東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「鍼灸って医療費控除の対象になるんですか!?」

2015.02.25

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こないだ、初診を終わられた患者さんが、帰りがけに受付でこのように仰いました。

清明院では初診時、帰りのお会計の際に必ず、

「当院の治療費は医療費控除の対象になりますので、領収書は大切に保管してくださいね。」

と、お声がけするようにしています。

そうすると、本記事のタイトルのようなアリアクションになることがあります。

あるいは、

「??・・・なんすか、医療費控除って?」

なんてこともあります。

というわけで、意外と知られていない、この”医療費控除”という制度。

あるいは医療費控除制度は知っていても、鍼灸治療がその対象になるとは、知られていないケースもあったりして。

これ、どういう制度かというと、国税庁のHPによれば

https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1120.htm

↑↑こんな制度なんですが、書き方がやたらややこしいので、分かりやすくまとめると、

 


「実際に支払った医療費が年間10万円(または総所得の5%)より多ければ、多かった金額分、所得控除が受けられる。」


という制度で、これには治療にかかった金額以外に、通院にかかった交通費も含まれます。

慢性の症状や難病等々で、週2、3回鍼灸をやり、他の病院等にも、年単位でかかっておられる患者さんにとっては、医療費が年間10万円は軽く超えますので、

 

積極的に利用するべき制度じゃないかと思います。


もちろん、利用するしないは個人の自由ですがね。

ですので、初診時には必ず上記のように声がけして、お伝えするようにしています。

けっこう、喜ばれますね。

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日本伝統鍼灸学会に参加してきました!! ⑥

2019.12.01

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これまでのお話し

 

日本伝統鍼灸学会に参加してきました!! ①    

日本伝統鍼灸学会に参加してきました!! ②

日本伝統鍼灸学会に参加してきました!! ③      

日本伝統鍼灸学会に参加してきました!! ④          参照

 

 

 

2日目の朝一は東京有明医療大学 保健医療学部 鍼灸学科教授である川嶋朗先生による「日本を救うのは日本の鍼灸?!」を聴講。

 

(因みに有明医療大学というのは私の母校である花田学園が作った大学です。)

 

 

川嶋先生は長年東京女子医大の自然医療研究所の所長として活躍しておられた先生で、(一社)北辰会の会長である藤本蓮風先生とも古くから親しい間柄の先生です。

 

 

現在復刻されている、かつて産経関西の公式サイトで行った蓮風先生の対談集「蓮風の玉手箱」に、そろそろ登場されると思いますので、是非チェックしてみてください!!!

 

 

川嶋先生の御講演は何度か拝聴したことがあるのですが、非常に聴きやすく、スライドも見やすく、分かり易いです。

 

 

テレビにもよくお出になる先生だけあって、非常に講演に慣れておられる感じがしますね。

 

 

川嶋先生がよく問題になさるのが、高騰する日本の医療費の問題です。

 

 

多くの日本人が認識しているように、少子高齢化、医療費の増大で、このままでは日本の財政は回らなくなるのは目に見えています。

 

 

そこに、予防医学である東洋医学が力を発揮出来るのではないか、と。

 

 

検査数値には異常がなくても、患者さんの訴える症状から、あらゆる病態が類推出来て、見て触って、病体の異常が分かり、それを瞬時に正すことの出来る鍼灸は、

 

日本を救うのではないかと、鍼灸師にとってはこの上ない、援護射撃的な発言をして下さいました。

 

 

・・・ただ、我々鍼灸師側も、川嶋先生の激励に応えられるウデを持たないといけませんね。

 

 

川嶋先生が仰るような仕事の出来る鍼灸師が、この日本にどれだけいるでしょうか。

 

 

今後、どれだけ増えるんでしょうか。

 

 

僕は聴いていて、嬉しさよりも、むしろそっちを強く感じ、天を仰いでしまいました。

 

 

川嶋先生と蓮風先生の対談サイトは、今見ても、いわゆる「代替医療」の嫌いな人からは、スクショされて、ずいぶん悪口言われていますね。(苦笑)

