東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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地球の裏側と、打鍼で繋がる。

2020.10.22

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そう言えば書いてなかったので、書いておきます。

 

(苦笑・・・今はもう、告知関係はFBの方が便利だね。早いし拡散するし。時代は変わるね。)

 

 

先日、(一社)北辰会会長である藤本蓮風先生と、ブラジルで日本の鍼灸を指導する活動をしておられるヴァレリオ先生とのネット対談が行われました。

 

詳細はこちら

 

 

この動画では、なんと久々に、蓮風先生の打鍼実技デモもあります。

 

 

これは素晴らしいことで、あー、やっぱこれが現代だよなあ、という感じです。。。

 

 

向こうさんからすれば、地球の裏側に、興味深い医療技術を持った人がいて、その人に直接教わるには、わざわざ時間をかけて飛行機で日本まで行かないといけないけど、

 

ネットがあれば、リアルタイムで会話することも出来るし、実技も見れるし、質問も出来る。

 

 

まあもちろん、実際に会ったことがあるから、これが出来るわけですが、こういう機会を作れること自体が画期的だし、現代的ですね。

 

 

だいぶ、情報の正確性を担保することが出来るでしょう。

 

 

ブラジルに、日本の鍼灸に興味を抱く医師がどの程度いるのか分かりませんが、やはり書籍や言い伝えだけでは、伝言ゲームと同じで、どんどん異質なものに変わっていってしまうことがあると思いますが、

 

そうではなく、本人同士が直接会話し、実技を映像で見せる、というのが一番いいでしょう。

 

 

しかもそれを録画しておけば、綺麗な映像でいつでも何回でも見れる、また、あとでそれを視た他の医師からの質問も受けれる。

 

 

余分な議論を省けますね。

 

 

 

 

コロナ禍によって、教育のあり方が世界中で変わっていきます。

 

 

先日、早稲田大学の総長が、大学教育はもはやコロナ前には戻らない、今後は対面ももちろんありつつも、オンラインをフル活用した「熟慮」「熟議」の形になる、

 

というインタビューを発表していました。

 

 

これは今後の日本の教育界に、それなりに大きな影響を与えていくでしょう。

 

 

急激で大きな変化というのは、不安に感じる人も多いと思いますが、馬車が車になり、伝書鳩が電話になったように、こういうのは止められません。

 

 

 

ポジティブに受け入れた方が良いでしょうね。

 

 

 

 

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刺さない打鍼か、刺す打鍼か。

2017.11.01

20170523_011753.JPG

 

 

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今日、学校で「夢分流腹診」に関して講義してきました。

 

 

北辰会方式では、腹診に関して、実際の臨床では古典に基づく色々な考え方を重層的に運用していますが、中心となるのが「夢分流」の考え方です。

 

 

これまで、このブログでも、「夢分流」「打鍼」については何度も何度も触れています。

 

「夢分流」を含む記事

「打鍼」を含む記事 参照

 

 

北辰会では、今から50年ほど前から、もともとの古典に書いてあった通りの打鍼の道具を作り、実際に試してみたけど、先の尖った鍼を、鉛の入った、

 

打面の重たい木槌で叩く手法は、相当上手にやらないと、患者さんに痛がられることが多く、使いにくい、これでは一般的に普及させにくい、

 

ということで、先端の丸い、太い短めの鍼を腹壁に当てて、一本の木から削り出した木槌でコンコンと叩く、というやり方を採用するようになりました。

 

 

現在では、他流派の先生なんかでは、もともとの古典に書いてある通りの先の尖った鍼で、

 

「刺す打鍼術」

 

を使っておられる先生もいらっしゃるようですが、これはこれで良いです。

 

 

むしろ

 

「それでなくてはいけない場合」

 

というのはどういう場合なのか、というところが興味深いです。

 

 

こないだの金沢の日本伝統鍼灸学会でも、清明院元副院長の松木先生がこの辺の話を発表していましたね。

 

日本伝統鍼灸学会に参加してきました!!(1日目編)

日本伝統鍼灸学会に参加してきました!!(2日目編)   参照

 

 

・・・まあ、「腹診」「打鍼術」というのは世界の中でも日本独特の技術であり、共有財産でありますから、みんなで一生懸命研究して実践して、

 

それで患者さんが助かりゃ何より。(゚∀゚)

 

 

ザッツオール。(゚∀゚)

 

 

流派とか多様性とか、解釈の分かれるところとか、大いにあっていい。

 

 

