東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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総合と総体 15

2016.12.26

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これまでのお話

 

総合と総体 1

総合と総体 2

総合と総体 3

総合と総体 4

総合と総体 5

総合と総体 6 

総合と総体 7

総合と総体 8

総合と総体 9

総合と総体 10

総合と総体 11

総合と総体 12

総合と総体 13

総合と総体 14  参照

 

 

 

◆奥村裕一学術部長の仕事

 

 

このシリーズを貫く、「気一元論」「太極陰陽論」「三焦論」すべてに関わって、先日、北辰会の学術部長である奥村裕一先生が、

 

日本伝統鍼灸学会の学会誌『伝統鍼灸』43巻1号にて、

 

「江戸期鍼灸諸流派における膏の原・肓の原-隔膜・募原・心包・三焦との関わり-」

 

という研究報告を発表されました。

 

 

詳しく紹介するのはとても大変なので(苦笑)、ここでは「総合と総体」に関わる部分をかいつまんで紹介します。

 

 

素晴らしい論文なので、東洋医学に関わる専門家の方は是非読んでみて下さい。

 

(ただ、とんでもない情報量です。(笑))

 

 

この中で、奥村先生は、沢庵和尚の三焦論の見解、「気一元論」が、日本では歴史的に儒教、道教、仏教の影響を受けながらまとまってきたという見解、

 

また、「太極」という考え方を実際の腹診に置き換えて説明したりと、このシリーズで語ってきたような内容を、さらに詳しく、

 

膨大な資料を読みこなした上で考察して下さっています。

 

「沢庵和尚(たくあんおしょう)」という人物   参照

 

 

まあ平たく言うと、この論文を読むと、江戸期までは、日本の歴代の学者にしても、当時の医者(僧医)にしても、この医学がもともと前提として持っている宇宙観、全体観という視点だったり、

 

そこから派生する「三焦論」「太極」「気一元」といった概念をどうとらえるか、そしてさらに、それを臨床ではどのように運用するか、そういうことに腐心していた様子がよく分かります。

 

 

このようなことを踏まえると、我々は毎日毎日、患者さんのおへその周辺、みぞおちを当たり前のように触って診ている訳ですが、そこが持つ意味は実に深いナー、と思います。

 

 

また、そういう部分に上手に鍼をすることで、通常ではあり得ないような変化が起こる事実を体験、感得すると、この理論が空論でないことが分かります。

 

 

エライことを観察したねえー、昔の人らは。

 

 

 

続く

 

 

 

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