 

 

それでもああやって、公に鍼灸を援護射撃して下さる、心ある医師の期待に反しない仕事ができるか。

 

 

そこが何より重要だと思います。

 

 

 

続く

 

 

 

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新スタッフが続々と。。。

2019.03.13

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去年の秋から出している、清明院の求人・・・。

 

 

今回初めて、あはき3療すべて持っている人限定にしたためか、あるいはもう、この業界には職人志向、本格志向の人材が極めて少ないということなのか、

 

開業以来と言っていいくらい、けっこう苦戦していました。(笑)

 

 

・・・しかーし、サスガ鍼の神に守られている清明院、春になり、ちゃーんと決まってきました。

 

 

もうほぼOKです。

 

 

これで晴れて、開業するために退職するスタッフや、家庭の事情で退職するスタッフを、どうにか送り出せそうです。

 

 

・・・まあしかし、僕がかれこれ15年以上、開業前からやってきた、往診事業部ですが、これ以上肥大化させる気は、正直あまりないです。

 

 

一般の方は、あまり分からないと思いますが、数年前から、この業界の在宅保険診療という分野にも、ガンガン大きな企業が参入してきました。

 

 

大きな資本をもって、桁違いの患者さん(というか利用者さんだね。。)を集め、次々に全国展開しています。

 

 

個人では、こういう企業さんの宣伝広告費や営業力には、とても敵わないです。(;’∀’)

 

 

しかも今年からは「受領委任制度」という新制度も導入されて、結果的に事務手数が非常に増えてきました。

 

 

昔ながらの、自転車操業の、ウチのような現場の人間は、疲弊するばかりです。

 

 

行政からの嫌がらせじゃないかとすら感じます。。。(苦笑)

 

 

・・・まあ、国民の医療費が年々上がって、おまけにかつてない少子高齢化であり、社会保障費削減、とりわけ医療費削減は避けて通れない政治課題であり、

 

現行の国民皆保険制度の中の、どの部分を削減するかとなれば、相対的に医師よりも発言力の弱い鍼灸マッサージ、柔整に目が向くのは当たり前でしょう。

 

 

ただし、国家予算90兆のうち、年間の医療費は現在約40兆円、その中で鍼灸マッサージと柔整すべて合わせて、たったの4000億円、1%です。

 

 

この4000億円なんて削減したって、全体から見たら砂漠に水撒くようなもんで、残りの39兆6000億円に手ェ突っ込むべき、と考えるのは僕だけでしょうか。(笑)

 

 

・・・まあ仕方ない、こういう、世の中の大きな流れは止められない。

 

 

僕は今後も、患者さんもスタッフも、職人志向、本物志向の人だけ相手にしながら、新宿の片隅でボチボチやります。(゚∀゚)

 

 

 

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またNHKでやるらしい。(゚∀゚)

2019.01.17

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また、NHKで東洋医学やるらしい。(゚∀゚)

 

 

今度は「ガッテン」という番組らしい。

 

番組サイトはこちら

 

(なんか、他の番組でもやってたとか・・・。)

 

 

年末年始のNHKの番組の内容に関して、このブログでも取り上げました。

 

NHK「東洋医学 ホントのチカラ~科学で迫る 鍼灸・漢方薬・ヨガ~」

NHK「日本人のおなまえっ!」

NHKの見た!  

あさイチ「東洋医学で1年を元気に!」観ました☆

 

 

去年から、やたらに続きますね。

 

 

何か、裏に大きな力が働いている気がしてならない。。。(笑)

 

 

まあともかく、番組内容に関しては、おおむね肯定的ではあったものの、視聴者や、業界関係者からも、幾ばくかの批判もあったようだ。

 

 

テレビが採り上げて、多くの人の目に触れれば、それだけ批判も増えるだろう。

 

 

でもその分、支持者も増えるだろう。

 

 

それでいいと思う。

 

 

このままいって、番組内容ももっとブラッシュアップされ、注目度が増すことで業界も変革し、教育や資格制度も整い、明治維新以来150年以上ぶりに、

 

