東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「精神的ストレスで悪化、発症する病」について(その2)

2011.07.22

前回のお話・・・

「精神的ストレスで悪化、発症する病」について

続いていきます!


☆なんで「そこに」症状が出たのか。


前回のお話では、精神的ストレスで悪化、発症する病に、東洋医学の言う「肝の臓」が大きく関係している理由を述べました。

今回は、ではなぜ、「そこに」症状が起こったのか、という問題です。


強烈な精神的ストレスがあってから発症、悪化した病も、必ずみんながみんな、同じ病になる訳ではありません。


「肝の臓」に負担がかかったからと言って、それが出る”場所””症状”も一様ではありません。


頭痛になる人、メマイになる人、肩こりになる人、胃痛になる人、坐骨神経痛がひどくなる人などなど、実に様々です。


・・・さあ、これをどう考えるか。


これには、

「もともとのその患者さんの状態(体質素因)」

と、

「どうして、もともとがそうなのか」

に対する理解が重要だと思います。

まー、これを知るために、我々は長い時間をかけて、その患者さんの生活状況、生活環境、体質状況等を、詳しく問診するのです。

つまり、もともと弱点としてあった、その患者さんにとっての

「気の動きが滑らかでない部分」

が、「肝の臓」に負担がかかったことにより、

「さらに気の動きが悪くなった」

結果、今回の症状を発症した、あるいは悪化した、と考え、さらに、

「じゃあどうしてそこが元々気の動きが悪かったのか」

という風に考えていくワケです。


この、「病のメカニズムに対する理解」が正確、精緻であればある程、治療も、患者さんに対する生活指導も、シャープになっていきます。


・・・実はこれが、東洋医学的な診断の重要な部分であり、術者のウデの差が出る部分の大きな一つだと思います。

「肝の臓が悪いんだから、肝の臓を治療できるツボに鍼をすりゃあいいのさ!」

と言っちゃえば、なんかいかにも簡単だけど、

「肝の臓を治療できるツボって、いっぱいあるけど、どこにどういう鍼をするの?それはどうして?お灸はどうしてしないの?」

とかっていう、誰もが疑問に思う、細かい問題の解決は、

「この病気がどういうメカニズムで発生し、そこにどういう風に肝の臓が関わって、今回の症状が出るに至ったのか。」

が分かってなければ、適切さを欠きます。


そして当然それは、”治療効果”に反映されてきます。


ぼんやりと病を理解し、治療してたら、治療効果もぼんやりです。

ピンボケします。

シャープに病を理解して治療してたら、治療効果もシャープです。

(基本的には。)

しかし、実はまだ問題は残ります・・・が、言い出すとどんどん難しくなっていっちゃうので、とりあえずこれでおしまい。

 


気が向いたら続きを書こうと思います。(笑)

 

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「精神的ストレスで悪化、発症する病」について

2011.07.21

初診時、問診をしていくと、何か強烈な精神的ストレスがあってから、今回の症状を発症したとか、もともと慢性的にあった症状が急激に悪化したとか、

患者さんがおっしゃる事がよくある。

こういう時、東洋医学では、「肝の臓」の異常を中心として起こっている病である、という風に推論することが圧倒的に多い。

「肝」って何ですか?(その10) 参照

・・・でもこれ、なんか、短絡的な感じがする。

(と、以前は思っていた。今にして思えば、自分の考えが浅かっただけだったが。)

ここで、「強烈な精神的ストレス」と一口に言っても、色々ある。

怒った、喜んで気が緩んだ、思い悩んだ、憂い悲しんだ、驚いた、恐れおののいた、など。

まず、東洋医学の古典(『黄帝内経』『素問 陰陽応象大論(5)、五運行大論(67)』『霊枢 百病始生萹(66)』など)では、これらの感情それぞれの過剰によって、

 

影響を受ける臓腑が違う、ということが明確に述べられている。

怒りは肝、喜びは心、思いは脾、悲憂は肺、驚恐は腎、

という風に。

「七情」まとめ 参照

 


・・・ではなぜ、「精神的ストレスで発症、悪化した病」を、どれもこれも即「肝の臓の異常が中心」と考えることがあるのか、という問題。

感情別に、悪影響を受ける五臓が分かれているというのに。


これは結局、各感情の過不足によって、結果的、最終的に起こる現象が「気の動き方」の異常だからだ。

「気の動き方(方向性やスピード)」を指して東洋医学では「気機(きき)」という。


つまり、感情の過不足が起こると、五臓それぞれに悪影響を与えて、最終的には「気機」に異常が起こってくる、ということだ。


具体的に言うと、

怒れば気は上がり、喜べば気は緩み、思えば気は結ぼれ、悲しみ憂えば気は消え、驚き恐れれば気は下がる、


といった具合。

 

『黄帝内経』「素問 挙痛論(39)、刺禁論(52)、繆刺論(63)」「霊枢 邪気蔵府病形(4)、百病始生(66)」など参照


つまり、本来全身を滞りなくスムーズに周流するべき「気」が、上がったり下がったり、部分的に消えたり停滞したり、緩慢になったりと、

 