どんどん議論でもコラボでもすりゃあいい。

 

 

あとは全員、口ばっかでやってねえで、毎日患者さんやって、症例を出しゃあいい。

 

 

 

・・・で、内外の批判を仰いだらいい。

 

 

 

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「打鍼」復興の歴史

2016.07.22

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来週、東洋鍼灸専門学校にて、「北辰会方式打鍼術~実技編~」を講義します。

 

 

実はこれはなかなか画期的な話でして、これまで、鍼灸学校で「打鍼」のことが紹介程度に講義されたことはあっても、

 

平常授業の中で、打鍼を日本で一番、臨床で応用しているといっていい、「北辰会方式の打鍼術」が、

 

”鍼灸学校の授業の中で”

 

”実際の打鍼の道具を手に取って”

 

北辰会の講師によってハッキリとした形で講義されるのは、有史以来初めてなんじゃないかと思います。

 

(笑・・・大げさか。)

 

 

まあ、気合い入れていこうと思います。

 

 

こういう機会を下さった東鍼校の校長先生、学科長に感謝します。

 

 

 

 

ところで「打鍼」というのは、もともとは先の尖った太い鍼を、木槌でコンコンと叩いて皮下に打ち込み、治療する方法と言われてきました。

 

(いたそーですねー)

 

 

古文献に書いてあるように、先の鋭く尖った鍼を使って、実際に木槌でその鍼の頭を叩いて、皮膚に打ち込む先生もいらっしゃるようですが、

 

これは痛みなく行うのが非常に難しく、北辰会ではそれを現代人の繊細な感覚に合うようにアレンジし、太くて先の丸い鍼を使って、

 

その鍼を腹部のツボに当てて、その上から木槌で叩打し、独特の圧加減と振動と音の響きで刺激する、非常にソフトな治療法として、

 

さらにそれを現代中医学の弁証論治の考え方ともクロスオーバーさせて、「北辰会方式打鍼術」として昇華しております。

 

(因みに、最近の長野仁先生大浦慈観先生たちの研究によれば、江戸期から”刺さない打鍼術”は存在していたようです。)

 

 

ですので、現代の鍼灸臨床の現場ではむしろ普通の人よりも過敏な、小児や女性などによく用います。

 

 

 

 

ところでところで、江戸時代に打鍼を世に広めたのは、先日ご一族の墓所に墓参してきました、江戸初期の京都の鍼医、御薗意斎先生です。

 

墓マイラー 21 御園家代々の墓

御薗意斎という人物  参照

 

 

御園意斎先生以前にも、打鍼術自体はあったそうですが、御薗意斎先生の師匠とも言われる、臨済禅の僧医である夢分斎という先生が、

 

打鍼をするにあたっての診察、治療部位を腹部に限局し、さらに禅の考え方と組み合わせて理論的に展開し、

 

「夢分流打鍼術」

 

として一つの流儀としてまとめ、それを当時のカリスマドクターであった御薗意斎先生に伝え、世に広まり、さらにその後、奥田意伯という人物が、

 

夢分斎先生の伝書として刊行したのが

 

『針道秘訣集』

 

という有名な本であると言われています。

 

 

その後、打鍼術は全国色々なところで行われていたようですが、現代でも続く、鍼管を使って刺入する管鍼術に押されたのか、江戸後期から大正時代あたりまでは、

 

衰退していた時期もありましたが、昭和の初期になって、私が今教鞭を取っている、東洋鍼灸専門学校を作った柳谷素霊先生によって紹介され、

 

その弟子筋である橋本素岳先生、小野文恵先生、福岡の馬場伯光先生たちが、臨床で応用していたあたりから、復興が始まったようです。

 

墓マイラー 15

柳谷素霊という人物  参照

 

 

・・・で、1970年代(昭和40年代)に至って、打鍼術の伝書である『針道秘訣集』を解説した本である『弁釈針道秘訣集』を刊行し、

 

自分たちなりにアレンジし、再び大きく世に広めたのが、北辰会代表、藤本蓮風先生です。

 

 

・・・で、僕はその影響を受けて、普段の臨床に北辰会方式の、”刺さない”打鍼を使っているわけなんですね。

 

 

これは江戸時代初期から現代までの数百年、連綿と続く一筋の流れなのです。

 

 

打鍼をやるならば、こういうことをキチッと踏まえないと。

 

 

 

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2024年2月の活動記録

2024.03.14

 

 

 

 

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2024年、2月に入っても、グイグイとやっております!!

