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これまでのお話
総合と総体 7 参照
◆「部分らしきもの」に分けた意味
ここまで語ってきたように、東洋医学は、なんだかんだと分析しながら、常に
「全体」「総体」「一」「一元的身体観」
に立ち戻って考えることが、その特長です。
でも、本当の意味で対象を「全体無媒介的に」まるっと真相を理解し、捕まえるためには、「直観的認識」しか方法は無いのですが、それでは一般化、大衆化は不可能です。
そこで、古代中国の医師達の解決策としては、一応「部分らしきもの」に分けて、その上で、全体を再構成する、という認識手段をとります。
その考えに基づいて人体に設定されたのが、「五臓六腑」です。
「五臓六腑」については、以前さんざん書きました。(笑)
カテゴリ「心包・三焦」 参照
まあ今読むと、わずか5年位前の文章なんだけど、幼稚過ぎて笑えます。
でもまあ、この時から私の主張のキモは変わっておらず、当時の私も、当時なりに東洋医学の内臓観と、西洋医学の内臓観を混同するなよ!!ということを、文章の中で、口を酸っぱくして訴えております。
「全体に立ち戻って考える」「総体における気の傾斜を知る」のが目的な訳ですから、各内臓の写実的な形体であったり、各内臓それぞれの、細部における形体的特徴や、
それら細部の発現する詳細な作用などよりも、各内臓同士がどのように関わっていることで、人体の恒常性が保たれているのか、その状態がどうなっているのかは体表面に現れるため、
それを如何に評価するか、というところに、興味は注がれます。
そして、全身を周流する「十二経絡」が設定(ある意味発見)され、その状態をうかがうことの出来る「経穴」というものが設定(これもある意味発見)されたと。
だから、各蔵府を切り分ける境界などはあえて不明瞭で、曖昧である方が、全体を再構築する時に、より完璧に近くなる、と考えていたのだろうと思います。
だから五臓六腑の中に、ある意味では「全身」を示し、臓腑間の「間隙」を示す「三焦の腑」なんていうものの設定も、必要だったんだろうと思います。
このように、「総合と総体」という観点から、東西両医学の本質的な特長と良さを把握していれば、江戸末期から明治時代に、両医学が対立し、闘争し、
結果的に一方がパージされる形での不幸な結末は迎えなかっただろうに、と思うと、惜しくてなりません。
続く
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