異常を起こし、結果的に気の流れがスムーズでなくなる、ということを述べている。

その時、気の流れをスムーズに是正するべく頑張る中心が、「肝の臓」なのであり、その肝の臓の働きが追い付かなくなってるから、

症状がとれない、という風に考えるのである。

だから、その細かい説明を端折って、

「精神的ストレスで悪化、発症する病=肝の臓の病変」

という風に考えることがあるワケだ。

 

・・・しかし、まだ問題は残る。

 

次回に続く。

 

 

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順天堂東医研の学生さんと、「森のくすり塾」へ。

2023.08.17

 

 

 

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お陰様で、この夏は特に、毎日なかなか忙しくさせて頂いておりまして、ブログの更新が滞りまくっています。苦笑

 

(まあ、もはや、ブログの更新がないことが元気に臨床やってる証拠、と思って下さい。笑笑)

 

 

7.9(日)は、順天堂東医研の学生さん、先生方と、長野にある「森のくすり塾」を見学してきました!!

 

 

森のくすり塾を主宰されている小川康先生は、日本唯一のアムチ(チベット医)であり、知る人ぞ知る、大変有名な先生です。

 

 

私も以前、2021年に行われた、日本東方医学会の第39回学術大会でご挨拶させて頂いたことがあり、その時に見学を申し込んでいたのですが、コロナ禍によってなかなか叶わず、今回、ついに実現しました!!

 

(すでに順天堂東医研のFBでも、報告がなされています。)

 

 

実は小川先生と、順天堂の公衆衛生学教室の友岡清秀先生は古い付き合いであり、その御縁もあって、今回無事に実現することが出来ました!

 

 

感想としては、小川先生の圧倒的トーク力に脱帽です。笑

 

 

午前中に着いて、夕方に帰るまで、ほぼずーっと喋りっぱなしで、その膨大な薬学、チベット医学の知識から、縦横無尽に繰り広げられる講義(フリートーク?)は、半端じゃなかったです。

 

 

学生も圧倒されていました。

 

 

僕も一応、学生た同業者の前で喋る仕事を、臨床の副業で長年やっている人間の端くれとして、非常に刺激的でした。

 

 

あれだけ喋れるのは、勿論その医学を愛しているからだし、恐らく、仕事として割り切ってやっている感じではないので、我々が帰った後も、さほど疲れておられないんじゃないかと思います。

 

 

何の分野でもそうですが、好きなこと、愛していることをいくら喋っても、ストレス解消にこそなれ、疲労や義務感みたいなものはそれほどない筈です。

 

 

ここには書ききれないほどの、初めての知識のオンパレードで、実に楽しかったです。

 

 

 

 

↑↑小川先生手作りの薬作りの御堂。

 

 

 

↑↑建物の周囲はこんな感じ。(良い感じの神社も隣にあります。)

 

 

 

↑↑結構な人数でお邪魔してしまいました。。。

 

 

 

↑↑熱弁なさる小川先生。

 

 

 

↑↑いい感じの看板

 

 

 

↑↑知らない方のために、2014年の動画ですが、TEDでの小川先生のトークを貼っておきます。

 

 

自然豊かだし、温泉も近いし、また行きたいところです。

 

 

 

 

 

 

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第37回、順天堂東医研を視聴しました!!

2022.02.01

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1.27(木)の夜は、第36回の順天堂東医研に参加してきました!!

 

 

今回の講師も、いつもお世話になっている吉祥寺中医クリニック院長の長瀬眞彦先生

 

 

講義の内容は

 

「六淫:内邪について 自分の内面をみてみると… 」

 

という内容。

 

 

以前このブログにも書きましたが、東洋医学には、西洋医学のように細菌やウイルス、細胞などという考え方はなく、独特な病因論があります。

 

 

それが「邪気」と呼ばれるものですね。

 

カテゴリ  邪気(発病因子)   参照

 

 

これは、主に自然界の極端な環境変化によって、外界から侵襲して来ると考えられる「外邪」と、様々な原因によって体内から発生する「内邪」とに分けられます。

 

 

外邪は中医学ではよく「六淫(りくいん)の外邪」と呼ばれて「風・寒・暑・湿・相・火」の6種類に分類され、それぞれに症状や病理、治療法が深く検討されています。

 

 

今話題のコロナウイルスなんかも、こういった考え方を応用して対処し、高い効果を得たという報告があったことは、すでに伝えた通りです。

 

新型コロナウイルス肺炎診療ガイドライン試行第8版(中華人民共和国国家衛生健康委員会弁公庁)日本語訳版

 

 

内邪については「内生五邪(ないせいごじゃ)」と呼ばれて「風・寒・熱・湿・燥」の5種類に分類されて、それぞれに症状や病理、治療法が検討されています。

 

(ここで、外邪も内邪も、性質はほとんど一緒であることは注目に値しますね。)

 

 

今回は上記のうちの「内生五邪」に関するお話。

 

 

暴飲暴食などの飲食の不摂生や、過度のストレス、睡眠不足などなど、日常生活における様々な要因によって、体内に「内邪」が発生すると、それに応じた症状、病変が起こってきます。

 

 

例えば、暴飲暴食から体内に「湿邪」が発生したとなると、湿邪性の症状や病変が起こることは勿論、外邪としての「湿邪」をも、感受しやすくなります。

 

 