 

 

活動報告が一つ一つ書くと多過ぎるんで、もう月ごとに1記事に纏めます!笑

 

 

まず2.11(日)~12(月)北辰会の冬季研修会(順雪会)で熱海へ。

 

「順雪会(じゅんせつえ)」を含む記事 参照

 

 

忌々しいコロナ禍によって、2020年の冬季研修会が中止となって早4年、ついに、2019年以来5年ぶりの冬季研修会(順雪会)を開催すること出来ました!!

 

 

今回は、初日からビッチリと打鍼、古代鍼、刺鍼の実技指導が続き、2日目のメインは藤本新風代表、初の「公開臨床ノーカット版」です。

 

 

「全身の冷え」という、なかなか手ごわい主訴の患者さんでしたが、見事な弁証と治療で、素晴らしい効果を挙げておられました。

 

 

詳細はこちら(北辰会ブログ)!!

 

 

そして2.17(土)ドクターズプライムアカデミア「東洋医学へのいざない 生理学編⑪ 気血津液精神の生理と病理」です!

 

 

今回で、生理学編を1区切りとし、だいぶ過去講義も充実してきたので、再配信でキッチリ勉強して頂いて、次回からは隔月でゆるゆると進めていこうと思っています。

 

 

2.18(日)は北辰会本部会、2.19(月)藤本漢祥院にて研修です。

 

 

蓮風先生も、冬季研修会で久々に会員の顔を見て、非常に元気になっておられたのが印象的でした。

 

 

2.25(日)順天堂東医研第5回特別公開シンポジウム「日本とインドの伝統医学」

 

 

今回はゲストに日本アーユルヴェーダ学会の会長である北西剛先生をお迎えして、いつもお世話になっている日本東方医学会会長、長瀬眞彦先生とともに、

 

「花粉症」をテーマに、インド伝統医学のアーユルヴェーダ、漢方、鍼灸の立場から知見を述べるという企画でした。

 

 

事後のオンデマンド配信も視られますので、見逃した方、まだ申し込んでない方はこちらから!!

 

 

今回、この企画を仕切ったのはなんと医学部の1年生!!

 

 

映像も音声も綺麗に撮れているし、しっかりと編集してあるし、素晴らしいの一言です。

 

 

未来は明るいね。

 

 

・・・てなわけで、2月も毎日数十人治療しつつ、毎週末、どっかで講演してたり、実技指導してたりします。。。笑

 

 

 

幸せなことです。

 

 

 

 

 

 

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(一社)北辰会、冬季研修会のお知らせ

2023.12.21

 

 

 

 

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いやはや、僕にとって怒涛の1か月が終わりました。。。

 

 

この4週間、デカい講演会4つを含む、全18講演を、昨日全て、終了致しました!!

 

(また後程、ここに報告します。<m(__)m>)

 

 

いやー、終わってみると、もっとこうしておけばよかったとか、ああしておけばよかったとか、色々な反省点は出てきますし、細かい失敗はありましたが、

 

まあ、幸い大きなトラブルや失敗はなく、どうにか無事に終えることが出来たことを、大変嬉しく思います。

 

 

この歳になって、色々と新しいことを経験させて頂き、全国の素晴らしい先生方と交流させて頂けることが、本当に有難いですね。

 

 

・・・さあここからは、年内の日々の臨床を、気を抜かずにやり切り、年末年始はしっかりと休み、来年に備えます。

 

 

さて、今日は早速ですが、来年の告知です!!笑

 

 

来年(2024年)の2月11日(日)~12日(月・祝)に、熱海にて1泊2日で、(一社)北辰会主催の、宿泊型の研修会である「冬季研修会」が行われます!!

 

 

この研修会は、北辰会の初代関東支部支部長である、平成9年1月20日に亡くなられた中村順一先生を偲ぶ会として、平成10年(1998年)に始まったのがきっかけの、25年続く研修会です。

 

当初は、雪の降る群馬に、順一先生に会いに来よう、という意味を込めて、「順雪会(じゅんせつえ)」と銘打って、中村先生の地元である群馬で行っていたイベントなんですが、

 

近年は、関西の先生方も参加しやすいように、場所を熱海に移して、カリキュラム内容も充実させて行っております。

 

 

今回、なんと藤本蓮風先生による会長講演があります!

 

 

関東の先生方、学生さん、あの藤本蓮風に、直に会えるチャンスですよ!

