みや腫れを対症療法的に治療するには効果的だけど、一度ばい菌に浸蝕されてしまって、形の崩れてしまった歯そのものを再生させるのは難しいのではないか、という話をしました。


ここでそもそも、「歯」というものについて、東洋医学ではどのように考えるんでしょうか。


東洋医学では、全身を巡る「気」の通り道として、「経絡」というものがある、としています。

「気」ってなんですか?
「経絡」ってなんですか?(その7)

 

経絡は全身をくまなく巡りますので、当然「歯」にも巡る訳です。


どんな経絡が巡るかというと、上の歯と歯茎には、「胃の腑」に関連する経絡が巡ります。

「胃の腑」については「胃」って何ですか?(その10)参照

下の歯には、「大腸の腑」に関する経絡が巡ります。

「大腸の腑」については「大腸」って何ですか?(その6)参照

 

(経絡の流注の詳細は『黄帝内経霊枢 経脈篇(10)』参照)

 

つまり、単純な話、「胃の腑」「大腸の腑」の機能が悪くなると、「歯」そのものの気の巡りが悪くなり、ばい菌の侵襲を受けやすくなる、と考えられます。

(東洋医学にばい菌(細菌)という考え方はないけどね)

 


胃の腑が弱ると上の歯が悪くなり、大腸の腑が弱ると下の歯が悪くなる、といった具合です。

虫歯と言ったら上の歯ばかりなる、とか、下の歯ばかりなる、という方、意外といらっしゃるんじゃないでしょうか。

東洋医学ではこのように、「虫歯があるかないか」だけではなく、「上下左右、どこに偏っているか」まで意識します。

またこのほか、「歯」には「腎の臓」が関係する、という考え方もあります。

「腎の臓」については「腎」って何ですか?(その11)参照

 


これはちょっと長くなるので、それは次回。

 

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「歯痛」と鍼灸(その2)

2012.10.04

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前回のお話・・・

「歯痛」と鍼灸(その1)


では、続きいきます!!

 

◆虫歯に鍼は効かない!?

東洋医学の目的は、鍼灸や漢方薬などによって、カラダをめぐる「気」を動かし、心身のアンバランスを調整することによって、

もともと備わった「治る力」を賦活化して、病気を治しましょ、というものであります。


「虫歯(齲齒:うし)」というのは、現代医学的には歯に、ミュータンス菌やラクトバチラス菌などのバイ菌がこびりつき、徐々に歯を蝕んでいくモノを言うのですが、

 

これらのバイ菌によって一度破壊されてしまった歯は、残念ながら元通りになることはない、とされております。


これはなぜなのかというと、歯は爪や髪の毛と違って、根っこの部分で常に細胞分裂が行われ、次第に伸びてくる組織ではないので、一度永久歯が生えそろってしまうと、

 

細胞の入れ替わりスピードはあることはあるけど、かなり遅く、ばい菌の浸蝕スピードよりも遅いことの方が多く、あとはそれを一生使わなければならない、

 

という組織だからなんだそうです。


ではこの、”歯”というものを東洋医学ではどのように考えるかについては、またあとで書こうと思います。


この歯の外側の硬い部分が浸蝕され、中にある神経や歯茎にまで及ぶと、独特の痛みやしびれ、腫れなどが出ます。

これらの症状を緩解させるのに、鍼灸治療は有効です。

また、研究はほとんどないんじゃないかと思いますが、理論的に考えれば、鍼灸には、唾液分泌の促進などによって口内環境を調えた結果として、

 

バイ菌による浸食を遅らせる効果なんかもあるのではないでしょうか。

 

また、鍼の力によって、虫歯で使い物にならなくなった歯を再生させる力も、あるのではないかと信じたい思いもあります。(笑)

 

しかし、それには大変な労力もお金もかかるであろうことを考えると、歯科的に削ってしまった方が早いのかな、という思いも、正直致します。

僕は実は顔を出したことはないんですが、日本歯科東洋医学会という、歯科医師を中心とした東洋医学の学会も存在します。

(これを機に、今度行ってみよ♪)

 


清明院では、鍼治療に来る前に親知らずを抜歯したとか、大きな虫歯を削って、痛み止めを飲んでも痛みが止まらないような場合に、

鍼灸は非常に効果的であることは何度も経験していますし、いい選択肢だと思っていますし、推奨しております。

僕も今回、もちろん麻酔下で親知らずを抜きましたが、麻酔が切れた頃、激痛が来ました。


そこであえて鎮痛剤を飲まずに、鍼で対応してみました。


やっぱり、抜群の鎮痛効果でしたねえ。


このように、間違いなく言えるのは、歯肉が腫れて熱を持って痛むとか、抜歯した後の傷口の痛みとか、虫歯による炎症の痛みを緩和させるのに、

鍼灸は即効的に有効だ、ということです。

ただ、痛みを緩和させたからと言って、浸蝕された歯そのものを再生させるのは容易ではないだろう、ということです。

 


続く

 

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