それまでは大丈夫だったのに、曇りなどの湿気の多い日や、雨の日などには、鈍重感や鈍痛や痺れなど「湿邪」による病変を起こしやすくなります。

 

 

雨天前にこういった症状が強くなったという御経験のある方も多いでしょう。

 

 

中医学ではこれを、内と外の邪気が合わさってしまっている、という意味で「内外合邪(ないがいごうじゃ)」と言います。

 

 

これは場合によってはかなり危険で、急性の脳卒中や心筋梗塞などは、東洋医学的にはこういうメカニズムで発症することが少なくないです。

 

 

だから、その人に起こりうる病理を予測しておき、予め生活養生をし、内邪を作らないことが、あらゆる病気を予防することになる訳ですね。

 

 

今回も非常に分かり易い解説で、全国津々浦々の医大生の皆さんから、鋭い質問が乱れ飛んでいたのが印象的でした。

 

 

さて、次回は先日告知したように、2.24(木)19:00~21:00に行われる、

 

第三回 特別公開シンポジウム「東洋医学の学び方~伝統医学とどう向き合っていくか~」

 

です!!

 

 

今回は千葉大の和漢診療科の教授である並木隆雄先生をゲストにお招きして、いつもながら大変豪華な特別回となっております。

 

 

お申込みされた方には、事後のアーカイブ配信もありますので、当日視聴できない方もぜひご参加ください!!

 

 

お申し込みはこちらから、お早めにどうぞ!!

 

 

 

 

 

 

 

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第70回(公社)全日本鍼灸学会、視聴しました!

2021.06.25

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先日予告した、第70回、全日本鍼灸学会学術大会福岡大会に、オンライン参加してきました!

 

 

我々(一社)北辰会の代表である藤本新風先生が登壇されたシンポジウムの内容と感想に関しては、北辰会公式ブログの方に書きましたので、

 

そちらを参照いただくとして、ここではそれ以外の講演に関する感想を述べようと思います。

 

 

まず今回、6.4(金)~6(日)という日程でしたが、金土は診療だし、ここ最近めちゃ忙しいので、なかなかゆっくり時間が取れない。。。

 

 

ですので、オンライン視聴できること、オンデマンド配信があることは、非常に助かりました。

 

 

登録や視聴にもさしてストレスはなく、正直、今後はこれが主流になるとみて間違いないと感じました。

 

(倍速再生は出来るようにしてほしかった。。。)

 

 

まあ対面でないと、臨場感を感じられないこととか、普段お会いできない先生方との飲み会や、グルメや観光などが出来ないという、寂しい思いもありますが、

 

これも時代の流れであり、仕方ないことだと思います。

 

 

今回、視聴期限が22日までだったのですが、何度か聴かないと消化しきれないような、濃い内容の講演も多々あり、欲を言えば今月いっぱいくらいにして欲しかったです。苦笑

 

(あと倍速再生)

 

 

一つ一つの講演に、細かい感想を述べていくとキリがないので、ここでは特に印象的だったもののみにしますが、熊本赤十字病院の総合内科部長である加島雅之先生「漢方サポートはじめました」は素晴らしかったですね。

 

 

総合病院内の入院患者さんに対して、鍼灸漢方で積極的に介入を行い、入院期間を短くすることに寄与できるのではないか、という内容で、この試みを継続し、いい結果を出し続ければ、

 

全国の総合病院で、入院患者に対して積極的に鍼灸を導入してみよう、という流れとか、それを目指したり、それ専門の鍼灸師が生まれる、という動きに繋がるかもしれません。

 

 

また加島先生は、以前からそうですが、伝統医学である鍼灸漢方を行うにあたっては、現代の研究成果を踏まえつつも、古典の記述を重んじる姿勢を一貫されており、そこも非常に嬉しかったですね。

 

 

大変稀有な存在で、心強い先生だと思います。

 

 

また、シンポジウム「医学部における鍼灸の教育の現状と課題について」では、長年、医学部において鍼灸医学を教育されている先生や、最近教育し始めた先生方が登壇され、

 

医学部における鍼灸教育の現状と課題がよく分かり、私も現在、順天堂東医研で講師を務めさせて頂いているので、大変参考になりました。

 

 

やはり多くの医大生や医師が、鍼灸医学に潜在的に興味や期待を抱いているという事実があり、色々と誤解されている側面もある訳なので、

 

そこは鍼灸師の側から積極的に働きかけるべきだと思います。

 

 

また、シンポジウム「気分障害に対する鍼治療の可能性 ~基礎と臨床、日本と世界の架け橋~」では、精神科疾患における鍼灸治療の可能性として、

 

日本とアメリカの基礎研究や臨床研究の現状を紹介して下さり、これも非常に期待が膨らむ内容で、興味深かったです。

 

 

あとは森之宮医療大学大学院教授である長野仁先生による教育講演「日本における灸の千五百年史と鍼の五百年史」は圧巻でした。

 

 

相変わらずの、圧倒的文献資料調査力。。。

 

 

これ、何回も聴きたかったんですが、視聴期限が来てしまって残念でした。

 

 

私も注目している、八十瀬玄為齋という鍼灸家の話が聴きたかったんですが、そこは都合で配信できなかったようで残念でしたが、長野先生にはぜひ「シン・日本鍼灸医学史」を構築してほしいです。