 

 

会長講演は、次いつ行われるか、分かりません。

 

 

他にも北辰会の三大鍼法である毫鍼(撓入鍼法)、打鍼、古代鍼の実技指導は勿論、なんと代表理事、藤本新風先生による公開臨床があります!!

 

 

新風先生の弁証問診とか、見たいでしょ!?笑

 

 

非常に貴重なこの機会、申し込み期限は年末までですので、是非ご参加下さい!!

 

 

 

イベントの詳細はこちら!!

 

 

お申込みはこちらのフォームより!!

 

 

 

 

 

 

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(一社)北辰会関東支部に参加してきました!

2023.07.23

 

 

 

 

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6.25(日)は、新宿で行われた(一社)北辰会関東支部定例会に参加してきました!!

 

 

今回も、1日通じて実技。

 

 

体表観察をメインテーマに、午後は打鍼を使って指導。

 

 

私は中級版を担当しましたが、皆さん熱心で、素晴らしかったです。

 

 

今回は、終了後に、8月に大阪で行われる夏季研修会の刺鍼コース受講希望者の先生方の技術チェックをさせて頂きました。

 

 

皆さん上手でしたが、それぞれに個性や癖がありますね。

 

 

楽器でもスポーツでも同じでしょうけど、術者(プレイヤー)の個性、これは仕方ないことではありますし、ある種の強味でもあろうかと思いますが、

 

医療の場合は、時にそれが仇となったりすることもあり得るでしょう。

 

 

夏季研修会では、講師の先生にぜひそれを気付かせてもらい、自分の技術の個性に気付き、手札を増やせるように持っていったら良いと思います。

 

 

 

 

 

 

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(一社)北辰会関東支部定例会に参加してきました!

2023.06.12

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5.28(日)は、新宿で行われた(一社)北辰会関東支部定例会に参加してきました!!

 

 

関東支部もいよいよ定例会再開です。

 

 

今回も、1日通じて実技。

 

 

脈診、腹診をメインテーマに、午後は打鍼を使って指導。

 

 

私は中級版を担当しましたが、皆さん熱心で、素晴らしかったです。

 

 

また、前回あたりから、指導の際にあえて自分の道具を使わず、受講生の道具を使って治療して見せる、というのを裏テーマとしてやっております。

 

(自分の道具、忘れた訳じゃないんですよ 笑)

 

 

こうやって、人の道具に自分の手を合わせる、というのも、なかなか乙なトレーニングになるな、と思いながらやっていました。

 

(同じ道具なのにここまで変化が違う、ってのも見せたいしね。)

 

 

また、あえて少し苦言を呈せば、皆さん熱心なのは良いのですが、一部、基本的な理論が頭に入ってないのは残念でした。

 

 

定例会のテーマはもちろん実技の練習ですが、事前の基礎理論に対する認識が甘いと、その意義は半減します。

 

 

北辰会の旗印は発足以来「実践から理論へ」ですので、まずしっかりとした心持での、絶え間ない実践、実技練習は大事なんですが、色々と患者さんが変化するものに対して「それがなぜそうなるのか」が理論的に分かっていなければ、

 

同じ失敗を何度も繰り返すだけだし、そこからの反省、発展も期待できません。

 

 

北辰会の体表観察をある程度やってくると、「何となく治ってしまった」みたいな症例を経験することはあると思いますが、そこできちんと、

 

自分なりに「なぜそうなったのか」を深く考察するようにすることが大事だと思います。

 

 

まあ何はともあれ、定例会が無事再開したのは良いこと。(*‘∀‘)

 

 

 

 

 

 

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(一社)北辰会本部会に参加してきました!!

2023.06.11

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5.21(日)は、大阪で行われた(一社)北辰会本部定例会に参加してきました!!

 

 

いよいよコロナも明けて、再始動、という感じでしょうか。

 

 

私は午後から参加しましたが、午後一は代表理事である藤本新風先生による代表講演「補瀉論V」と実技研鑽。

 

 

新風先生には、かれこれ15年以上前から、この医学の重大問題である補瀉に関しては、折に触れて先生の研究成果や臨床的な御見解を伺って来ていますが、

 

今回のシリーズ講義を最初から拝聴していて、補瀉にまつわる一つ一つに関して、だいぶ先生の中で纏まってきている感じがします。

 

 

そのうち書籍化されるのか!?分かりませんが、まあしかしこれは、かなり臨床をやっていないと分からない技術論という側面もありますので、文章にしたとしても、なかなか伝わりにくいものかもしれませんね。

 

(動画DVD付きとか!?)

