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2019.07.27
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こないだ、『易経の謎』という本を読んだ。
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『易経』と言えば、我々東洋医学の基本理論である「陰陽論」の原典と言ってもいい本です。
このブログにも何度も出てきています。
『易経』は、伝説(神話)に出てくる今から約5000年前の三皇五帝の一人である伏羲が創案したとされ、そこに今から約3000年前の周の時代の文王の手が入り、
さらにその後、今から約2500年前に、あの孔子の手が入って、現在まで儒教の経典(四書五経)の一つとして世界中に伝わっております。
「孔子」を含む記事 参照
まあ、『易経』に説かれている内容と、DNAなど、当時の最新科学の奇妙な符合に注目、瞠目しながら、「かなり興奮気味に」書かれている雰囲気が伝わって、
なんだか微笑ましい本です。
(好き嫌い分かれるでしょうけど、僕は割と好き。こういう人。(笑))
1988年初版の本ですが、著者である今泉久雄氏は1985年に亡くなっていますので、まさに氏の遺言とも言えるような本ですが、『易経』を学び、占術を実践しつつも、
『易経』の持つ”宇宙の原理を解き明かす”深遠な哲学部分、特に数理哲学にこそ注目し、当時の最新科学と比較していくあたりのくだりの筆致は、
著者自身が本当に少年のようにワクワクしている様子が伝わって来て、亡くなる寸前に、ここまで夢中になれるというのは幸せなことだなあと、考えさせられる一冊。
東大法学部を出て、東京電力を退職したのち、易者(というか易の研究家)になったという、著者の経歴も面白い。
2018.04.10
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先週末は、前々から行きたかった「史跡 足利学校跡」へ。
まあここは、東洋医学の関係者であれば知らない人はいないでしょう。
あの田代三喜(1465-1544)、初代曲直瀬道三(1507-1594)が勉強していたことで有名な、「日本最古の学校」です。
ここは以前、清明院の往診事業部長の樫山先生が訪れ、ブログに挙げてくれていました。
日本最古の学校 参照
僕もそのうち行きたいなー、と思っていたんですが、今回、少し時間があったので、いつもの弾丸ツアーでいってきました!!
↑↑「学校」「入徳」と、立派な門が出迎えます。
↑↑入り口を入るとすぐに孔子像が。
↑↑孔子の座像と、その横には創始者である小野篁(おののたかむら)の座像も。
↑↑孔子の座像がある「孔子廟」の庭には、なんとあの東郷平八郎元帥が手で植えた木が。(゜レ゜)
↑↑「中庸の学」を教える「宥座の器(ゆうざのき)」。
水をちょうどいいところまで入れるとぶら下がっている容器が水平になりますが、それ以上に入れると容器がひっくり返って水がこぼれてしまいます。
何事も孔子の説く「中庸」がいいのだ、ということを教える、面白い器具です。
中庸の学 参照
↑↑そして図書館には、これまでに足利学校を訪れた有名人のリストが。
吉田松陰先生、嘉納治五郎先生、サスガです。<m(__)m>
皆さんはこの中の何人知っていますか??
いやー、やっと行けて嬉しかったね。
しかし何故かこの日は、足利学校の中にコスプレイヤーがたくさん居ました。(苦笑)
栃木県は、コスプレイヤーのイベントを積極的に受け入れているようです。(・ω・)ノ
まあ、それはそれで、いんじゃないすかね。(゚∀゚)
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2017.07.09
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これまでのお話
では続きいきます!!