 

 

まあそれ以外にも、ここには書ききれないほど、興味深い講演が多数あり、素晴らしい回でした。

 

 

今回、コロナ禍に翻弄され、会場の設定やら何やら、二転三転を余儀なくされる状況の中で、最終的には完全オンラインという、未来を予感させる方法で、

 

70回の節目の学会運営を成功させた運営委員の先生方には、頭が下がる思いです。

 

 

一方で先週、東洋鍼灸専門学校の授業で「こないだの全日、参加した人ー??」と聞くと、クラスに1人くらいしかいなかったことがショッキングでした。苦笑

 

 

学会運営に死ぬほど時間と労力を割いている先生方がおられる一方で、学生からの学会への無理解、無関心、こういう現状も、改善させていくべき課題の大きな一つではないでしょうか。

 

 

東京も、PCR陽性者数が徐々に減少し、緊急事態宣言はひとまず明けましたが、全体としてはまだまだ不安感が拭いきれない雰囲気です。

 

 

 

1日も早く、社会の混乱が収まってくれることを祈るばかりです。

 

 

 

 

 

 

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第7回 症例検討会 DAPAカンファレンスに参加してきました!!

2021.06.17

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6.14の夜は、日本東方医学会の分科会であるDAPAカンファレンスに参加してきました!!

 

 

今回の症例は「小児の夜尿症」と、「産後の急性腰痛」の二症例。

 

 

小児の夜尿症も、西洋医学的な治療で難渋することも少なくなく、我々鍼灸院に相談が来ることの多い症例です。

 

 

小児夜尿症は、『中医症状鑑別診断学』では「小児遺尿」と表現し、病態としては腎陽虚、肺脾気虚、肝経鬱熱の3つが紹介されていますので、

 

小児で夜尿症だから何でもかんでも腎虚、何でもかんでもストレス、とかっていう愚を冒さないようにしたいですね。

 

 

私の経験からしても、しっかりと鑑別をして、的確に治療にあたった方が俄然効果が高いように感じています。

 

 

二例目の産後の急性腰痛では、普通のぎっくり腰かと思って対応していたら、実は腰部に骨折があった、という症例で、若い女性でも、意外と産後のホルモンバランスの崩れから、

 

骨粗鬆症が起こることがある、というのが、非常に教訓になりました。

 

 

清明院では、産後であろうとなかろうと、急性腰痛も普通にいつも通り弁証論治しますが、急性腰痛でなかなか治りが悪いものの中には、

 

悪性腫瘍や骨腫瘍なんかもまれにあり、妙に治りが悪い、いつもと違うと感じるものについては、やはり念のため叩打痛を診ておいたり、

 

適切なリスクヘッジは重要だと再確認できました。

 

 

また、この症例では、私の経験の中にある、いくつかの苦い思い出が頭をよぎりましたね。。。苦笑

 

 

・・・とまあこのように、非常に勉強になるDAPA、回を重ねるごとに受講者数が増えてきております!!

 

 

今回は、今後のDAPAの展開として、総合病院の総合診療科と鍼灸院の連携をする動きを作ってみてはどうか、という案も出ました。

 

 

これは絵空事ではなく、双方の関係者が入っての話なので、おそらくしっかりとした形で実現するだろうと思います。

 

 

国民の健康を支える医療人としての、心ある鍼灸師、鍼灸院が、西洋医学とも健全に協力しながら、安心して難しい病気に取り組める時代が、徐々に近付いているのかもしれません。

 

 

実現して動き出せば、患者さんにとって、福音となることと思います。

 

 

次回は7月12日(月)20:00~ 1時間程度です。

 

 

次回は緩和ケアの現場から症例が出てくるとか・・・。

 

 

緩和ケアと鍼灸は、実は相性抜群だと思っています。

 

 

これまた、多くの思い出が、頭をよぎりますね。。。

 

 

楽しみです!!

 

 

 

お申込みはこちらから近日中にいけるようになると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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2021年 5月の診療日時

2021.05.01

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◆患者さん各位

 

 

 

コロナ禍、前回の緊急事態宣言がようやく明けたと思ったら、あっという間に第四波で、日本は部分的にまた緊急事態宣言、オリンピックもやれるかどうか、やったとしても無観客しかないか、というような情勢ですね。

 

 

ワクチンが、変異株が、後遺症が、オリンピックが、補償問題が・・と、この騒動にまつわる難しい話題は尽きることがなく、国民の不安はなかなか解消されません。

 

 

ワクチンという変数が加わったものの、全然国民全員には行き渡ってない中で、また第四波。。。

 

 

こないだの「朝まで生テレビ」では、今の接種ペースでいくと、高齢者に打ち終わるまでに二年かかるとか。(苦笑)

 

 

このまま感染対策、感染対策と言って、飲食店を中心に、自由経済を制限し続ければ、企業の倒産、個人の廃業、失業はますます増加し、

 

日々失業者が増え、借金苦や貧困、将来に希望が持てないことからの精神病患者や自殺者が増えることは自明。

 

 

これはもうすでに、ずいぶん増えてきているようです。

 

参考サイト

 

 

街の空き物件も、日に日に増えています。

 

 