 

 

今回強調していた徐疾や提挿に関しても、何気なくやっているようでも、なかなか奥の深い技術だと思います。

 

 

最後は実技練習で、再び大先輩の治療をやらせて頂きました。

 

 

打鍼での治療でしたが、非常に神経を使いました。。。苦笑

 

 

懇親会では、以前から北辰会で勉強されている若手医師の先生とも、初めてゆっくり話すことが出来て良かったです。

 

 

私の近年の医師、医学生に対する活動(2018年から順天堂東医研、2021年度からは研修医の受け入れ、医師の学会での登壇、2022年からは医師向けオンライン勉強会「ドクターズプライム」での毎月講義など)が出来たのは、

 

それ以前の蓮風先生の仕事(医師への鍼灸教育、医師とのコラボ症例発表などなど)を見ていたからこそ、出来たことです。

 

 

先哲は凄い。

 

 

でも、後輩がそれをいつまでも凄い凄いって言ってるだけでは、せっかくの偉大な仕事も、単発に終わってしまう。

 

 

虎の威を借る狐と誹られるだけ。

 

 

どうにかして、繋いでいかないと。

 

 

 

 

 

 

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(一社)北辰会関東支部定例会に参加してきました!

2023.02.03

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1.29(日)は、北辰会関東支部の定例会に参加してきました。

 

 

今回は本部から原元氣先生も見えて、再び丸1日実技、テーマは「腹診、原穴診、打鍼」という内容でした。

 

 

私は今回も1日指導。

 

 

腹診も原穴診も、打鍼も、やってないとうまくなりません。

 

 

しかも、原穴診の結果、腹診の結果、その他、あらゆる診察法の結果を頭の中で瞬時に纏め、最小限の処置で最大限の効果を得ようとするのが北辰会方式です。

 

 

勉強会で月に一回教わって、その時は「なるほどー」とか思っても、また次の日から全然違うことしかやってなかったら、絶対に身に付きませんね、こういったプロの技術というのは。

 

 

北辰会の全学術は、実際に病める患者さんを治すためのもの、鍼灸治療のプロのための学術です。

 

 

そして、膨大な古典や中医学の知見の中から、黎明期から考えたら50年くらいの時間をかけて実際に拾い上げて、日々の臨床で追試してみて、間違いなく使えると検証済みの診察法、治療法を教えています。

 

 

ぜひとも、しっかりと覚えて、多くの病める患者さんを救ってほしいと思いますね。

 

 

 

 

 

 

 

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(一社)北辰会本部定例会に参加してきました!

2023.01.27

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年始早々、1.8(日)は、大阪で行われた(一社)北辰会本部定例会に参加してきました!!

 

 

今回のテーマも「打鍼」

 

 

僕は「ベテラン班」に参加させて頂き、ベテランの先生方と、3人でグループを組み、一人が主治医となり、一人を診たてて打鍼で治療するのを、もう一人が見学するという、大変勉強になる企画。

 

 

支部では丸1日指導する側ですので、本部では自分自身が指導を受けられるチャンスであり、他の先生方の治療理論を窺うチャンスです。

 

 

同じ方法論で、僕よりも数十年長くやっている先生方の話が聞けて、治療が間近で見られて、指導まで受けられるのは、今やこの機会だけです。

 

 

・・・今回はまあ、あまり書き始めると長くなるので書きませんが(苦笑)、今回は思いがけず

 

「なぜ腎経だけ井穴が指先にないのか??」

 

という話題になり、大先輩の解釈をうかがい、非常に勉強になりました。

 

 

まあ、北辰会では井穴に対して、

 

「陰経と陽経を繋ぐ絡脈的存在」

 

と理解します。

 

 

ヒント的には、この理解から、腎経と膀胱経、上と下、という風に拡大解釈していくと・・・、というやつですね。笑

 

 

 

経穴の位置や名前というのは、ちゃんと一つ一つに当時の医者が込めた重大な意味がある訳であって、それを一つ一つ検討するというのも、非常に大事なことの一つじゃないでしょうか。

 

 

近年、日中韓で経穴の位置が統一され、欧米の教科書では記号と番号で経穴が表記されるのですが、本来はおかしな話です。

 

 

本来はまず欧米人が漢字を学び、その意味を学び、経穴学を学ぶべきなんです。

 

 

こういう考え方は、実は非常に重要なことだと思うのですが、現代ではあまり顧みられていないのが残念ですね。

 

 

このように、行くと何か必ず学びがある、北辰会本部会。

 

 

 

 

 

 

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