◆もち米、東洋医学的にはどうか。
これまで書いてきたように、もち米のことを東洋医学では「糯米(だべい)」と呼びます。
糯米は、古くは単に「稲(イネ)」と呼ばれ、春秋戦国時代には、かの孔子が食養生に薦めたことで有名なようです。
そして、糯米の根やとぎ汁、ぬか、発芽した糯米にもそれぞれ薬効があると考えられており、重視されてきました。
ただ、前回述べたように、糯米は粘りが強く、消化に負荷がかかるため、小児や老人等、消化機能の低下した人には常食はあまりお勧めできません。
常食すると動悸、皮膚炎、眠気、酒とともに摂ると酔いが抜けにくくなるなどと、僕の好きな李時珍先生の『本草綱目』に書いてあります。
(上記の症状への解釈はまあ、熱化する、脾胃をいためる、というほどでいいんじゃないでしょうか。)
性味は温で甘、苦、臓腑では脾肺を養うといわれ、効能としては補中益気、温中止痢、止消渇、止汗とあります。
(肺を養うのが意外な気がしますが、経絡や東洋医学的な肺の生理を知っていると、なるほど、と分かります。)
脾虚による慢性の下利や脱肛、軽い貧血なんかには、お粥にして摂るといいようです。
(ただし、陰虚内熱型にはダメですよ☆)
温性であるため、内熱や陰虚のきつい人が食べてしまうと、状態を悪化させる恐れがありますね。
現代の研究では白濁尿の原因であるフィラリアや象皮病の原因であるマレー糸状虫(いずれも寄生虫の一種)に効くとか。
ちなみに、有名な漢方薬である「小建中湯」に含まれる重要な生薬である「膠飴(こうい)」、つまり水あめの原料は糯米粉(あるいは粳米粉や小麦粉)であり、
糯米から作った膠飴が一番いい、といわれているようです。
(温性、粘り気の観点で、他をリードしているのでしょう。)
桂枝湯の中の芍薬を倍にしたら桂枝加芍薬湯、それに膠飴(水あめ)を加えたら小建中湯、という、『傷寒論』を勉強していると良く出てくる言い回しがありますが、
膠飴は中焦と肺を温め潤しつつ、症状を緩和し、一部の毒を解毒してくれるわけですね。
続く
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2016.08.03
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有名な言葉で、「病膏肓(やまいこうこう)に入る。」という言葉があります。
これの出典は『春秋左氏伝』だそうです。
『春秋左氏伝』とは、孔子の編纂と伝えられる歴史書『春秋』の代表的な注釈書の1つで、紀元前700年頃から約250年間の歴史が書かれている本のことです。
「孔子」という人物 参照
「病膏肓に入る。」の意味ですが、「膏肓」とは薬も鍼も届かない、人体の非常に深い部分のことを言い、治療が困難な場所であり、
そこに病が入り込んだということから、病気が重くなって治療のしようがないことを意味しました。
そこから転じて、あることに熱中しすぎて手がつけられなくなることも同じように言うそうです。
用例としては、
「彼は病膏肓に入るほどのギャンブル好きである。」
などと使われるそうです。
〇
僕ら鍼灸医学の立場で考えると、上背部に「膏肓」という重要な経穴があります。
僕も以前、学生さんから、
「”膏肓”という経穴と、”病膏肓に入る”といった時の”深い部分”というのは、関わりがありますか?」
と聞かれたことがあります。
実はこれはなかなか、難しい問題なのです。
また、有名な『黄帝内経霊枢 九鍼十二原(1)』の中に、「膏之原は鳩尾、肓之原は脖胦。」という言葉があります。
これらのことを、細かく考察していくと、実は膨大な勉強が必要になります。(苦笑)
実は今日、手もとに、日本伝統鍼灸学会の雑誌『伝統鍼灸』第43巻1号が届きました。
ここに、(一社)北辰会の学術部長、奥村裕一先生の研究論文が載っています。
上記のテーマについて、実に詳しく研究、調査して下さっています。
・・・まあ、詳しく知りたい人は、読みましょう☆(*‘∀‘)
何度も何度も読み、引用参考文献まで調べる価値のある、実に読み応えのある論文です。
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2016.07.30
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前回のお話・・・