これまではまだ余裕な雰囲気だった、よく行く美味しい飲食店のオーナーさんも、流石にストレスが顔に出ていました。

 

 

もはやここまで来ると、ワクチンが国民のほとんどに出回ったとしても、オリンピックがやれたとしても、残念ながら、すぐに景気が回復したり、

 

感染者問題が解決するとはとても思えず、まだまだ暫く(数年?数十年??)は、この騒動は続くのでしょう。

 

 

そして数年後、数十年後には、これまでのように大勢で集まって大声を出すようなイベントや、飲食、旅行などの形は、これまでとは変わってしまうのではないでしょうか。

 

 

これはとても不安なことですが、じゃあ何が出来るかと言えば、結局は出来る範囲の感染対策をしつつ、生活することしかない。

 

 

・・・という訳で、今は確定している、信頼できる情報を参考に、冷静に、出来る範囲で感染予防をしつつ、常に心身を調整し、最適化しておくことが一番でしょう。

 

 

自覚的な体の不調があるなら、早め早めに対処しておくことです。

 

 

鍼灸も、大いにご活用下さい。

 

 

いずれにせよ、終息しない疫病はありませんので、しっかりと前向いていきましょう。

 

 

清明院では、感染対策については最新情報を参考に、常に最大化、最適化し、この騒動中もいつも通り、まったくの不動心で診療しております。

 

清明院のコロナウイルス対策に関して   参照

 

 

なお、ネット等々の雑多な情報や、煽情的な極論の類に惑わされないよう、以下に参考サイトを示します。

 

 

【一般の方向け】

 

 

内閣官房 「新型コロナウイルス感染症対策」特設ページ

 

厚生労働省 「新型コロナウイルスに関するQ&A」(随時更新)

 

新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談センター(各都道府県)

 

新型コロナウイルス関連、経済産業省支援政策一覧(随時更新)

 

 

【専門家の方向け】

 

 

(公社)日本医師会特設サイト

 

COVID-19 感染症に対する漢方治療の考え方 改訂第二版(金沢大学 小川恵子先生)

 

【緊急寄稿】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する漢方の役割(渡辺賢治ほか)

 

新型コロナウイルス肺炎診療ガイドライン試行第8版(中華人民共和国国家衛生健康委員会弁公庁)日本語訳版

 

新型コロナウイルス感染症の舌診について(医道の日本社 随時更新)

 

中国鍼灸学会「COVID-19のための鍼灸介入ガイドライン(第2版)」日本語訳版

 

 

 

◆清明院、2021年5月の診療日時

 

 

臨時休診日、休診時間等も、全てこちらに告知してありますので、御予約の際は、予めご参照下さい。

 

◆毎週日曜日は、外来診療、訪問診療とも、終日休診となります。

 

 

◆毎週月曜日は、外来診療のみ、終日休診となります。

 

 (※往診事業部は稼働しておりますので、初診、再診のご予約や、予約時間変更のお電話は受付可能です。)

 

 

◆火曜~金曜は14時から17時まで、土曜日は14時から15時は、昼休みとさせていただきます。

 

 

◆水曜日は、院長が東洋鍼灸専門学校にて講義のため、外来は①14時~、②17時半~、③18時半~の3枠のみの受付とさせていただきます。

 

 

◆5.27(木)は院長が順天堂大学医学部、東洋医学研究会に参加のため、午後は17時半~の再診受付、15時~の初診受付が最終枠となります。

 

 

◆5.3~4はGWの臨時休診になりますが、電話は繋がるようにしておきますので、緊急の際はご連絡ください。

 

 

 

以上、診療時間外の活動等で、ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解ご協力のほど、よろしくお願い申し上ます。

 

 

 

 

清明院 院長 竹下有

 

 

 

 

年内最終診療終了!!

2020.12.30

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清明院では現在、院内診療、訪問診療ともに多忙のため、求人募集しております!

 

 

募集内容の詳細はこちら!!

 

 

 

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清明院、本日で、年内最終の診療を無事終了しました!!

 

 

患者さん、スタッフ、また、いつも陰から、陽から、清明院を応援して下さる皆々様に、今年も心から、感謝申し上げます。<m(__)m><m(__)m>

 

 

 

 

今年は、実に珍しい年になりました。

 

 

年の初めは、1964年以来の、56年ぶりの東京オリンピックイヤーで、日本全土が空前の盛り上がりを見せる年になるかと思いきや、なんとスペイン風邪以来、

 

約100年ぶりのパンデミックという惨事に見舞われ、逆に日本中が、盛り上がりとは真逆の、強いストレスにさらされた年となりましたね。

 

 

そして、これは今でも継続しており、状況もまだ決して上向いているとは言えず、ワクチンへのほのかな期待はあれども、完全終息はまだまだ先の話になるだろうと思います。

 

 

日本中、飲食業、観光業を中心に、体は元気なのに、思う存分仕事させてもらえないという、大変キツイ状況は、残念ながら、もうしばらく続くでしょう。

 

 

清明院も、飲食や観光ほどではないにせよ、なんといっても第一波、第二波の時には「エピセンター」といわれた新宿ですので(苦笑)、コロナの影響はそれなりには受けましたが、

 

かえって、このことによって空いた時間に、業務上の色々な甘い部分や不具合を見直し、改善するチャンスを頂いたと捉え、問題点を片っ端から洗いだし、片っ端から改善、修正する、

 

という年になりました。

 

 

もちろん診療は、最大限の感染対策を講じつつ、毎日元気にやっております!!