東洋医学(鍼灸漢方)を、確固たる国民の医療の一つとして位置づけることが出来るか。

 

 

まあ問題は、現場で東洋医学を実践している治療者側が、様々な批判や、患者の多様なニーズに耐えられるかどうか、の一点に尽きる。

 

 

一方で、こんなニュースもあった。

 

2018年「マッサージ業、接骨院等」の倒産状況は過去10年で最多93件に急増、5年連続で前年を上回る

 

 

・・・さあ、こうやって強い強い日光に当てられて、日陰でコソコソ、いい加減なことやって生きてたような連中は、みんな炮り出されていくのかもしれませんね。

 

 

巷に蔓延る無資格者も含めて。

 

 

 

 

僕は最近のこうした流れは、相対的にいい流れである、と受け止めていますが、これまでとは比較にならない、規模の大きなミスリードに繋がる可能性もありますので、

 

常に注視しておくべきムーブメントだと思っています。

 

 

国策として、医療費削減がしたいのは自明。

 

 

そのために、東洋医学に期待を寄せるのも分かる。

 

 

そのために、盛んにプロパガンダを打って、世論操作をしたいのもよく分かる。

 

 

・・・だが、僕ら現場の、平凡な、市井の鍼灸臨床家の意見や価値観や臨床成果を無視して、数で強引に推し進めるのではないかという懸念、不安が、どうも頭から離れない。

 

 

鍼灸したら東洋医学、漢方飲んだら東洋医学、ではないと思う。

 

 

 

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「”鍼灸”ってこの世に必要?」

2018.10.20

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たまに学生さんに問います。

 

「ねえ、鍼灸ってこの世に必要??」

 

と。

 

 

普段、斜に構えているような学生も、少し動揺した顔をしますな。(笑)

 

 

たいがいは無言、でも、少し動揺してから、

 

「必要・・・だと思います。」

 

みたいに答える場合があります。

 

 

すると僕はすかさず、

 

「どうして?どうして必要なんですか??」

 

と問います。

 

 

すると、貝が閉じたかのように、たいがい無言になる。(笑)

 

 

鍼灸師の皆さん、例えば自分のお子さんや、お身内からこう聞かれたら、どう答えますか??

 

(真っ直ぐな眼差しで)

 

 

・・・これだけ社会インフラとして発達し、ほぼ誰もその信憑性を疑わない西洋医学。

 

 

医師と言えば、高収入職業の代名詞ですね。

 

 

全国の街中に白い巨塔が建ちまくっており、ほぼ100%の国民が病院で生まれ、病院で死にます。

 

 

で、学校や会社には西洋医学の先生が健診に来て、血液検査と画像診断と心電図検査を行い、風邪ひいたら病院で薬もらう、何か病気になったら、病院で薬もらう。

 

 

みんな義務として持っている保険証を使って、数百円から数千円という、低廉な料金で、現代最先端科学技術の粋を凝らした西洋薬がたくさんもらえる。

 

 

・・・で、その薬をもってしても治らなかったら、入院して手術する、化学療法受ける。

 

 

それも全て国民皆保険で、受けれる。

 

 

今や年間90兆の国家予算のうち、40兆は医療費。

 

 

それも、この数字には救急車の出動費と介護にかかったお金は入ってないらしい。

 

 

まあ、そうこうしているうちに年取って、人は死ぬ。

 

 

・・・これ、鍼灸が入る隙間、あるんですか??

 

 

・・・もしねえなら、別に必要なくね?

 

 

俺はねー、これねー、

 

「大いにある!ありまくる!あってあってしょうがない!全然手が足らない!!だから絶対に必要だ!西洋医学が治せないものを治せる鍼灸師の存在が!!」

 

と、思ってんですよ。(゚∀゚)

 

 

20年くらい前からね。

 

 

・・・でもね、もし

 

「鍼灸には、西洋医学が出来ないことをやってのける力なんてない、鍼灸は一種の刺激療法、物理療法として、西洋医学の理解の及ぶ範疇で運用すべきものだ。」

 

っていう立場をとるならば、マッサージチェアとか、低周波治療器とか、湿布と大して変わんねんじゃねんすか??