「理」の意味 参照
では続きいきましょう。
◆「理」の意味
wikipediaによれば、
「理」とは、中国哲学に出てくる概念。
(仏教用語としても出てくるそうで。)
本来、「理」は文字の意味から言うと、璞(あらたま:まだ磨いてない玉)を磨いて、美しい模様を出すことを意味するそうで、
そこから「ととのえる」「おさめる」、あるいは「分ける」「すじ目をつける」といった意味が派生する。
もともと動詞として使われたが、次に「地理」「肌理(きり)」(はだのきめ)などのように、ひろく事物のすじ目も意味するようになったと言います。
それが抽象化され、秩序、理法、道理などの意に使われるようになったと。
・・・一先ずなるほど。
(要点を抜粋して引用しています。)
中国哲学に出てくる概念と言っても、「理」という文字の出典は、孔子の『論語』や、『老子』には出て来ず、『孟子』の中に一か所「条理」とあるのみなんだそうで、
『荘子』『荀子』『韓非子』『淮南子』『墨子』あたりに頻出する文字なんだそうです。
因みにこれらについては、過去記事
・・・そう言えば、韓非子、墨子、淮南子についてまだ書いて無かったねえ。
これもそのうち書きましょう。
蓮風先生もよく仰ることですが、中国伝統医学を理解する上で、古代中国哲学への理解は重要。
つまり、いわゆる諸子百家思想を知ることは重要です。
まあこれを見ると、「理」は儒家、道家双方において、重視されてきた考え方であるということが分かります。
続く
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2011.05.11
もう、このブログを書き始めてかなりの時間が経過してきました。
いつの間にか500記事超えていました。
500記事突破!! 参照
色々書いてきました。
日々の臨床の話、東洋医学の基本的な話、ココロの話、どーでもいい話・・・。
読者の皆様も、面白い記事、つまらん記事、腹が立った記事(苦笑)などなど、それぞれ、色々なご感想をお持ちのことと思います。
総じて、見てくれた全員に感謝しております。
いつでも気軽にのぞきに来て下さい。
そしてぜひコメントを下さい。
・・・ついでに、ランキングボタンもクリックして下さい。(笑)
かれこれ、200記事書いたあたりで、蓮風先生の行動にも勇気づけられ、「ランキングサイト」なるものに登録しまして、おかげさまで現在も徐々にアクセス数が増えております。
(まだまだ全然ですけどネ・・・。)
ブログランキングについて
ブログランキングその後
「鍼狂人の独り言」 参照
まあ、毎日記事を書いていく中で、人にものを伝えるということは、いかに難しいか、ということを、日々勉強させていただいております。
東洋の大古典『易経(えききょう)』の中に、同じく大古典である『論語(ろんご)』で有名な孔子の言葉として、
「子(し)曰く、書(しょ)は言(げん)を尽(つく)さず、言は意を尽さず。」
という言葉があります。
この言葉はよく手紙の末尾などに添えられることが多いようです。
・・・まあさておき、コレの意味なんですが、
孔子が自問自答していう、文字に書かれたものは言いたいことを述べ尽くし得ない。ことばは心に思うことを言い尽くし得ないものである。
ということです。
これは、講義でも本でもブログでもエッセイでも、何かを喋るなり書くなりして、世に問うたことのある人ならもちろん、そういう経験がない人でも大なり小なり、みんなが感じていることだと思います。
毎日ブログの記事を書いていると、これを感じて、歯がゆく思うことは確かにあります。
普段特になにも書いてない人に比べれば、そう感じる機会は多いのかもしれません。
・・・でもだからと言って、なにも主張しない、発信しない、という消極的な考え方は「僕は」個人的にキライです。
間違ってたってしょうがないじゃん、気付いたら直せばいいだけじゃん、恥かいたらその分伸びるじゃん、・・・て思うからです。
・・・てなワケで、自分が正しいと思ったことを世に問う、超お手軽ツールである「ブログ」というものを使って、今後もガンガン、情報発信していこうと思います。
もちろん、無理はしません。
ちゃんと疲れたら休みます。
ご心配なく。(笑)
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