 

 

実は、清明院のあらゆる業務の改革、改善については、ブログにもチョイチョイ書いていたように、10周年の節目を迎えた去年から考えていたことだったんですが、

 

10年間、ひたすら突っ走ってきた分、すぐには止まれないなよあ・・、ということもあり、これは何年かかけて、段階的に、徐々に見直そう、と思っていたのですが、

 

コロナ禍によって、半強制的に立ち止まることが出来たので、思いがけず、サクサクと業務改善を進めることが出来ました。(゚∀゚)

 

 

最低でも3年はかかるな、と思っていた業務改革が、半分以下のスピードで進められそうです。

 

 

もうすでに、かなり進めました。

 

 

また、今年はそんなことをしつつも、メディアでも医学界でも「コロナ後遺症」が盛んに取り沙汰される中、11月にはCOVID-19退院後の症例を日本中医学会で発表することも出来ました。

 

 

また、(一社)北辰会でのeラーニング講義も、順天堂東医研での対面+オンラインのハイブリッド講義も、毎月行うことが出来ました。

 

 

東洋鍼灸専門学校での毎週の実技講義も、対面+オンラインのハイブリッドで、どうにか行えています。

 

 

本当に、皆々様のおかげです。<m(__)m><m(__)m>

 

 

個人的には、来年は40歳になる節目の年、やるべきことはやりつつ、環境をさらに整え、より、臨床に集中していきます。

 

 

緊急事態宣言の後に初診に見えた患者さんや、その前から、変わらずに治療に見えている患者さんには、深刻な病の方も多いです。

 

 

 

来年も一例一例、気合入れていきますので、何卒、宜しくお願い致します!<m(__)m>

 

 

 

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順天堂東医研に参加してきました!!

2020.10.23

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先日、順天堂東医研に参加してきました!!

 

 

今回の講師はいつもお世話になっている吉祥寺中医クリニック院長、長瀬眞彦先生

 

 

講義テーマは

 

「ストレス性疾患の漢方治療 ストレスばかりが悪者なのか?自分の内面も見てみよう」

 

です!

 

 

いつもながら大変分かり易い内容で、症例も実にリアルなもので、大変参考になりました。

 

 

よく使われ、いい加減に使われ過ぎて問題になったこともある、「柴胡剤」の使い分けの話も、非常に分かり易かったです。

 

 

いつか蓮風先生が

 

「漢方医と組むなら、柴胡剤を上手に使いこなせる医者と組まなきゃいかん!」

 

と仰っていたのを思い出しました。

 

 

ストレスと、様々な不定愁訴。

 

 

現代で鍼灸漢方を使った臨床をやる場合、これが非常に重要なテーマです。

 

 

現代日本はよく言われるように、自殺者も多い、ストレス社会です。

 

(2016年のデータでは、G7の中ではTOPだとか。)

 

 

まあ実際に約20年間、鍼灸臨床に携わった経験から言っても、多くの人は、ストレスから、ありとあらゆる病にかかります。

 

 

本来は、いくところまでいっちゃって、自殺だの、西洋医学的に立派な病名がつく「前」の段階で、何とかするべきだし、出来る筈です。

 

 

じつは、それに強大な力を発揮するのが、東洋医学だと思います。

 

 

まだ血糖値だの血圧だの、検査結果に異常が出てくる前の時点で、体には様々な不調が起こってきます。

 

 

その段階で早々と適切に対処することが出来れば、その先にある、大きな不幸を味わわなくて済みます。

 

 

まさに『黄帝内経』のいう「治未病」が実践できます。

 

 

今回も非常に示唆に富んだ内容でしたし、アンケートでも大変重要な質問や要望が出ていました。

 

 

また、今回は全国の各大学からいよいよ1年生が多く参加して下さり、それも大変嬉しかったですね。

 

 

今から6年間かけて、西洋医学と並行しつつ、ガンガン東洋医学を身に付けたら、将来は素晴らしい医師になることでしょう。

 

 

 

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清明院のコロナウイルス対策に関して(2020.5.12更新)

2020.05.12

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前回のコロナ対策記事から二週間、またしてもこの記事を更新しなくてはならないようですが、この騒動が始まってから初めて、

 

状況が上向いている感じではあるので、多少は、気持ち的に楽ですな。(^^;)

 

 

2020.4.7に、当初は5.6まで、ということで発令された緊急事態宣言ですが、予想通りというかなんというか、GW明けても、けっきょく5.31まで延長、

 

ということとなってしまっています。

 

(まあ状況次第では、月末を待たずに解除する方向らしいですが)

 

 

東京では、仕事再開に関して、5.7から、とか、遅いところでも5.11から、と思ってスケジュールを組んでいた企業が多いのか、今週は電車も街も、なかなかの人出です。

 

 

明らかに人流が戻ってきています。

 

(これだと、パッと見た感じ、8割減まではいってないでしょうね。。。)

 

 

テレビの報道では、都内の感染者数が一時は1日200人を超えており、このまま感染爆発し、500人、1000人・・・といくかと懸念されていましたが、

 