 

 

また、病院の湿布で楽にならない人を、1時間以上かけて一生懸命揉んであげて、

 

「いやー、楽になったよ、ありがとう。」

 

と言われて5、6千円もらって幸せ、なんて、そこら中の無資格の外人さんがやってないすか??

 

 

そんなら、わざわざ500万も払って三年間も学校通って、国家資格なんて取らんでもよくね??

 

 

ここんとこ、どう思ってんですかね、皆は。

 

 

 

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「ブログジャンキー」

2016.10.09

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元フジテレビアナウンサー、長谷川豊氏が、人工透析の患者さんをバカにしたような表現をブログに書いたことで、出演している全番組を降板することになった。

 

 

この人の言説(言い方や言葉遣いも含めて)や態度は、フリーになってからというもの、一貫して過激なものであったというような印象を、

 

僕も持っていました。

 

 

でも、フジテレビという超メジャーなメディアから飛び出して、相対的にマイナーなメディアや、自身のブログで、

 

鋭い指摘や見解をズバッと述べるさまは、実に今風な感じがして、目立っていた。

 

 

一般人でも有名人でも、誰でも簡単にネット上に情報発信が出来るようになった現代、巷では「炎上商法」とか、「炎上マーケティング」とか言われるように、

 

あえて賛否の分かれるような過激な発言をして、注目を集めて、話題に取り上げてもらうという手法が蔓延しているようだ。

 

 

今回の長谷川さんの発言も、

 

「高騰する医療費、そこに本当に無駄はないのか、改善策はないのか。」

 

という社会問題を話題にしたかったのだと思うが、その表現として、日々辛い思いをしている透析患者さん達に対して、

 

あまりにも配慮を欠いていた。

 

 

全番組を降板になったことで、騒動は沈静しつつあるが、10.8のブログで、長谷川氏は面白いことを言っている。

 

 

ある人物(ウェブメディア編集長)が今回の件について書いた

 

「長谷川氏はブログジャンキーになっていたのではないか。」

 

という論評に、自分自身大きく頷いた、という内容。

 

 

過激なことを書けば、注目が集まる。

 

 

アクセス数が増える。

 

 

でもしばらくすると、また減る。

 

 

で、人気、話題性を保つためにも、もっともっと過激なこと、ギリギリのラインを「あえて」攻めるようになる。

 

 

で、ついに一線を超えて、袋叩きに合う、と。

 

 

何の業界でも、どの分野でも、歴史的にも、よくある話です。

 

 

しかしまあ、こういう時の世論の側の、その人に対する叩き潰し方って、ホント容赦ない。

 

(あれって、日本独特なんですかね?)

 

 

・・・まあ、「失敗は成功のマザー」ですから、ぜひまた復活し、鋭い意見を聞かせてほしいです。

 

 

僕も、7年間もの間、ほぼ毎日、大して注目もされないブログを書き続けている、ある意味「ブログジャンキー」です。(苦笑)

 

 

今回の長谷川氏の件も、明日は我が身と考え、「過激さ」「注目度」を志向するのではなく、「正しさ」「確かさ」を志向するブログにしたいと思っています。

 

 

 

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患者さんの声(20代男性 6年続く重い花粉症)

2012.06.02

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再び「患者さんの声」をいただきましたので、紹介します!!

20代 男性


【症状】6年間続く重度の花粉症による目の痒み、くしゃみ等

6年位前から自分は花粉症だとハッキリ自覚するようになりました。


3年前からは目のかゆみ、止まらないクシャミで夜も寝付けず、アイボンで目を洗い、薬を毎日飲んでいました。

 
そんな中、友人から「花粉症に鍼が効く。」と教えてもらいました。

 
「鍼はやったことないけど、なんかうそ臭い。」

「”気”ってなんだ? ドラゴンボールか??」

「肩こり、腰痛には効くかもしれないけど・・・。」

と思いながらも、

「少しでも症状が軽くなればラッキー♪」

と、昨年(H24年)の10月から通い始めました。

 
週1回程度で通いだしましたが、それまで医療費にお金をかける習慣がなかったので、サラリーマンにとって1回5千円はかなり大きい負担です。
 

最初のころは生活を切り詰めて治療費を捻出していましたが、忘年会・お祝い事・親の入院などで出費が増えてしまい、途中からは月2回程度に減らしました。

(安月給なので、これでも辛いですが・・・)