5.12現在、10日連続で2桁を維持、今日の報道では1日28人、ということで、賢明なる国民、都民の、徹底した自粛活動が、見事に効を奏しているように見えます。

 

 

・・・しかしこれも、怖いと言えば怖いですね。

 

 

ここで気が緩むと、今から二週間後、東京では再び増加傾向に、なんてことも十分あり得ますし、スペイン風邪の時のように、第二波、第三波があり得る、

 

年単位での戦いになることもあり得る、というところまで考えると、自粛して、今の状況だからもう大丈夫、というのは楽観的過ぎるようにも思えます。

 

 

一足先に普通の生活を取り戻したかに見えた韓国でも、今日の報道では再びクラブ(昔でいうディスコ)でのクラスターが発生した、とやっていました。

 

 

今回の騒動の発端の地となった中国、武漢でも、再び感染者が出たとか。

 

 

・・・という訳で、まだまだ、微妙なところですね。。。

 

 

しかし、このまま自粛自粛でいけば、すでに報道されているように、倒産する会社や、失業する人が日々増えていくでしょう。

 

 

一体どこら辺が、経済面から見た活動自粛の限界点なんでしょうかね。

 

(その議論もボチボチ出てきているけど、まだあんまり聞かないね。)

 

 

いずれにせよ、諸状況を冷静に勘案して、日本国民は賢明な判断をするでしょう。

 

(・・・と信じたい。(笑))

 

 

まあどうであれ、防護服を着て無菌室に籠っている、ということは出来ないし、仕事を完全に止めたら生活していけないし、補償制度だってまだ不透明、不安定、不十分であり、

 

しかも終わりが全く見えない状況である以上、各企業、各個人が、引き続き、出来る範囲で、冷静に、最大限の感染対策をするしかないのでしょう。

 

 

こういう、不安で混乱状態の時、悲観論で不安を煽るのも違うし、楽観論で対策意識を下げるのも違う。

 

 

自分の考えと違う人を貶めるのも違う。

 

 

対立や分断では、何も解決しない。

 

 

・・・という訳で、現時点で、清明院としてとっている対策を以下に示します。

 

(今後、感染状況の動向に応じて、さらに強化、変更する可能性があります。)

 

 

1.スタッフ全員、マスク着用

 

2.1日3回(朝昼晩)、窓を全開にして院内を換気。トイレは常に換気。診療中も換気扇は常時稼働。

 

 (清明院はビルの6階フロアに1部屋のみであり、隣接した障害物は無く、風通しは最強です。(苦笑))

 

3.来院時、院の玄関にて全患者さんにエタノールで手指消毒していただく

 

 (付き添いの方も含めて全員。エタノールに過敏な方は手洗いいただく。)

 

4.咳が出ている患者さんには、マスクを着用していただく

 

 (出ていなくても、なるべく着用していただく)

 

5.院内のものをなるべく触らないようにご配慮いただく

 

6.往診事業部は、上着を患者さん宅の玄関前で脱ぎ、患者さん宅に着て入らない。

 

 (それでも念のためにと、往診を一時中断している患者さんも多いですし、ほとんどの高齢者施設は現状、外部業者出入り禁止となっています。)

 

7.患者さんが出た後、治療室に次亜塩素酸水をスプレーで噴霧して、空間除菌。

 

 (これも、次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの違いや、それぞれの効果のほどは熟知した上で、念のためにと、行っております。)

 

8.次亜塩素酸ナトリウム希釈液、エタノールにて、トイレ、患者さんの動線、手に触れるものをこまめに拭いて消毒

 

 (もちろんながら、次亜塩素酸ナトリウムの取り扱いに関しては、重々注意しております。素手で触ったら皮膚が溶けますし、空間に噴霧なんてしたら、逆に喉や目の粘膜を傷めます。)

 

9.受付に、万が一の飛沫感染対策の衝立を設置

 

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↑↑前回よりもだいぶスタイリッシュになりました☆

 

(今後も疫病騒ぎはあるでしょうし、清明院は医療施設ですので、これを機に、キチッとしたものを施工する予定です。)

 

10.気温も上がってきたので、診療中も共用スペースは窓を開けて常に換気

 

11.スタッフ間の距離を2mほど空ける(ソーシャルディスタンス)

 

12.キャッシュレス決済を導入

 

 (↑↑まあこれは、ウイルス対策ってほどでもないんですが、現金を触るのが不安、という患者さんは多いです。)

 

13.治療時、フェイスガード着用

 

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↑↑こんなことになりました。

 

14.院長以外の院内スタッフは全員衛生手袋を着用し、郵便物の梱包材は院内に持ち込ず、外で開梱する。

 

 (院長も施術ごとに手指消毒を徹底)

 

15.ビルの入り口からエレベーターの中も、朝昼晩消毒、除菌。

 

16.院内三密を避けるため、スタッフの時短勤務。

 

 (清明院の施術スペースは全室完全個室ですし、全患者さん、完全予約制ですので、待合室も、患者さん同士の三密状況はあり得ません。)

 

 

・・・ま、今のところここまでですが、今後も感染状況の動向に応じて、柔軟に最適化、でいきます。

 

 

因みに、

 

「もし自分が無症状だけど感染していて、先生にうつしたら申し訳ないし、他の患者さんにも申し訳ないから来院、治療を控えている。」

 

と仰る患者さんがいらっしゃいましたので、ここに付記しておきますが、清明院では上記の16項目の対策に加え、治療では、私はマスクとフェイスガードをしており、

 

患者さんもマスクをした状態で、再診時の問診時間は長くても3分程度、対面状態、接近状態でもないですから、濃厚接触にはあたりません。

 

NIID国立感染症研究所「濃厚接触者の定義変更等に関するQ&A」参照

 

 

初診時の問診についても、問診スタッフはマスクとフェイスガードを着用し、患者さんにもマスクを着用していただき、2メートル以上離れた状態で、

 

なおかつ部屋を換気しながら問診しますので、これも濃厚接触にはあたりません。

 

 

従って、万が一患者さんの方で症状が出て、感染が判明したとしても、清明院が濃厚接触者として、診療を休まざるを得ない状況にはなりませんので、

 

その点はご安心ください。

 

 

・・・しかし、どこまでやっても、感染リスクを完全にゼロにすることは不可能だと思いますので、どうしても怖い、という患者さんは是非お電話ください。

 

 

出来る範囲で、サポートいたします。

 

 

東洋医学では、こういう感染力の強い、体質素因に関係なく、罹患すると同じような病理変化を起こすウイルスや細菌のことを「疫癘(えきれい)の邪気」と言います。

 

 

有史以来、東洋医学でも、これとの闘いは、あらゆる書物に記されています。

 

 

韓国ドラマ 『チャングム』 『ホジュン』 でも、疫病の恐ろしさが描かれていましたね。

 

(↑↑Amazonプライムにリンク貼っときました。見てない人は今こそ見ましょう!!!ついでに『馬医』も!!)

 

 

チャングム、ホジュン、馬医を見た人には『第三病院』『以心伝心』『太陽人 イジェマ』もおすすめ!!

 

 

中国漢代の『傷寒論』、明代の『温病学』を見れば分かるように、「疫癘」はある意味、伝統医学が発展する呼び水でもあります。

 

 

今回の新型コロナウイルスも、中国では、鍼灸漢方と、気功や太極拳などの運動法と、西洋医学を組み合わせて、非常に高い効果を得た、という報告もあります。

 

(今回の騒動が結果的に中国伝統医学の発展に繋がるかはまだ分かりませんし、この情報の信憑性自体を疑う声もありますが)

 

 

私も、武漢で実際に新型コロナの治療にあたった中国の先生方や、海外の論文、今現在日本で治療にあたっておられる先生方から、出来る範囲で常に最新情報を仕入れています。

 

 

いずれにせよ、感染しないことはもちろん、万が一感染してしまっても、無症状、軽症で経過し、抗体を得ること、これが大事であり、

 

そのためには東洋医学による「治る力」の最大化は重要、有用でしょう。

 

(とはいえ、ネットで得た情報で、やみくもに何か漢方を飲むとか、どっかのツボにデタラメにお灸するとか、そんなんはダメですよ。)

 

 

こういう時こそ、言うまでもなく平生からの「養生力」が大事であり、手洗いうがいや手指消毒、三密を避けるなどの基本的なことに加えて、

 

時間と量と内容の適切な飲食

 +

十分な睡眠

 +

精神的ストレスを遠ざけること

 +

適度な運動

 

これらが何より重要です☆

 

 

「治る力」を高めるには、心身の安定と、柔軟性の確保が何より大事なのであり、そのための方法論は人によって違いますから、特定の食品やサプリや飲料水を摂ったから大丈夫、ということはないです。

 

(雑多な情報に騙されないように、冷静に。)

 

 

・・・ま、こないだも書きましたが、何しろ現状で確定している情報をもとに、冷静に、出来ることを、ですね。

 

 

終息しない疫病はありません。

 

 

(以下参考サイト)

 

 

【一般の方向け】

 

 

内閣官房 「新型コロナウイルス感染症対策」特設ページ

 

厚生労働省 「新型コロナウイルスに関するQ&A」(随時更新)

 

新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談センター(各都道府県)

 

新型コロナウイルス関連、経済産業省支援政策一覧(随時更新)

 

 

【専門家の方向け】

 

 

(公社)日本医師会特設サイト

 

市中病院で経験した、 人工呼吸器装着が必要であった重症 COVID-19 肺炎の感染対策、治療について(症例報告)

 

自衛隊中央病院 クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」から搬送された新型コロナウイルス感染症(COVID-19)104症例のまとめ

 

COVID-19 感染症に対する漢方治療の考え方 改訂第二版(金沢大学 小川恵子先生)

 

【緊急寄稿】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する漢方の役割(渡辺賢治ほか)

 

新型コロナウイルス肺炎診療ガイドライン第7版(中華人民共和国国家衛生健康委員会弁公庁)日本語訳版

 

新型コロナウイルス感染症の舌診について(医道の日本社 随時更新)

 

中国鍼灸学会「COVID-19のための鍼灸介入ガイドライン(第2版)」日本語訳版

 

広東省「肺炎1号方」に関して(広東省薬品監督管理局:中国語サイト)

 

 

 

 

 

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