 
最初の問診では、自分でも意識していないことを色々聞かれるし、先生は長髪で怪しげなオッサン(実際は若いらしいですが)だし、

院内は変な音楽が流れているし、「やっぱり何か胡散臭い!」と思ってました。(笑)

 
しかも、花粉症の治療なので、効果があるのかどうかは春にならないとわかりません。

「4月に効果を実感できなかったら、通うのをやめよう。」

と思ってました。

 
・・・で、今年の春。
 

完治とはいきませんでしたが、薬を飲まなくても我慢できる程度の症状で、一日に数回しかクシャミをしませんでした。

例年は薬をのんでも止まらないのに、今年は一切飲んでません。

目も多少かゆくなりますが、目薬・アイボンが必要なほどではありませんでした。

ここまで効果があるとは思いませんでした。

正直びっくりしました。

来年のためにも継続して通いたいと思ってますが、どの程度の頻度で通えば良いかが、まだ分かりません。

回数が多いほど良いのは当然でしょうが、無理なく続けられる範囲で通おうと思ってます。

 

【清明院からのコメント】

なかなか、厳しい「患者さんの声」をいただきました。(苦笑)

軽く酔った状態で書いてくれたそうなので、何となく文章から酒の匂いがしますね。

あのー、胡散臭くて、すいません。<m(__)m>

・・・でもまあ、良くなったんだから、いいじゃないか、という症例です。(笑)

この方は初診時、コメントにもあるように、”疑いの眼(まなこ)”丸出しでやってきました。(紹介なのにー。)

しかし、どことなくサバサバした感じで、よければ続ける、ダメならやめる、とハッキリ割り切ってきました、という印象を受けました。

「肝鬱気逆、湿熱」と証を立て、治療をすると、初回からいい変化。

この時点で、しっかり継続すれば、間違いなく例年よりはいい状態になります、と伝えました。

経過中、経済的な問題から、治療間隔を開けざるを得なくなったので、理想的とまではいきませんでしたが、まずまず調整出来た方だと思います。

あとは酒に気をつけて、経済的に無理のない範囲で通ってくれれば、もっとよくなるでしょう。(笑)

近年増加傾向である花粉症・・・、西洋薬で症状だけ無理やり抑えてごまかしておられる方が少なくありません。

根本的には体質改善、生活改善をしないことには、根治は難しい疾患だと思います。

辛い症状でお困りの方は、清明院に相談に来られてはいかがでしょうか。


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頭を抱える・・

2010.04.20

まずはこの記事をご覧ください。

向精神薬、生活保護者に入手させネット転売

・・最近、多いですね。生活保護の制度を利用(悪用)した犯罪。こういうニュースの度に思いますが、コレには幾つもの問題が重層的に絡んでいますねえ。

上記のニュースを例にとって考えれば、まずは不景気。要はこれがあるから、失業者が増え、生活保護世帯が激増する訳ですね。

普段患者さんの話を聞いていて思いますが、不景気に負けない「気合い」を持って、社会生活を送る、ということは、多くの人たちにとっては、大変しんどいことのようです。

僕もしんどいのでよく分かります(笑)

次に高齢化。高齢者でも、身寄りのある人はいいけども、ない人は当然体が言うこときかないから仕事できない、年金暮らしはきついし、医療費もかかるから医療費が無料になる生活保護を申請・・・。

核家族化が進み、全国的に「寂しい」お年寄りが増えています。何とか出来ないものか・・。

 

これは大変難しい問題ですね。

大きなものとしては上記の理由から、今後も生活保護世帯は増加の一途でしょうネ・・。中には、財産があるのを「隠して」でも生活保護を受けようとする人もいるようです。

なんていう時代なんだろう・・・。

僕も仕事で、新宿や渋谷の福祉事務所に伺うことがこれまでに何度かありましたが、そこで見た混雑の凄さから見て、制度そのものを考え直さない限り、この流れは止まらんでしょう。

そして、うつ病をはじめとした、精神疾患患者の激増。これについては、様々な原因が考えられていますが、僕個人としては、意外と社会環境がどうとか言うよりも、その個人の内面にすでにして問題がある場合が多いように思えてなりませんが・・。

冒頭の記事の犯人は、この2つを利用してお金を儲けようとした、という訳です。

こんなことが、いつまでもいつまでも、繰り返し繰り返し続くようだと、日本の未来って、どうなんでしょ??

不景気で心を病んだ日本人にも、寂しい高齢者にも、それらを利用して悪だくみする輩にも、心身一如の「東洋医学」が必要に思えてなりません。

(何故か今日のブログ、太字になってしまった・・・。PC難しい・・。)

 

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鍼灸には保険が効かない!?(その5)

2010.03.26

これまでのお話


鍼灸には保険が効かない!?(その1)

鍼灸には保険が効かない!?(その2)
鍼灸には保険がきかない!?(その3)
鍼灸には保険が効かない!?(その4)


 

ここまでのお話では、「日本」における鍼灸の保険制度の現状を軸にしてお話を進めてきました。

 


ここらで、「海外」の現状を調べてみましょう。

 


いかに「日本」という国の医療制度がおかしいか、お気づきになる部分も多いかと思います。

 


まずはお隣、このブログでも何回か紹介していますが、「韓国」の現状です。

 

韓国では50年以上も前から、鍼灸、漢方薬を専門に扱う「韓医師」の資格が制定され、保険も当たり前に使えます。

 

【参考】 

wikipedia 「韓医師」

全日本鍼灸学会雑誌掲載論文「韓国韓医学界の現状と~~」(2002.11.1)

 


次に、東洋医学発祥の地である「中国」です。

 


中国でも50年以上前から伝統医学の普及に力を入れ始め、現在韓国と同じように、多くの「中医師」の資格を持つ東洋医学の専門家を育成し、

 

国民の健康に寄与しています。

 


ただ、国民皆保険制度そのものについては、日本と比較して遅れている面はあるようですが、近年になって改革が進んでいるようです。

 

【参考】

wikipedia 「中医師」

東洋学術出版社「中国最新情報」2011.9.15

 

 

次に「アメリカ」です。

 


アメリカでは、19世紀末にヨーロッパや中国系移民から鍼灸が伝わったものの、つい40年前まではほとんどメジャーでなかったようですが、ニクソン大統領の時に、

「針刺麻酔での手術成功」

のニュースが流れると、一気に国民の関心が高まりました。

(この話は有名ですね。しかし、鍼麻酔についてはちょっと鍼の本質とは離れている、と個人的には思っていますがね。)

 


現在では、制度の面では確立されていない部分はあるものの、国民の重要な医療の一つとして、確固たる位置を占めています。

(アメリカにおいては、西洋医学以外の、東洋医学を筆頭としたいわゆる”代替医療”が非常に盛んであり、医療を受ける患者の全体の60~70%が受けているという報告もあるようです。)

次にヨーロッパ諸国ですが、国によって違いはありますが、歴史的に彼らは良くも悪くも(苦笑)、

かなり昔からアジア人に「興味」を抱き続け、16~17世紀にはすでに鍼灸は伝わっています。

それから20世紀にかけて、国民に大いに受け入れられたようです。現在では、国民の医療の一つとしてしっかりと定着しているようです。

もちろん保険制度にも組み込まれた形で、です。

次にオーストラリアですが、こちらも近年ですが、かなり認知度は上がってきていて、一般化がかなり進んでいるようです。

治療費も公的ではないようですが、民間の保険でかなりカバーされるようです。

・・・調べていくと、止まらなくなりますのでこの辺にしておきますが、

「先進国の中で、日本ほど西洋医学を絶対視し、その他の医学を認めない国もないんだな~・・・。」

ということが次から次に分かってきて、こっちはため息が止まりません。(苦笑)

・・・コレ、なんで??お金?利権?・・・まったく意味分かりません。患者さんはドコいった?

今現在、先進国の医療界では、一人の患者に対して、最も有効な治療法を、東西とか方法論とかを問わずに、

あらゆる側面から考えてあげられる医療を実現させよう、という動きが活発化しています。

そのようになってくれば当然、医療者間の利害の対立(韓国なんかでは実際に問題になっている)を招くこともあるでしょうが、そんなんも結局、患者さんに何か関係あんの?

一人の患者さんのために、色んな専門家が知恵出し合って、その中で好きな医療を患者さんが選び、

その医療費を第3者(とりわけ国家)が税金から一部持ってくれるなんて、むしろ理想的だと思います。

(患者さんにとっても、こちらにとっても、です。)

いずれにせよ最終選択権は患者さんにある以上、「どの」医療を選択するか、という場面になった時に、制度で差をつけるのは、患者さんにとっては不利益な話です。

選択の幅が最初から狭まる、という意味でね。

・・・そう思いませんか?

(次回に続く)

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患者さまの声(20代女性:頭痛、肩こり、冷え症、手に汗をかくetc..)

2010.03.02

再び、「患者さんの声」をいただきましたので、載せさせていただきます。


20代 女性 

症状:頭痛、肩こり、冷え症、手に汗をかく、お腹が張る

私は、子供の頃から頭痛持ちで、1日に2~3回は鎮痛薬を飲みながら生活していました。

これまでも頭痛に良いということは色々とやってきたのですが、あまり効果を実感することが出来ず、

「元々の体質だからしょうがない、頭痛薬は効いているんだから、ごまかしながら付き合っていこう。」

と思っていました。

そんな折に偶然清明院を知ったことがきっかけで、HPを拝見し、院長先生のアツいブログを拝読し、

「もしかしたらこの先生なら治して下さるのでは・・・。」

と思うところがあり、思わず予約を入れました。

丹念な問診と触診の末に手首に鍼を1本。

目で確認しないとどこに打たれているのか分からないくらいの感覚です。

鍼治療を受けるのは初めてでしたが、痛い、怖いといったイメージからは程遠く、むしろ心地いいとさえ感じられたことが驚きでした。

私の場合は治療翌日から劇的に治療の効果を感じました。

頭痛薬を飲まずに過ごせた何年かぶりの1日でしたので、ちょっとその感激は忘れられません。

それから時々は薬を飲む日もありますが、それでも1日1回で、あとはスッキリ治まっています。

頭痛がないことの方が私にとっては非日常といった感じですので、今も毎日嬉しく、新鮮な感動を感じています。

まだ初診から1カ月ですが、頭痛以外の体調も治療に通うたびに段々良くなっていることが実感でき、竹下先生に診ていただいて本当に良かったと思っています。

20年来の頭痛も治ってしまったすごい鍼です。

私のように慢性的な症状に悩んでおられる方も、諦めずに相談してみて下さい。お勧めです。

【清明院からのコメント】

この方のご職業は薬剤師であります。

この方のように、薬剤師でありながら、薬に頼って生活することに疑問を感じる方は少なくありません。(苦笑)

現在、長年の頭痛を、「心肝火旺(しんかんかおう)>湿困脾土(しつこんひど)」と考え、治療を進めております。

経過は順調であり、このまま上手くいけば、幼少の頃から手放せなかった痛み止めから、卒業できるかもしれません。

近年は医療費高騰で、保険の患者負担割合を増やすとか、診療報酬を引き下げるとか、色々と問題になっておりますが、

東洋医学を効果的に使うことで、こういった社会問題にも寄与出来るのではないかと、清明院では考えております。


またこの方のように、清明院には医師、看護師その他、医療従事者の患者さんが多数おられますが、同じ業種の方から支持していただけるということは、

僕にとって大変嬉しいことであります。

 

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